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開催概要関連の催し物その他の催し物広報用素材の提供について問い合わせ先

謹啓 時下益々ご清祥のことと、お慶び申し上げます。平素より、当館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。

当館では10月14日より、平成21年度企画展示「縄文はいつから!?-1万5千年前になにがおこったのか-」を開催します。

人類史上はじめて化学的変化を利用した産物である土器は、東アジアで発明されたものであり、日本列島北部が最古である可能性も考えられます。年代測定研究によれば土器の出現は16,000~15,000年前にさかのぼる氷河期の終わりであり、さほど時を経ずに弓矢や明確な居住施設(竪穴住居など)が出現し、日本の基層文化である縄文文化へと発展します。このような画期がなぜ起こったのか、最新の調査成果を展示で示します。

当館の研究成果についてご理解いただき、当館へのより一層のご支援をいただけたらと存じます。

つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。

敬具

開催概要

縄文はいつから!? -1万5千年前になにがおこったのか-
開催期間2009年10月14日(水)~2010年1月24日(日)
開催期間 2009年10月14日(水)~2010年1月24日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 企画展示室A
料金 一般:830(560)円、高校生・大学生:450(250)円、小・中学生:無料、()内は20名以上の団体 
※総合展示もあわせてご覧になれます。 
※毎週土曜日は高校生は入館無料です。
開館時間 9時30分~16時30分(入館は16時00分まで)
休館日 10月19日(月)、26日(月)、11月2日(月)、9日(月)、16日(月)、24日(火)、30日(月)、12月7日(月)、14日(月)、21日(月)、27日(日)~2010年1月4日(月)、12日(火)、18日(月)
主催 国立歴史民俗博物館

東京都前田耕地遺跡の復元画

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関連の催し物

歴博フォーラム

第72回 「縄文はいつから!?」

会場 歴博講堂
講師 坂本 稔ほか
日時 11月21日(土)13時00分~17時00分
備考

要事前申込(開催日の2ヶ月前から前々日まで受付、定員に達した時点で締切)先着順
定員260名

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歴博講演会

各回共通
会場 歴博講堂
備考 事前申し込み不要、入場無料、当日先着順に受付、定員260名

第310回 「縄文土器のなぞを探る」

日時 2009年10月10日(土) 14時00分~16時00分
講師 小林 謙一(中央大学)

第311回 「縄文・弥生時代を炭素14でみる」

日時 2009年11月14日(土) 14時00分~16時00分
講師 本 稔(当館情報資料研究系)

第312回 「生業からみた旧石器から縄文」

日時 2009年12月12日(土) 14時00分~16時00分
講師 西本 豊弘(当館考古研究系)

ギャラリートーク

会期中の土曜日を中心に数回実施予定です。実施の際は、詳細は詳細が決まり次第当館HP上にてお知らせいたします。

印刷物

展示図録、展示解説シート、ポスター・チラシ、入場券・招待券
※図録及び販売物についてのお問い合わせ 
財団法人 歴史民俗博物館振興会
電話043-486-8011(9時30分から17時00分まで)
E-mail:shop@rekishin.or.jp

巡回展示 縄文はいつから!?

国立歴史民俗博物館 平成21年度企画展示「縄文はいつから!?」の巡回展を、岩手県花巻市の花巻市博物館で開催します(一部の資料は国立歴史民俗博物館のみの展示になります)。

第277回 「中世の内海世界」

会場 花巻市博物館
会期 平成22年4月10日(土)~平成22年5月30日(日)
住所 〒025-0014 岩手県花巻市高松第26-8-1
TEL/FAX 0198-32-1030/0198-32-1050
入館料 一般350円(300円)、高・学250円(200円)、小・中150円(100円) 
 ※( )は20人以上の団体料金 
 ※宮沢賢治記念館等近隣館との共通券も御利用になれます。
備考 ・会期中の休館日はありません。
・無料公開日:4月24日(開館記念日)、5月18日(国際博物館の日)

その他の催し物

歴博探検

ガイダンスルームにて開催、11時00分~12時00分、小学校3~6年生対象(保護者の方も参加できます)、要事前申込、参加費無料、定員20名

「ヒミツの科学調査室」

日程 11月14日(土)
講師 齋藤 努(当館情報資料研究系)

くらしの植物苑観察会

くらしの植物苑にて開催、13時30分から、事前申込不要、要入苑料

第127回観察会 「江戸時代のバラ」

日程 10月24日(土)
講師 御巫 由紀(千葉県立中央博物館)

第128回観察会 「菊の栽培書」

日程 11月28日(土)
講師 平野 恵(明治大学 兼任講師)

第129回観察会 「サザンカの楽しみ方」

日時 12月5日(土)
講師 箱田 直紀(恵泉女学園大学 名誉教授)

第130回観察会 「出土資料からみたツバキ」

日程 1月23日(土)
講師 永嶋 正春(当館情報資料研究系)

総合展示

「重要文化財 洛中洛外図屏風甲本公開(第2展示室)」

平成21年10月31日(土)~11月15日(日)詳細はこちら

第3展示室ミニ企画展示 「もの」からみる近世

「金箔と刺繍のきらめき-慶長小袖~野村コレクションより~」

平成21年9月15日(火)~12月13日(日)

くらしの植物苑特別企画

「伝統の古典菊」

平成21年11月3日(火・祝)~11月29日(日)

「冬の華・サザンカ」

平成21年12月1日(火)~平成22年1月31日(日)

広報用素材の提供について

ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。

ご注意

  • 本図版の使用は、平成21年度企画展示「縄文はいつから!?-1万5千年前になにがおこったのか-」の広報に関するものに限ります。
  • 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
  • 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを400ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
  • ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。

以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。

1)復元縄文草創期人(馬場悠男 監修、石井礼子 画)
妙音寺洞窟出土人骨をもとに骨格を復元し、縄文時代草創期の主要な道具である石槍・弓矢・局部磨製石斧、土器を持たせました。氷河期の末期でまだ寒冷であることから、ニホンジカの毛皮を用いた衣服を復元しました。
2) 東京都前田耕地(まえだこうち)遺跡の復元画(工藤雄一郎・鈴木三男 監修,石井礼子 画)
東京都前田耕地遺跡は、縄文時代の始まりのころの生活風景が復元できる、数少ない遺跡です。遺跡からは2軒の住居状遺構が見つかっており、サケ科の魚骨が大量に出土しています。また、石槍の石器製作址が見つかり、土器も1個体ですが出土しています。そこで、秋川に遡上するサケを獲る風景を復元しました
3) 青森県大平山元(おおだいやまもと) I 遺跡の復元画(工藤雄一郎・鈴木三男 監修、石井礼子 画)
現在、日本列島で最古の土器が見つかっている大平山元I遺跡の景観を復元しました。氷河期の末期のこの遺跡周辺は、現在とは大きく異なる、亜寒帯性の針葉樹林に覆われていました。最古の土器は煮炊きに使用されたことが分かっています。
4) 青森県大平山元 I 遺跡:日本列島で最古の土器 外ヶ浜町教育委員会(写真提供:谷口康浩)
青森県の大平山元Ⅰ遺跡で見つかった日本列島で最古の土器は、約16000~15500年前ごろに遡ることが年代測定によって明らかになっています。この土器は無文の土器で、表面には炭化物が付着していました。
5) 石小屋洞窟(いしごやどうくつ)出土の隆線文土器 國學院大學伝統文化リサーチセンター
石小屋洞窟からは完形に復元できる隆線文土器1個体が出土しています。尖底に近い丸底や、横走隆線による文様装飾は、隆線文土器の基本的な形で、細かな違いはあるものの北海道から種子島までの日本列島に共通してみられる土器文化となります。(期間限定の展示となります:10月14日(水)~11月3日(火))
6) グロマトゥハ遺跡 國學院大學伝統文化リサーチセンター
グロマトゥハ遺跡はロシアのアムール川中流に位置する遺跡で、日本の草創期後半の土器にも共通した円孔文や縄文原体の圧痕を文様としています。東アジアの中での土器文化の成立期を考えていく上で重要な資料です。(期間限定の展示となります:11月17日(火)~12月20日(日))
7) 湘南藤沢キャンパス内遺跡 慶應義塾大学
神奈川県藤沢市の湘南藤沢キャンパス内遺跡(SFC遺跡)は、丘陵部に5箇所以上にわたって隆線文土器を伴う縄文草創期前半の活動拠点(住居状遺構、ピット群、土坑など)が点在している遺跡で、それぞれの土器の様相が異なり土器の編年が組み立てられています。
8) 上台(うわだい) I 遺跡出土無文土器 花巻市教育委員会
岩手県花巻市上台Ⅰ遺跡は縄文草創期後半から早期初めに位置づけられる、多数の竪穴住居が検出されているムラのあとです。複数の居住単位からなる小集団が、定住的に居住していたものと考えられます。東北地方の草創期終わり頃には無文の土器が使われていました。
 

このリリースに関するお問い合わせ

人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報係 横尾・島田・中村

〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地 
TEL 043-486-0123(代)  FAX 043-486-4482
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp