プレスリリース

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謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、本館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。

菊は、日本を代表する伝統的な園芸植物の一つです。なかでも、嵯峨菊や伊勢菊、肥後菊、江戸菊といった古典菊は、花が独特の形に改良されているだけでなく、栽培方法や観賞法にも様々な工夫が施されてきました。当館は、植物苑を持っている国内唯一の歴史系博物館としての役割から、歴史資料として、また文化遺産としても重要な、これらの古典菊を1999年から収集・栽培しております。

今回の特別企画では、とくに菊の花の形に注目し、『菊花檀養種』などの園芸書から江戸時代の菊の花の多様な形についてもパネルで示します。また、当苑で種から育てた実生の新花も展示する予定です。

さらに、本館第3展示室特集展示「『もの』からみる近世」において、江戸時代の菊栽培および菊細工の流行を紹介するとともに、その中で生み出された変化に富む菊花のかたちが、いかに模様のデザインに映し出されているのかを、小袖の菊模様を通じてご紹介いたします。

ぜひ、2つの会場で、実際の花々と歴史資料の両方をお楽しみ下さい。

謹白

くらしの植物苑特別企画 「伝統の古典菊」

開催要項

開催期間 2012年11月6日(火)~12月2日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
料金 個人(高校生以上) 100円
団体(20名以上) 50円
※小中学生は入苑無料
※毎週土曜日は高校生は入苑無料
開苑時間 9時30分~16時30分 (入苑は16時まで)
休苑日 11月12日(月)・19日(月)・26日(月)
主催 国立歴史民俗博物館

趣旨

菊は、日本在来の植物ではありませんが、わが国を代表する園芸植物のひとつです。平安時代の宮廷で、すでに菊花の宴が流行していることから、律令期に他の文物とともに中国からもたらされたと考えられています。

平安・鎌倉時代からは、支配者層の中で日本独特の花が作り出されました。筆先のような花弁をもつ「嵯峨菊」は京都の大覚寺で門外不出とされ、花弁の垂れ下がった「伊勢菊」は伊勢の国司や伊勢神宮との関わりで栽培されました。そして、菊は支配者層の中で宴に、美術工芸品に、不老不死のシンボルに特権的な地位を築いていきました。

それが、近世中頃以降になると大衆化し、変化に富む園芸種の菊花壇や、菊細工の見世物が流行したと言われています。それらの流行を支えたのが、花弁のまばらな「肥後菊」と花弁が咲き始めてから変化していく「江戸菊」です。これらに花の中心が盛り上がって咲く「丁子(ちょうじ)菊(きく)」を加えた伝統的な中輪種は、「古典菊」と呼ばれています。

くらしの植物苑ではこのような「古典菊」を1999年から収集・展示してきました。今回は、近世の仕立て方の展示に加え、パネルによって近世と近代の仕立ての違いも紹介いたします。また、当苑で種から育てた実生の新花も展示する予定です。

展示構成

くらしの植物苑で収集・寄贈され、栽培・育種した古典菊(嵯峨菊14品種、伊勢菊13品種〈松阪菊3品種を含む〉)、肥後菊30品種、江戸菊33品種、丁子菊10品種)と、江戸菊や肥後菊と同じく近世中頃から作られている奥州菊10品種を7号鉢もしくは9号鉢に植栽し、苑内の東屋周辺、ハウス、よしず展示場に展示します。

また、古典菊の特徴をまとめたこれまでの解説パネルに加え、江戸時代の園芸書から菊の花の多様な形を示す解説パネルを作成し、東屋内に展示いたします。

展示についてのお問い合わせ電話番号

ハローダイヤル:03-5777-8600 (8時00分から22時00分まで)

展示解説会のご案内

日時 11月6日(火) 13時30分~
会場 くらしの植物苑

当展示プロジェクト委員による展示解説を行います。事前予約等は必要ございません。詳細につきましては下記「このリリースに関するお問い合わせ」までお問合せください。

古典菊の有償頒布のご案内

日時 10月27日(土) 9時30分~13時30分

11月 6日(火) 9時30分~13時30分

場所 くらしの植物苑東屋
価格 1鉢800円~(当苑で栽培している古典菊)
* お一人様あたりの鉢数を制限させていただく場合があります。
* 数量に限りがあります。品切れの際にはご容赦ください。
* 別途、入苑料が必要となります。

期間中の植物苑催事のご案内

本館第3展示室 特集展示

「伝統の古典菊」※詳細は後述
11月6日(火)~12月2日(日)入館料(一般420円、大学・高校生250円、小・中学生以下無料)

くらしの植物苑観察会

(くらしの植物苑東屋にて開催、事前申し込み不要、要入苑料)

第164回「菊花のかたち」

日時 11月24日(土) 13時30分~
講師 平野 恵 (東洋大学 非常勤講師)

出版物

解説シート(名前の読みかた、花の成り立ち)のほか、広報用チラシとポスターを予定しています。

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第3展示室特集展示 『伝統の古典菊』

開催要項

開催期間 2012年11月6日(火)~12月2日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 第3展示室(近世)副室
料金 一般420(350)円
高校生・大学生250(200)円
中学生以下無料
(  )内は20名以上の団体
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。
開館時間 9時30分~16時30分 (入館は16時まで)
休館日

11月12日(月)・19日(月)・26日(月)

主催 国立歴史民俗博物館

趣旨

菊は、日本在来の植物ではありませんが、わが国を代表する園芸植物のひとつです。平安時代の宮廷で、すでに菊花の宴が流行していることから、律令期に他の文物とともに中国からもたらされたと考えられています。支配者層のあいだで不老不死を象徴する花として愛でられました。

平安・鎌倉時代からは、支配者層の中で日本独特の花が作り出されました。品種の育成が行われ、筆先のような花弁をもつ「嵯峨菊」は京都の大覚寺で門外不出とされ、花弁の垂れ下がった「伊勢菊」は伊勢の国司や伊勢神宮との関わりで栽培されました。近世中期頃以降になると、菊作りは度々大流行をみせ、丁子菊や「肥後菊」「江戸菊」の系統が成立しています。また、菊花壇や菊細工といった見世物の興行がなされ、人々は菊見物に興じるようになり、菊は大衆化していったのです。

本特集展示では、江戸時代の菊栽培および菊細工の流行を紹介するとともに、その中で生み出された変化に富む菊花のかたちが、いかに模様のデザインに映し出されているのかを、小袖の菊模様を通じてみていきます。

展示構成

くらしの植物苑の特別企画「伝統の古典菊」と連動しており、展示室では、植物苑にてパネルで紹介している菊の栽培書など、資料の実物が見られます。また、展示室で紹介する古典菊は、植物苑に足を運んでいただけますと、花の実物をご覧いただけます。

展示物(予定)

・増補地錦抄
・流行菊花揃
・菊番附道順独案内
・藍平絹地流水菊模様友禅染小袖
・藍平絹地流水柳薔薇菊模様友禅染幕(小袖裂)
・白麻地雪華菊尽模様染縫帷子
・水浅葱縮緬地菊籬模様友禅染縫振袖

など約25点(すべて本館蔵)

展示解説会のご案内

日時 11月6日(火) 15時30分~
会場 第3展示室(近世)副室

当展示プロジェクト委員による展示解説を行います。事前予約等は必要ございません。詳細につきましては下記「このリリースに関するお問い合わせ」までお問合せください。

展示についてのお問い合わせ電話番号

ハローダイヤル:03-5777-8600 (8時00分から22時00分まで)

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催事のご案内

企画展示

「行列にみる近世 -武士と異国と祭礼と-」

10月16日(火)~12月9日(日)本館企画展示室にて開催

くらしの植物苑特別企画

「冬の華・サザンカ」

12月4日(火)~1月27日(日)くらしの植物苑にて開催  
展示解説会12月4日(火) 13時30分~

くらしの植物苑観察会

くらしの植物苑にて開催、事前申し込み不要、要入苑料

第163回 「洛中洛外図にみえる植物」

日時 10月27日(土) 13時30分~
講師 小島 道裕 (本館歴史研究系)

第165回 「サザンカの品種とその文化史」

日時 12月15日(土) 13時30分~
講師 箱田 直紀 (恵泉女学園大学名誉教授)

歴博講演会

歴博講堂にて開催、13時00分~15時00分、入場無料、当日先着順に受付、定員260名

第347回 「近世祭礼図にみる行列」

日程 11月10日(土)
講師 八反 裕太郎 (頴川美術館)

第348回 「東国古墳時代像の再構築」

日程 12月8日(土)
講師 広瀬 和雄 (本館考古研究系)

歴博フォーラム

歴博講堂にて開催、13時00分~16時30分、入場無料、
要事前申込(開催日2ヶ月前から受け付けております)、定員260名

第86回 「ここまでわかった!縄文人の植物利用」

日程 2012年12月15日(土)
講師 工藤 雄一郎(本館考古研究系) 他

往復ハガキまたはEメールに行事名・開催日・住所・氏名(ふりがな)・電話番号を明記のうえお申し込みください。

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平成24年度くらしの植物苑特別企画「伝統の古典菊」広報用素材の提供について

ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。


【ご注意】

  • 本図版の使用は、「平成24年度くらしの植物苑特別企画『伝統の古典菊』」広報に関するものに限ります。
  • 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
  • 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを200ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
  • ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。

以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。

くらしの植物苑特別企画「伝統の古典菊」

伊勢菊

暁紅   雪山

1) 暁紅

 

2) 雪山

奥州菊

華厳の滝   極楽殿

3) 華厳の滝

 

4) 極楽殿

江戸菊

江戸菊 展示風景   荏原紫玉

5) 江戸菊 展示風景

 

6) 荏原紫玉

平成絵巻    

7) 平成絵巻

 

 

嵯峨菊

嵯峨菊 展示風景   鈴虫

8) 嵯峨菊 展示風景

 

9) 鈴虫

嵯峨の泉    

10) 嵯峨の泉

 

 

丁字菊

希望丸   元禄丸

11) 希望丸

 

12) 元禄丸

6) 肥後菊

御所車   松の雪

13) 御所車

 

14) 松の雪

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平成24年度 第3展示室特集展示「伝統の古典菊」広報用素材の提供について

ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。


【ご注意】

  • 本図版の使用は、「平成24年度 第3展示室特集展示『伝統の古典菊』」広報に関するものに限ります。
  • 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
  • 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを400ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
  • ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。

以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。

第3展示室特集展示「伝統の古典菊」

※すべて本館蔵

紅綸子地菊模様絞縫小袖   藍平絹地流水菊模様友禅染小袖

1) 紅綸子地菊模様絞縫小袖

 

2) 藍平絹地流水菊模様友禅染小袖

白綸子地菊松模様絞縫小袖   藍平絹地流水柳薔薇菊模様友禅染幕

3) 白綸子地菊松模様絞縫小袖

 

4) 藍平絹地流水柳薔薇菊模様友禅染幕

白麻地雪華菊尽模様染縫帷子   納戸綸子地菊岩笹模様染縫振袖

5) 白麻地雪華菊尽模様染縫帷子

 

6) 納戸綸子地菊岩笹模様染縫振袖

水浅葱縮緬地菊籬模様友禅染縫振袖   流行菊花揃

7) 水浅葱縮緬地菊籬模様友禅染縫振袖

 

8) 流行菊花揃

百種接分菊    

9) 百種接分菊

 

 

※内容は変更する場合があります。ご了承ください。

このリリースに関するお問い合せ
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報係 横尾・宮下・尾高

〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地
TEL 043-486-0123(代)  FAX 043-486-4482
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp