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開催概要関連の催し物その他の催し物広報用素材の提供について問い合わせ先

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、当館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。

当館では平成21年7月18日より、平成21年度人間文化研究機構連携展示『百鬼夜行の世界-百鬼夜行絵巻の系譜-』を開催します。近年、想像力の文化や精神世界への関心の高まりとともに、その一環としての怪異や妖怪画が注目を集め学際的な研究が展開されています。国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館、国際日本文化研究センターでは、これまで怪異・妖怪に関する共同研究や異界についての企画展示を開催し、関連する資料の収集をおこなってまいりました。今回、「百鬼夜行絵巻」を中心に取り上げ、その発生と展開、影響関係を体系的に展示し、最新の研究成果を国内外に発信いたします。

つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。

敬具

開催概要

第3展示室(近世)特集展示 「もの」からみる近世
人間文化研究機構連携展示『百鬼夜行の世界-百鬼夜行絵巻の系譜-』
開催期間2009年7月18日(土)~8月30日(日)
開催期間 2009年7月18日(土)~8月30日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 第3展示室(近世)副室
料金 一般420(350)円
高校生・大学生250(200)円
中学生以下無料
(  )内は20名以上の団体
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。
開館時間 9時30分~17時00分 (入館は16時30分まで)
休館日

7月21日(火)・27日(月)・8月3日(月)・17日(月)・24日(月)
※8月10日(月)は開館7月6日(月)・13日(月)・21日(火)・27日(月)・8月3日(月)・17日(月)・24日(月)
※8月10日(月)は開館

主催 大学共同利用機関法人人間文化研究機構
(国立歴史民俗博物館・国文学研究資料館・国際日本文化研究センター)

趣旨

「百鬼夜行の世界」が、人間文化研究機構の連携展示プロジェクトとしてスタートしたのは平成20年6月でした。国際日本文化研究センター(日文研)の小松和彦氏を代表に、国文学研究資料館(国文研)の小林健二氏、国立歴史民俗博物館(歴博)の常光徹が責任者となり、12名からなる展示プロジェクト委員会を組織しました。妖怪文化に関しては、これまでにも企画展示の開催や共同研究、資料の収集などそれぞれの機関で研究を積み重ねてきた経緯があります。今回の企画は、こうした各機関が蓄積してきた研究成果をリンクさせ、連携展示という形で広く公開するとともに、新たな情報を発信する機会になればとの期待をこめて立ち上げたものです。

みどころ

器物などが妖怪になった付喪神(つくもがみ)や鬼など、異形のものたちが列をなして練り歩くさまを描いたのが「百鬼夜行絵巻」ですが、その誕生は謎に満ちています。広く知られる、真珠庵蔵「百鬼夜行絵巻」(重要文化財)は、土佐光信の筆になると伝えられ、後世に大きな影響を与えました。近年発見された、日文研蔵「百鬼ノ図」は、真珠庵本と一致する図柄がなく、この二つの絵巻に登場する妖怪を合わせて1巻の絵巻にしたのが東京国立博物館蔵「百鬼夜行図」(模本)ではないかとの説が出されています。また、歴博蔵「百鬼夜行図」は、江戸時代前期の制作で、ユニークな妖怪が登場するなど注目を集めています。

主な展示物(予定)

  • 「百鬼夜行絵巻」(重要文化財) 真珠庵蔵
  • 「百鬼夜行図」 国立歴史民俗博物館蔵
  • 「百鬼夜行絵巻」 国立国会図書館蔵
  • 「百鬼ノ図」 国際日本文化研究センター蔵

など約8点
※展示資料は二会場で異なります。また、期間中展示替えを行います。

関連の催し物

内覧会のご案内

日時 7月17日(金)10時00分~
会場 ガイダンスルーム、本館第3展示室

当展示プロジェクト委員による展示解説を行います。詳細につきましては別途お送りする「内覧会のご案内」をご覧いただくか、下記「このリリースに関するお問い合わせ」までお問合せください。

展示についてのお問い合わせ電話番号

ハローダイヤル:03-5777-8600 (8時00分から22時00分まで)

人間文化研究機構 公開講演会・シンポジウム

詳細はこちら

ギャラリートーク

会期中の土曜日を中心に数回実施予定です。実施の際は、詳細が決まり次第当館HP上にてお知らせいたします。

『百鬼夜行の世界』国文学研究資料館会場のお知らせ

詳細はこちら(PDFファイル)

関連図録等

『百鬼夜行の世界』角川学芸出版刊 ※完売しました

その他の催し物

歴博講演会

各回共通

会場 歴博講堂
備考 14時00分~16時00分、入場無料、当日先着順に受付、定員260名

第307回「東アジアから見た日本建築史」

日時 7月18日(土)
講師 玉井 哲雄(当館情報資料研究系)

第308回「アジアの建築と都市」

日時 8月8日(土)
講師 布野 修司(滋賀県立大学)

歴博探検

11時00分~12時00分、小学校3年生~6年生対象(保護者の方も参加できます)、ガイダンスルームにて開催、要事前申込、参加費無料、定員20名

「はかって知ろう、日本のたてもの」

日時 8月8日(土)
講師 玉井 哲雄(当館情報資料研究系)

くらしの植物苑観察会

くらしの植物苑にて開催、事前申込不要、要入苑料

第124回観察会「日本の建築と森林文化」

日時 7月25日(土) 13時30分~
講師 辻 誠一郎(東京大学大学院)

第125回観察会「朝顔の交配・育種のすすめ」

日時 8月29日(土) 10時00分~
講師 仁田坂 英二(九州大学大学院)

企画展示

「日本建築は特異なのか-東アジアの宮殿・寺院・住宅-」

6月30日(火)~8月30日(日)

くらしの植物苑特別企画

「伝統の朝顔」

平成21年8月4日(火)~8月30日(日)

広報用素材の提供について

ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。

ご注意

  • 本図版の使用は、「平成21年度人間文化研究機構連携展示『百鬼夜行の世界-百鬼夜行絵巻の系譜-』」の広報に関するものに限ります。
  • 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
  • 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを長辺400ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
  • ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。

以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。

1) 百鬼夜行図 部分<古唐櫃(からびつ)をこじ開けようとする赤鬼>

(当館蔵)

2) 百鬼夜行図 部分<頭に経巻をのせた妖怪と鍋蓋、箒など道具の妖怪>

(当館蔵)

2)-2 百鬼夜行図 部分<鍋蓋、箒など道具の妖怪>

(当館蔵)

3) 百鬼夜行図 部分<がごぜ、かみきりなどの妖怪>

(当館蔵)

4) 百鬼夜行図 部分<古葛籠(つづら)と妖怪>

(当館蔵)

5) 百鬼夜行図 部分<ふらり火から逃げる妖怪>

(当館蔵)

このリリースに関するお問い合わせ

人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報係 横尾・島田・中村

〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地 
TEL 043-486-0123(代)  FAX 043-486-4482
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp