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開催概要関連の催し物その他の催し物広報用素材の提供について問い合わせ先

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、当館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。

当館では平成23年2月8日より、平成22年度第3展示室特集展示「もの」からみる近世『和宮ゆかりの雛かざり』を開催します。幕末の動乱期、波乱にとんだ生涯を送ったことで知られる和宮は、仁孝天皇の第8皇女として生まれ、「公武合体」の証しとして文久元年(1861)14代将軍徳川家茂に降嫁しました。

江戸時代に入ってから広まりをみせる雛祭りの行事は、多くの女性たちの支持を集めましたが、和宮も例外ではありませんでした。数多くの雛人形を手もとにおき、また、3月3日の節句にはあちこちと雛人形を贈りあうなど、和宮が雛まつりを楽しんだことは記録からもうかがわれます。今回の特集展示では、和宮所用として伝来した雛人形・雛道具類(当館所蔵)を展示いたします。和宮が愛した人形や雛道具を通じて、江戸時代の女性の暮らしや、職人の優れた手わざの一端をご紹介します。つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。

敬具

開催概要

第3展示室(近世)特集展示 「もの」からみる近世
『双六の小宇宙』
開催期間2010年12月21日(火)~2011年1月30日(日)
開催期間 2010年12月21日(火)~2011年1月30日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 第3展示室(近世)副室
料金 一般420(350)円
高校生・大学生250(200)円
中学生以下無料
(  )内は20名以上の団体
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。
開館時間 9時30分~16時30分
(入館は16時00分まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
2010年12月27日~2011年1月4日
主催 国立歴史民俗博物館

関連の催し物

展示解説会のご案内

日時 12月21日(火)10時30分~
会場 本館第3展示室副室にて開催

※一般の方もご参加いただけます。

ギャラリートーク

日時 2011年1月15日(土) 13時30分~ (約30分)

展示についてのお問い合わせ電話番号

ハローダイヤル:03-5777-8600 (8時00分から22時00分まで)

その他の催し物

企画展示

「武士とはなにか」

10月26日(火)~12月26日(日)

くらしの植物苑特別企画

「冬の華・サザンカ」

2010年11月30日(火)~2011年1月30日(日)

広報用素材の提供について

ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。

ご注意

  • 本図版の使用は、「平成22年度第3展示室特集展示『双六の小宇宙』」の広報に関するものに限ります。
  • 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
  • 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを400ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
  • ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。

以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。

(1)新版御府内流行名物案内双六
(歌川芳艶 当館蔵)日本橋を売出し(振出し)に、山谷の八百善、向島の大七など江戸の有名な料理茶屋や、鰻屋、蕎麦屋などを食べ歩き、山王祭礼を右上がりとする飛び双六。江戸後期の料理文化の発展を背景に生まれたもの。
(2)春興手習出精双六
(歌川広重 当館蔵)寺子屋入門を振り出し、学問の神様である亀戸天神をあがりにした双六で歌川広重の画になる。当時の寺子屋の教科書である往来物の書名と関連する略画及び発句をあしらっている。
(3)四季たのしみ双六
(当館蔵)四季の行事や風物を主題とした双六。恵方参にはじまり、節分、汐干(潮干狩り)、年の市、山王祭、吉原などの行事・風物を経て、初春で上がりとなる。
(4)豪傑水滸伝双六
(歌川国芳 当館蔵)江戸末期の水滸伝ブームを背景につくられた双六で、絵師は水滸伝の豪傑を描いた錦絵で人気を博した国芳。水滸伝に登場する豪傑を各マスにひとりずつ描く廻り双六。上がりのマスは、梁山泊の首領宋江が、夢の中で九天玄女から、自分たちが百八の魔星の転生であることを告げられる場面。
(5)川柳風狂句孝不孝振分双六
(緑亭川柳 当館蔵)緑亭川柳(五代目川柳)撰。人生における行いを善行=孝、悪行=不孝のふたつに分けて、善行を積んで「富貴」へと上がりを目指す。江戸後期における庶民の道徳観をうかがわせる好資料。
(6)岩井紫若のお乳人重の井と三代目岩井粂三郎のじねんじよの三吉
(歌川国芳 当館蔵)天保13年4月、江戸・河原崎座「恋女房染分手綱」の舞台を歌川国芳が描いた役者絵。水口の宿場で、東国の大名家に輿入れする幼い姫君の旅宿に呼び入れられた馬子の三吉は、姫君に道中双六の遊び方を教えて、褒美の菓子を貰う。

このリリースに関するお問い合わせ

人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報係 横尾・島田・三谷

〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地 
TEL 043-486-0123(代)  FAX 043-486-4482
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp