- このページの目次
- 開催概要関連の催し物その他の催し物広報用素材の提供について問い合わせ先
謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、本館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。
朝顔は、奈良時代に中国大陸より薬として日本列島に伝えられました。やがて、江戸時代になると、都市の園芸文化の隆盛のなかで、人々に親しまれる花の一つとなりました。さらに朝顔が突然変異を起こしやすいことから、葉と花の多様な変化や組み合わせを楽しむ変化朝顔が作り出され、富裕層の間でもてはやされるようになります。
当館では、この変化朝顔をくらしの植物苑で1999年より展示してきました。今年度の企画も、これでと同様の目的をもつものです。また今回は、「朝顔の名前」に着目し、おもに名前の変遷や遺伝子を分割する知識との関わりについてのパネル展示もおこないます。つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。
謹白
開催概要
開催期間 | 2013年7月30日(火)~9月1日(日) |
---|---|
会場 | 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑 |
料金 | 個人(高校生以上) 100円 団体(20名以上) 50円 ※小中学生は入苑無料です。 ※毎週土曜日は高校生は入苑無料です。 |
開苑時間 | 9時30分~16時30分 (入苑は16時00分まで) ※ただし、8月12日(月)~18日(日)は8時30分から開苑いたします。 ※開花の特性上、午前中の早い時間が見ごろです。 |
休苑日 | 8月5日(月)、19日(月)、26日(月) ※8月12日(月)は開苑いたします。 |
主催 | 国立歴史民俗博物館 |
関連の催し物
展示解説会のご案内
日時 | 7月30日(火) 11:00から |
---|---|
会場 | くらしの植物苑 |
当展示プロジェクト委員による展示解説を行います。事前予約等は必要ございません。 詳細につきましては下記「このリリースに関するお問い合わせ」までお問合せください。
有償頒布のご案内
日時 | 6月22日(土)・7月27日(土)は9:30 ~13:30 7月30日(火)の展示解説会当日は9:30 ~10:30に行います。 |
---|---|
会場 | くらしの植物苑 |
価格 | 1ポット300円~(税込) * お一人様あたりの苗の数を制限させていただく場合があります。 * 数量に限りがあります。品切れの節はご容赦ください。 * 別途、入苑料が必要となります。 |
くらしの植物苑観察会
※くらしの植物苑にて開催、事前申込み不要、要入苑料
第173回 「朝顔の名前からわかること」
講師 | 仁田坂 英二 (九州大学大学院) |
---|---|
日時 | 8月24日(土) 10時00分~ |
第174回 「伝統の朝顔展の裏側」
講師 | 山村 聡 (くらしの植物苑) |
---|---|
日時 | 9月28日(土) 13時30分~ |
その他の催し物
企画展示
「時代を作った技-中世の生産革命-」
7月2日(火)~ 9月1日(日)本館企画展示室にて開催
共催館:広島県立歴史博物館 会期:平成25年9月13日(金)~11月4日(月振)
第3展示室特集展示
「江戸のくらしと虫」
7月23日(火)~ 9月1日(日)本館第3展示室副室にて開催
第4展示室特集展示
「東日本大震災と気仙沼の生活文化」
開催中~9月23日(日)本館第4展示室副室にて開催
歴博フォーラム
歴博講堂にて開催、13:00 ~ 16:45、入場無料、要事前申込(定員260名)
第89回「モノ作りの中世」
7月20日(土) 鈴木 康之 (広島県立歴史博物館)他
歴博映像フォーラム8
新宿明治安田生命ホールにて開催、10:30~17:00、入場無料、要事前申込(定員320名)
「石を切る-採石技術の伝統と革新-」
8月3日(土) 松田 睦彦 (本館民俗研究系)他
歴博講演会
歴博講堂にて開催、13:00 ~15:00、入場無料、当日先着順に受付、定員260名
第355回「中世技術の最先端」
7月13日(土) 村木 二郎 (本館考古研究系)
第356回「中世の生産革命」
8月10日(土) 小野 正敏 (人間文化研究機構)、中島 圭一(慶応義塾大学)
ファミリーイベント
国立歴史民俗博物館にて開催。入館料が必要となります。
たいけん 職人の技
7月28日(日)10:00~16:00
詳細については、当館ホームページ上にてお知らせいたします。
くらしの植物苑観察会
くらしの植物苑にて開催、事前申込不要、要入苑料
第172回観察会「沖縄の歌と植物」
7月27日(土) 13:30~15:30 内田 順子 (本館民俗研究系)
広報用素材の提供について
ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。
ご注意
- 本図版の使用は、「平成25年度くらしの植物苑特別企画『伝統の朝顔』」広報に関するものに限ります。
- 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
- 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを200ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
- ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。
以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
変化朝顔の名称
江戸時代に育まれた園芸植物の中で、変化朝顔には特異な名称がつけられています。第一次ブーム(文化・文政期)の番付表にはその走りが見られますが、第二次ブーム(嘉永・安政期)に基本ができあがります。それは葉の色、模様・質・形、茎の形、花の色・模様・花弁・咲き方・花弁の重ねを順番に記述し、必要に応じて付加してゆく命名法で、現在の遺伝学から見ても非常に理にかなったものです。
たとえば「青水晶斑入弱渦柳葉淡藤爪覆輪采咲牡丹」を見てみましょう。まず始めに、葉についての記述です。青(葉の色)・水晶斑入(模様)・弱渦(質)・柳葉(形)に分解できますが、これは青葉の水晶斑入で、「渦」と「柳」の突然変異が入った葉であることを示しています。次に、花についての記述です。葉の記述と同様に、淡藤(花の色)・爪覆輪(模様)・采咲牡丹(咲き方)に分解できますが、淡藤の地に覆輪が入った花色で、撫子のような花弁で、采咲という細かく切れた咲き方であることを示しています。
このリリースに関するお問い合わせ
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報係 横尾・宮下・尾高
〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地
TEL 043-486-0123(代) FAX 043-486-4482
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp