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第3展示室(近世)特集展示 「もの」からみる近世
『元禄の堺大絵図―巨大都市図を歩く―』
開催要項

| 開催期間 | 2012年12月18日(火)~2013年1月27日(日) |
|---|---|
| 会場 | 国立歴史民俗博物館 第3展示室(近世)副室 |
| 料金 | 一般420(350)円 高校生・大学生250(200)円 中学生以下無料 ( )内は20名以上の団体 ※総合展示もあわせてご覧になれます。 ※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。 |
| 開館時間 | 9時30分~16時30分(入館は16時00分まで) |
| 休館日 | 12月25日(火)・12月27日(木)~2013年1月4日(金)・7日(月)・15日(火)・21日(月) |
| 主催 | 国立歴史民俗博物館 |
謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、当館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。
当館では平成24年12月18日より、特集展示『元禄の堺大絵図-巨大都市図を歩く-』を開催します。戦国時代から江戸時代の初めにかけて、対外貿易の拠点として繁栄した大阪府堺市堺区の堺は、自治的に運営された町の周囲に環濠がめぐらされていました。しかし、1586(天正14)年に豊臣秀吉によって埋められ、1615(慶長20)年の大坂夏の陣で町が焼かれたものの、その後、環濠と町割りは作りなおされ、堺の町は生まれ変わります。
このたび、本館の共同研究「元禄『堺大絵図』に示された堺の都市構造に関する総合的研究」では、本館に所蔵される1689(元禄2)年『堺大絵図』に注目し、修理を施して、デジタル画像を作成しました。かつて繁栄を誇っていた堺の町の姿も、発掘調査でしだいに明らかになりつつあります。この特集展示では、共同研究の成果の一部として、本絵図についてデジタル画像も使って読み解き、発掘調査から中世との比較も試みます。
つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。
敬具
趣旨
大阪府堺市堺区の堺は、戦国時代から江戸時代の初めにかけて、対外貿易の拠点として繁栄していました。町は、豪商などからなる会合衆によって自治的に運営され、周囲には防御の役割も果たす環濠がめぐらされていました。1615(慶長20)年の大坂夏の陣では町は焦土と化しますが、江戸幕府の構想の下で環濠と町割りは作りなおされて、堺の町は生まれ変わります。
この新しい堺の町を詳細に描いているのが、本館に所蔵される1689(元禄2)年の『堺大絵図』です。しかも、この絵図には、その後の町の変化も張り紙や付箋によって幾重にも記録されています。このたび、本館の共同研究「元禄『堺大絵図』に示された堺の都市構造に関する総合的研究」では、これらの張り紙や付箋をはがして、およそ300年以上前の姿をよみがえらせました。
この特集展示「元禄の堺大絵図―巨大都市図を歩く―」では、共同研究の成果の一部として、中世の堺と近世の堺を比較しながら、元禄2年の『堺大絵図』を読み解きます。
みどころ
本絵図で、升目のように見えるのは、都市としての堺を構成する要素である土地区画であり、1区画毎に描かれています。縮尺は約300分の1で、短辺でも4mを超す巨大さです。共同研究ではまず、本絵図に修理を施して、平面を確保したのち、デジタル写真を撮影しました。デジタル画像は伸縮自在であり、現在の地図と重ねることもできます。発掘データも、その位置関係で詳細に検討でき、考古学が、歴史地理学・文献史学・建築史学と協働できる基盤になるでしょう。今回の展示では、絵図上の張り紙を全て取り払った状態で床に提示していますが、デジタル写真のメリットとして、順次、張り込んだ図も提供できます。張り紙に付された年次から、実際に数十年間は使用され続けたらしいことがわかっています。
主な展示物(予定)
- 「堺大絵図」(10点のうち5点)
- 「テイセラ日本図」(1595年 銅版手彩色)
- 「和泉名所図会」(寛政8=1796年刊行 木版)
- 「嘉永改正堺大絵図」(嘉永4=1851年版 木版色刷)
- 「嘉永改正堺大絵図」(文久3=1863年版 木版色刷)
など約10点(すべて本館蔵)
関連イベント
展示解説会のご案内
| 日時 | 12月18日(火)10時30分~ |
|---|---|
| 会場 | 本館第3展示室副室にて開催 |
当展示プロジェクト委員による展示解説を行います。事前予約等は必要ございません。 詳細につきましては下記「このリリースに関するお問い合わせ」までお問合せください。
ギャラリートーク
12月22日(土) 、1月5日(土)
第3展示室副室にて13時・15時より各回約30分を予定
※日時は変更する場合がございます。詳細は当館ホームページ上にてお知らせいたします。
展示についてのお問い合わせ電話番号
ハローダイヤル:03-5777-8600 (8時00分から22時00分まで)
催事のご案内
歴博フォーラム
第86回 「ここまでわかった!縄文人の植物利用」
歴博講堂にて開催、入場無料、要事前申込(2ヶ月前より受付)、先着順(定員260名)
| 日時 | 12月15日(土) 10時00分~16時30分 |
|---|---|
| 講師 | 工藤 雄一郎 (本館考古研究系)他 |
第87回 「巳年の初噺」
ヤクルトホールにて開催、入場無料、要事前申込(2ヶ月前より受付)、先着順(定員530名)
| 日時 | 1月19日(土) 13時00分~17時00分 |
|---|---|
| 講師 | 上野 祥史 (本館考古研究系)他 |
歴博講演会
歴博講堂にて開催、入場無料、当日先着順に受付、定員260 名
第348回 「東国古墳時代像の再構築」
| 日時 | 12月8日(土) 13時00分~15時00分 |
|---|---|
| 講師 | 広瀬 和雄 (本館考古研究系) |
第349回 「日本建築史の再構築」
| 日時 | 1月12日(土) 13時00分~15時00分 |
|---|---|
| 講師 | 玉井 哲雄 (本館情報資料研究系) |
くらしの植物苑特別企画「冬の華・サザンカ」
12月4日(火)~ 1月27日(日)
冬の華・サザンカ展示解説会12月4日(火)13:30~、要入館料(一般100円)、くらしの植物苑にて開催
くらしの植物苑観察会
くらしの植物苑にて開催、事前申込不要、要入苑料(一般100円)
第165回観察会 「サザンカの品種とその文化史」
| 日時 | 12月15日(土) 13時30分~15時30分 |
|---|---|
| 講師 | 箱田 直紀 (恵泉女学園大学名誉教授) |
第166回観察会 「都のなかの安らぎ空間」
| 日時 | 1月26日(土) 13時30分~15時30分 |
|---|---|
| 講師 | 林部 均 (本館考古研究系) |
広報用素材の提供について
ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。
【ご注意】
- 本図版の使用は、「平成24年度第3展示室特集展示『元禄の堺大絵図-巨大都市図を歩く-』」の広報に関するものに限ります。
- 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
- 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを400ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
- ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。
以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。
元禄の堺大絵図-巨大都市図を歩く-
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1) 堺大絵図 全体 元禄二年(1689)『堺大絵図』は、土地所有の単位としての1筆レベルに至るまで詳細に描いています。 (当館蔵) |
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2) 山口家住宅「堺大絵図」 町屋の土地区画と山口家住宅:都市としての堺を構成する要素である土地区画は1筆毎に描かれています。縮尺は約300分の1。本展では絵図に表現された土地区画の1例として国の重要文化財「山口家住宅」が建つ敷地を取り上げます。 赤枠の部分が元の敷地、影の部分が近世中期から後期にかけて増改築したといわれる敷地です。 (当館蔵) |
3) 南の環濠と南宗寺「堺大絵図」 周囲を取り巻いた環濠のうち、南端付近。東の環濠は、阪神高速道路堺線の建設時に埋め立てられてしまいましたが、南は今も残されています。濠から右下の区画は南宗寺で、建物の方向が他の街区と違って、ほぼ正南北になっているのは現況と同じです。 (当館蔵) |
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4) 戎島「堺大絵図」 戎島とその周辺:環濠が穿たれた西部の港湾地区では1664年に隆起して戎島ができたと伝えられています。その周辺に張り紙が多くあります。 (当館蔵) |
5) 大和川「堺大絵図」 大和川の付け替えに関する対応:1704年に大和川が堺の北で大阪湾に出るよう、付け替えられました。1689年に作成された本絵図では張り紙で対応しています。 (当館蔵) |
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6) 大仙陵「堺大絵図」 「大仙陵」:いわゆる仁徳天皇陵です。元禄二年の作成当初には描かれておらず、張り紙で加えています。実際には張り紙の位置よりもう少し外側で絵図の範囲外にはみ出ます。 (当館蔵) |
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このリリースに関するお問い合せ
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報係 横尾・宮下・尾高
〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地
TEL 043-486-0123(代) FAX 043-486-4482
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp
※内容は変更する場合があります。ご了承ください。






























