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謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、当館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。
当館では平成27年7月28日(火)より、第3展示室副室において、特集展示「印籠」を開催します。
当館は平成25年度に約4000点にのぼる根付・印籠のコレクションの寄贈を受けましたが、この中には約300点の印籠が含まれます。今回の特集展示では、これらの中から代表的なものを選び、初めて公開します。また、当館が以前から所蔵している「牧野義一印籠コレクション」の印籠や関係書籍等もあわせて展示し、約120点もの資料が展示室を華やかに飾ります。
印籠には、装身具としての機能が求められ、高度な工芸技術を駆使した装飾がほどこされました。展示室では、多様な素材や工芸技術、装飾デザインなどを解説しつつ、都市を中心に華開いた豊かな生活文化の一端をご紹介します。
つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。
敬具
開催概要
『印籠』
開催期間 | 2015年7月28日(火)~8月30日(日) |
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会場 | 国立歴史民俗博物館 第3展示室(近世)副室 |
料金 | 一般420(350)円/高校生・大学生250(200)円 ( )内は20名以上の団体 |
開館時間 | 9時30分~17時00分(入館は16時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日 (月曜日が祝日の場合は翌日) |
主催 | 国立歴史民俗博物館 |
趣旨
当館は、平成25年度に約4000点にのぼる「根付・印籠コレクション」の寄贈を受けましたが、この中には約300点の印籠が含まれます。今回の特集展示では、その中からさまざまなタイプの印籠を選び、当館が以前から所蔵している「牧野義一印籠コレクション」とあわせて公開します。
通常の総合展示ではまだ展示されたことのない初公開の資料や、展示の機会の少ない貴重な資料をみることができます。
印籠は、武家や裕福な町人男性が佩用(はいよう)する携帯用の薬入れとして、近世初期から急速に流行しましたが、当初より装身具としての機能が重視され、高度な工芸技術を駆使した装飾がほどこされました。展示室では、多様な素材や工芸技術、ウィットに富む装飾デザインなどを解説しつつ、都市を中心に華開いた豊かな生活文化の一端をご紹介します。
みどころ
100点を超える展示資料(印籠)のほとんどが、初公開です。
蒔絵・螺鈿・彫漆・芝山象嵌など、江戸時代から明治時代におこなわれた各種技術の粋を集めた細密工芸としての印籠の美をご堪能いただけます。
小型で精巧な工芸品は、明治時代以降、外国人の目にとまり、日本美術愛好家たちの蒐集対象となりました。本展示では、ジャポニスム運動の強力な推進者として知られるルイ・ゴンス(Louis Gonse 1846-1921)や、アメリカの宝飾デザイナー・ガラス工芸家、ルイス・カムフォート・ティファニー(Louis Comfort Tiffany 1848 -1933)旧蔵の印籠も展示されます。
主な展示物(予定)
桔梗蒔絵螺鈿印籠 銘「法橋光琳造」 (根付・印籠コレクション) かつては、アメリカの宝飾デザイナー・ガラス工芸家、ルイス・カムフォート・ティファニー(Louis Comfort Tiffany 1848 -1933)が所蔵していた。 |
・根付・印籠コレクション(316点のうち約100点)
・牧野義一コレクション(50点のうち約10点)
・森玄黄斎著『印籠譜』(享保2年刊・復刻本)
・稲葉新右衛門著『装剣奇賞』(天明元年刊)
・輪舞遊楽図屏風 四曲一双
など約120点(すべて本館蔵)
関連の催し物
展示解説会のご案内
日時 | 7月28日(火)14時00分~ |
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会場 | 本館第3展示室副室にて開催 |
当展示プロジェクト委員による展示解説を行います。事前予約等は必要ございません。 詳細につきましては下記「このリリースに関するお問い合わせ」までお問合せください。
展示についてのお問い合わせ電話番号
ハローダイヤル:03-5777-8600 (8時00分から22時00分まで)
その他の催し物
企画展示
「ドイツと日本を結ぶもの-日独修好150年の歴史-」
7月7日(火)~ 9月6日(日)本館企画展示室にて開催
開館時間:9:30~17:00(最終入館16:30)
入 場 料:一般830円、高校生・大学生450円、中学生以下無料
総合展示 第4展示室 特集展示
「山の流行服」
開催日時:2015年3月10日(火)~9月6日(日) 9:30~17:00(入館は16:30まで)
会場:国立歴史民俗博物館 第3展示室副室
入場料:一般 420(350)円/高校生・大学生 250(200)円/小・中学生 無料 ※( )内は20名以上の団体
歴博講演会
歴博講堂にて開催、13:00 ~ 15:00、入場無料、申込不要、先着順(定員260 名)
第379回「20世紀のドイツと東アジア」
2015年7月11日(土) 田嶋 信雄(成城大学法学部 教授)
第380回「プロイセン東アジア遠征と幕末日本」
2015年8月8日(土) 福岡 万里子(本館歴史研究系)
第381回「古墳とはなにか-大地に刻まれた心と社会-」
2015年9月12日(土) 松木 武彦(本館考古研究系)
くらしの植物苑 特別企画
「伝統の朝顔」
7月28日(火)~ 9月13日(日) くらしの植物苑にて開催
開館時間:9:30~16:30(最終入苑16:00)※8月10日(月)~ 16日(日)は8:30開苑
入苑料:高校生以上100円
くらしの植物苑観察会
くらしの植物苑にて開催、、事前申込不要、要入苑料
第196回「ウリとヒョウタンの文化史」
2015年7月25日(土) 13:30~15:30 辻 誠一郎(東京大学大学院)
第197回「朝顔の系統保存の歴史」
2015年8月22日(土) 10:00~12:00 仁田坂 英二(九州大学大学院)
第198回「どんぐりを食べる」
2015年9月26日(土) 13:30~15:30 島立 理子(千葉県立中央博物館)
広報用素材の提供について
ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。
ご注意
- 本図版の使用は「平成27年度第3展示室特集展示『印籠』」の広報に関するものに限ります。
- 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
- 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを400ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
- ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。
以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。
1) こぼれ菊落葉堆朱蒔絵印籠 (牧野義一コレクション) |
2) 花籠蒔絵芝山象嵌印籠 (根付・印籠コレクション) |
3) 桔梗蒔絵螺鈿印籠 銘「法橋光琳造」 (根付・印籠コレクション) |
4) 柳下稲架蒔絵印籠 銘「古満休伯作」 (根付・印籠コレクション) |
5) 南天蒔絵鞘形印籠 |
6) 雲龍蒔絵印籠 (根付・印籠コレクション) |
7) 鴨蒔絵螺鈿印籠 銘「観」 (根付・印籠コレクション) |
8) 舞楽蒔絵印籠 銘「観」 |
9) 茄子蒔絵印籠 (根付・印籠コレクション) |
10) 屈輪文堆朱印籠 (根付・印籠コレクション) |
※すべて本館蔵
このリリースに関するお問い合わせ
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報係 松澤・小林・尾高
〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地
TEL 043-486-0123(代) FAX 043-486-4482
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp