第102号 2000年9月20日発行

題字解説

  • 特集:境界を越える歴史学 海と川
  • 連載「歴史の証人-写真による収蔵品紹介-」
    「東海道物錦絵」

表紙解説

世界万国日本ヨリ海上里数王城人物図
河童の想像模型
白麻地宝船鳳凰模様友禅帷子

世界万国日本ヨリ海上里数王城人物図

近世の人々の世界認識に大きな影響を与えたマテオ・リッチ系世界図の一つ。周囲には「長人国」、「小人国」、「女人国」、「一眼国」などの人物も描かれ、海外への想像力をかきたてている。

河童の想像模型

河童の姿は、時代や地域によってさまざまに想像されてきた。その属性や性格も一様ではない。高木春山の『本草図説』(江戸時代)に描かれた河童をもとに作った想像模型。

白麻地宝船鳳凰模様友禅帷子

古来、遥か海のかなたから宝船が訪れ、幸福をもたらすと信じられてきた。写真は、小袖に染められた瑞祥の唐船宝船で、西方海上にあるとされた蓬莱山から、よき初夢と財宝を運ぶという。

目次

巻頭エッセイ 博物館へ行こう!

体験学習と「総合的な学習の時間」 / 羽佐田 真一

歴史の証人 写真による収蔵品紹介

「東海道物錦絵」

[特集] 境界を越える歴史学 海と川

  • 海のなかの川を越えて 青山 宏夫
  • 黒潮圏の考古学 小田 静夫
  • 境界を生きる河童 森栗 茂一
  • [コラム] 「江戸時代の寄鯨」 後藤 雅知
  • [コラム] 「国境なき漂着物集団」 石井 忠

歴博対談 第32回

琉球と薩摩の文化交流 / [原口 泉+比嘉 政夫]

歴史への招待状

天下統一と城 / 千田 嘉博

書評

『人類にとって戦いとは1、2、3』 / 宇野 隆夫/熊澤(保谷)徹/加藤 陽子

書評

『宮座と老人の民俗』 / 政岡 伸洋

展示批評 [企画展示]北の島の縄文人-海を越えた文化交流-

小さな北の島の遺跡から縄文人の生きる力の大きさを知る / 山田 昌久

れ・き・は・く・井・戸・端・会・議

歴博かわら版