第101号 2000年7月20日発行

題字解説

  • 特集:境界を越える歴史学 学問
  • 連載「歴史の証人-写真による収蔵品紹介-」
    「諸職由緒書と職祖信仰」

表紙解説

山梨県甲斐国小学校生徒勉強鏡(本館蔵)
稲荷台1号墳出土「王賜」銘鉄剣(市原市教育委員会蔵)
稲荷山古墳出土鉄剣(埼玉県立さきたま資料館蔵)

山梨県甲斐国小学校生徒勉強鏡(左写真)

1872年、明治政府は学制を発布して全国に小学校の設立を命じた。小学校生徒勉強鏡は、成績の上位者から順に記した番付である。小学校からの熾烈な成績争いは、今に始まったものではない。

稲荷台1号墳出土「王賜」銘鉄剣(右写真左)

千葉県市原市。5世紀半ばに中央の王権から地方豪族に下賜された、「王賜」に始まる銀象嵌7文字の銘を持つ鉄剣。歴博でのX線透過分析により銘文が発見された。

稲荷山古墳出土鉄剣(右写真右)

埼玉県行田市。「辛亥年(471)」ほか115文字の金象嵌銘を持つ鉄剣。X線透過分析により銘文が発見され、日本古代の国家の成立や文字の始まりについての議論の発端となった。

目次

巻頭エッセイ 博物館へ行こう!

「来館者中心」へと変貌する韓国国立民俗博物館 / 金 宗大

歴史の証人 写真による収蔵品紹介

「諸職由緒書と職祖信仰」

[特集] 境界を越える歴史学 学問

  • 多視点から新しい歴史像を描く / 平川 南
  • 万葉研究と民俗学の結婚―光と影と― / 上野 誠
  • 自然科学から歴史学へ―年代測定を考える― / 今村 峯雄
  • [コラム] 「越境の学問・民俗学」 / 菅 豊
  • [コラム] 日本における真鍮製造と亜鉛輸入 / 原 裕一

歴博対談 第31回

歴史資料としての自然と環境 / [塚本 学+辻 誠一郎]

歴博けんきゅう便 第四回

東の眼西の眼 第三回歴博国際シンポジウム見聞記 / 常木 晃

書評

『国立歴史民俗博物館研究報告』第81集
「過去一万年間の陸域環境の変遷と自然災害史」 / 米倉 伸之

自著紹介

「岩波ジュニア新書 沖縄からアジアが見える」 / 比嘉 政夫

「民俗学がわかる事典」 / 新谷 尚紀

展示批評 [企画展示]地鳴り山鳴り―民衆のたたかい三〇〇年―

重い課題のビジュアル化に成功 / 青木 美智男

れ・き・は・く・井・戸・端・会・議

歴博かわら版