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開催概要関連の催し物その他の催し物など広報用素材の提供について問い合わせ先

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、当館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。

当館では平成25年7月23日(火)より、特集展示「江戸のくらしと虫」を開催します。虫を愛でることは日本の文化の特色のひとつといってよいですが、近世においても、夏の蛍狩りや秋の虫聴きといった年中行事が人々の暮らしの中に定着しています。また、衣服をはじめ櫛や簪などの装身具といった装いにも虫の意匠は根付いています。近世後期には、博物学の影響により、科学的なまなざしで多種多様な虫が描かれるようになりました。

本展示は、主として近世期の館蔵資料の中から虫と関わるものを選び、虫と年中行事、博物学的な視点での虫、虫で装う、などの視点から近世の人々のくらしの中における虫との関わりを垣間見ようとするものです。

つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。

敬具

開催概要

第3展示室(近世)特集展示 「もの」からみる近世
『江戸のくらしと虫』
開催期間2013年7月23日(火)~9月1日(日)
開催期間 2013年7月23日(火)~9月1日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 第3展示室(近世)副室
料金 一般420(350)円
高校生・大学生250(200)円
中学生以下無料
(  )内は20名以上の団体
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。
開館時間 9時30分~16時30分 (入館は16時00分まで)
休館日 月曜 (休日の場合は翌日を休館日とする)
主催 国立歴史民俗博物館

関連の催し物

展示解説会のご案内

日時 7月23日(火)14時00分~
会場 本館第3展示室副室にて開催

当展示プロジェクト委員による展示解説を行います。事前予約等は必要ございません。 詳細につきましては下記「このリリースに関するお問い合わせ」までお問合せください。

展示についてのお問い合わせ電話番号

ハローダイヤル:03-5777-8600 (8時00分から22時00分まで)

会期中の企画展示・くらしの植物苑特別企画・その他の催事のご案内

企画展示

時代を作った技-中世の生産革命-

7月2日(火)~ 9月1日(日)
本館企画展示室にて開催
共催館:広島県立歴史博物館  会期:平成25年9月13日(金)~11月4日(月振)

くらしの植物苑特別企画

伝統の朝顔

7月30日(火)~ 9月1日(日)
解説会7月30日(火)11時00分~
くらしの植物苑にて開催

歴博映像フォーラム8

「石を切る-採石技術の伝統と革新-」

新宿明治安田生命ホールにて開催、入場無料、要事前申込(定員320名)

日時 8月3日(土) 10時30分~17時00分
講師 松田 睦彦 (本館民俗研究系)他

歴博フォーラム

第90回 「現代社会と民俗文化」

東京証券会館ホールにて開催、入場無料、要事前申込(定員320名)

日時 9月21日(土) 10時30分~17時00分
講師 小池 淳一 (本館民俗研究系)他

歴博講演会

歴博講堂にて開催、入場無料、申込不要、先着順(定員260 名)

第355回 「中世技術の最先端」

日時 7月13日(土) 13時00分~15時00分
講師 村木 二郎 (本館考古研究系)

第356回 「中世の生産革命」

日時 8月10日(土) 13時00分~15時00分
講師 小野 正敏 (人間文化研究機構)、中島 圭一 (慶応義塾大学)

ファミリーイベント

「たいけん 職人の技」

7月28日(日)10時00分~16時00分
国立歴史民俗博物館にて開催。入館料が必要となります。
詳細については、当館ホームページ上にてお知らせいたします。

くらしの植物苑観察会

くらしの植物苑にて開催、事前申込不要、要入苑料

第172回観察会 「沖縄の歌と植物」

日時 7月27日(土) 13時30分~15時30分
講師 内田 順子(本館民俗研究系)

第173回観察会 「朝顔の名前からわかること」

日時 8月24日(土) 10時00分~12時00分
講師 仁田坂 英二(九州大学大学院)

広報用素材の提供について

ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。

ご注意

  • 本図版の使用は、「平成25年度第3展示室特集展示『江戸のくらしと虫』」の広報に関するものに限ります。
  • 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
  • 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを400ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
  • ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。

以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。

1) 夏の夜虫合戦

1868(明治元年)
ススキの茂みでさまざまな虫たちが二手に分かれて戦っている。
なにやら楽しげな雰囲気さえ漂うが、実は戊辰戦争を諷刺したもの。

2) 江戸自慢三十六興 落合 ほたる

三代歌川豊国画 1864(元治元)年

落合(新宿区下落合)は蛍狩りの名所として知られており、『江戸名所図会』には、「(蛍が)玉の如く又星の如くに乱れ飛んで、光景最も奇とす」とある。

3) 俳優見立夏商人 虫売り

歌川国貞画 1830~44(天保)頃
人気役者を舞台姿ではなく、日常の市井風俗で描くことはよくおこなわれた。「俳優見立夏商人」もそうした作例で、この図は沢村訥升の似顔で虫売りを描いている。

4) 画本虫撰(えほんむしえらみ)

喜多川歌麿画 1788(天明8)年
歌麿の狂歌絵本の代表作のひとつ。江戸後期の高度な木版技術を駆使して、虫の質感再現がはかられている。

5) 紅毛雑話(巻三)

森島中良著  1787(天明7)年
幕府の奥医師桂川甫周がオランダ人や蘭学者たちから聞いた話などを甫周の弟の中良がまとめたもの。『動物図説』など西洋の図譜をもとにした挿絵が収録され、巻三には司馬江漢が顕微鏡で観察して描いた虫類の図が載る。

6) 虫譜図説 巻之四

飯室楽圃著 江戸時代末期
江戸後期の虫の図譜の代表的なもの。明の李時珍の
『本草綱目』の分類に従って数百種類もの虫が収録されている。

 7)金地月秋草虫蒔絵

江戸時代末期
金銀の蒔絵や金貝、鋲打ちなどで繊細に仕上げた櫛。季節感を感じさせる秋草に虫の主題は櫛のデザインに好まれた。

8)濃萌葱紋縮緬地流水杜若蛍模様染縫振袖(こいもえぎもんちりめんじりゅうすいかきつばたほたるもようそめぬいふりそで)

江戸時代中期
三段に配したカキツバタのまわりを無数の蛍が飛び交う。夜を示唆する濃い萌葱地に金糸で蛍の光と水の反射が表現されている。

9) 袖笙 銘 「鈴虫」

江戸時代前期
笙は吹き口のある匏(ほう)と呼ばれる部分に、しばしば華麗な蒔絵装飾がほどこされる。この笙は秋草に鈴虫が風情豊かにあしらわれている。

10)鉄六枚張桃形前付臥蝶兜(てつろくまいちょうももなりまえつきふせちょうかぶと)

江戸時代
蝶が大きな羽を広げた形をあしらった奇抜な変わり兜。

※すべて本館蔵

このリリースに関するお問い合わせ

人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報・普及係 横尾・宮下・尾高

〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地 
TEL 043-486-0123(代)  FAX 043-486-4482
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp