第106号 2001年5月30日発行

題字解説


表紙解説

源頼光の土蜘蛛退治・百鬼夜行絵巻・百鬼徒然袋(本館蔵)


源頼光の土蜘蛛退治
歌川国芳画
大判錦絵2枚続の左
文政(1818~30)後期

土蜘蛛の妖怪が病の頼光を悩ませるが、逆に頼光に斬りつけられる。武者絵に腕を振るい始めたころの国芳の作。

百鬼夜行絵巻 上

服飾品、鍋、釜などの化生を描いたもので、原形は、室町時代物語の『付喪神記』の一系統から、妖怪たちの祭礼行列の部分を抜き出して作られたものといわれる。本絵巻は、土佐光信作と伝える真珠庵本系統の摸本である。

百鬼徒然袋 下

妖怪や幽霊を描いた肉筆画帖で全20図からなる。鳥山石燕に同名の版本作品があるが、本作は先行するさまざまな妖怪画に素材を求めている。

目次

巻頭エッセイ 博物館へ行こう!

印刷の過去、現在、未来をわかりやすく伝える / 宗村 泉

歴史の証人 写真による収蔵品紹介

『大石兵六物語絵巻』について

[特集] 境界を越える歴史学 異界Ⅱ

  • “あの世”の絵解き / 高達 奈緒美
  • 近世文学における道具の妖怪 / 横山 泰子
  • オビシャ・年占説への挑戦 / 萩原 法子
  • [コラム] 妖怪の出る場所 / 内田 忠賢
  • [コラム] 異界の山、白神山地 / 花部 英雄

歴博対談 第36回 鼎談

前期旧石器遺跡「捏造」問題を考える / [木村 英明+河合 信和+春成 秀爾]

歴史への招待状

[企画展示] 異界万華鏡-あの世・妖怪・占い- / 常光 徹

書評

白石太一郎著 『古墳と古墳群の研究』 / 森下 章司
内田順子著 『宮古島狩俣の神歌-その継承と創成-』 / 原 知章

展示批評

[企画展示] 縄文文化の扉を開く-三内丸山遺跡から縄文列島へ-
「縄文列島」に光をあてた続編を期待します / 千葉 豊

れ・き・は・く・井・戸・端・会・議

歴博かわら版