資料調査報告書

「中世益田現地調査成果概報 vol.1」

本書は、2016年度に本館共同研究「中世日本の地域社会における武家領主支配の研究」(研究代表者:田中大喜)が現在の島根県益田市域に存在した中世長野荘を対象に実施した現地調査の成果概要について、調査成果の地域市民への速報的な還元を目的に刊行したものである。

本書は、(1)長野荘の領主拠点を探る、(2)陶磁器からみた中世益田―高津川流域―、(3)近現代の長野荘―「なりわい」をめぐる聞き取り調査の成果―から成る。

(1)は、中世長野荘のうち、豊田郷と安富郷を拠点とした武家領主の拠点とその空間構造について、中世~近代の文献史料と現地の聞き取り調査によって得られた情報をもとに、特定と復元を試みたものである。(2)は、長野荘域で発掘された中世遺跡から出土した遺物を全点整理し、それぞれの遺跡の特徴についてまとめたものである。(3)は、長野荘豊田郷内小俣賀・梅月・左ケ山故地において実施した近現代の生業の様相に関する聞き取り調査をもとに、それぞれの地域の生業の特徴をまとめたものである。

中世益田現地調査成果概報vol.1【PDFファイル】

発行年月:2017年10月、出版社: 弘文社 ※非売品