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第3展示室(近世)特集展示 「もの」からみる近世
『双六の小宇宙』

開催要項

開催期間 2010年12月21日(火)~2011年1月30日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 第3展示室(近世)副室
料金 一般420(350)円
高校生・大学生250(200)円
中学生以下無料
(  )内は20名以上の団体
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。
開館時間 9時30分~16時30分
(入館は16時00分まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
2010年12月27日~2011年1月4日
主催 国立歴史民俗博物館

謹啓 時下益々ご清祥のことと、お慶び申し上げます。平素より、当館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。

当館では12月21日より、平成22年度特集展示「双六の小宇宙」を開催します。
人生の栄達を主題とした出世双六、旅や行楽への関心の高まりとともに急増する道中双六や名所双六、あるいは百物語の流行による妖怪双六など、絵双六はそれぞれの時期の人々の関心の在処や世の中の流行を映し出す鏡でした。

本特集展示では当館が所蔵する絵双六を、その形式(廻り双六、飛び双六、飛び廻り双六)にも留意しつつ、おもにその主題に注目して、江戸後期の多彩な都市文化の一端と、江戸後期の世相について考えるものです。

当館の研究成果についてご理解いただき、当館へのより一層のご支援をいただけたらと存じます。

つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。

敬具

趣旨

サイコロを振り、出た目の数にしたがって「振り出し」から駒をすすめて「上がり」を目指す絵双六は、江戸時代、大衆的な出板を行う地本問屋の主要商品のひとつでした。絵双六の歴史は、仏教の十界の世界観にもとづく浄土双六が室町期に成立し、江戸時代に入り庶民層に普及、やがて道中双六や出世双六が生み出されたとされています。江戸後期になり錦絵に代表される木版多色刷りの技術が確立すると、絵双六は華やかさを加えるとともに、人気浮世絵師が筆を執って絵画性豊かなさまざまな主題のものが大量に生み出されました。

人生の栄達を主題とした出世双六、旅や行楽への関心の高まりとともに急増する道中双六や名所双六、あるいは百物語の流行による妖怪双六など、絵双六はそれぞれの時期の人々の関心の在処や世の中の流行を映し出す鏡でした。

本特集展示では当館が所蔵する絵双六を、その形式(廻り双六、飛び双六、飛び廻り双六)にも留意しつつ、おもにその主題に注目して、江戸後期の多彩な都市文化の一端と、江戸後期の世相について考えるものです。

主な展示資料

東海道五十三駅双禄 (歌川芳藤・慶応3年)
大名出世双六 (江戸時代)
男女振分婚礼双六 (歌川貞景・江戸末期)
川柳風狂句孝不孝振分双六 (緑亭川柳・江戸末期)
新版御府内流行名物案内双六 (歌川芳艶・江戸末期)
豪傑水滸伝双六 (歌川国芳・嘉永頃) 
など、約30点

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関連イベント

ギャラリートーク

2011年1月15日(土) 13時30分~ (約30分)

展示解説会のご案内

日時 12月21日(火)10時30分~
会場

本館第3展示室 副室

※一般の方もご参加いただけます。

展示についてのお問い合わせ電話番号

ハローダイヤル:03-5777-8600 (8時00分から22時00分まで)

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その他の特集展示・くらしの植物苑特別企画

企画展示

武士とはなにか

10月26日(火)~12月26日(日)

くらしの植物苑特別企画

「冬の華・サザンカ」

2010年11月30日(火)~2011年1月30日(日)

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双六の小宇宙」広報用素材の提供について

ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。


【ご注意】

  • 本図版の使用は、「平成22年度第3展示室特集展示『双六の小宇宙』」の広報に関するものに限ります。
  • 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
  • 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを400ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
  • ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。

以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。

双六の小宇宙

新版御府内流行名物案内双六   春興手習出精双六

(1)新版御府内流行名物案内双六

(歌川芳艶 当館蔵)

日本橋を売出し(振出し)に、山谷の八百善、向島の大七など江戸の有名な料理茶屋や、鰻屋、蕎麦屋などを食べ歩き、山王祭礼を右上がりとする飛び双六。江戸後期の料理文化の発展を背景に生まれたもの。

 

(2)春興手習出精双六

(歌川広重 当館蔵)

寺子屋入門を振り出し、学問の神様である亀戸天神をあがりにした双六で歌川広重の画になる。当時の寺子屋の教科書である往来物の書名と関連する略画及び発句をあしらっている。

四季たのしみ双六

(3)四季たのしみ双六

(当館蔵)

四季の行事や風物を主題とした双六。恵方参にはじまり、節分、汐干(潮干狩り)、年の市、山王祭、吉原などの行事・風物を経て、初春で上がりとなる。

豪傑水滸伝双六

(4)豪傑水滸伝双六

(歌川国芳 当館蔵)

江戸末期の水滸伝ブームを背景につくられた双六で、絵師は水滸伝の豪傑を描いた錦絵で人気を博した国芳。水滸伝に登場する豪傑を各マスにひとりずつ描く廻り双六。上がりのマスは、梁山泊の首領宋江が、夢の中で九天玄女から、自分たちが百八の魔星の転生であることを告げられる場面。

川柳風狂句孝不孝振分双六   岩井紫若のお乳人重の井と三代目岩井粂三郎のじねんじよの三吉

(5)川柳風狂句孝不孝振分双六

(緑亭川柳 当館蔵)

緑亭川柳(五代目川柳)撰。人生における行いを善行=孝、悪行=不孝のふたつに分けて、善行を積んで「富貴」へと上がりを目指す。江戸後期における庶民の道徳観をうかがわせる好資料。

 

(6)岩井紫若のお乳人重の井と三代目岩井粂三郎のじねんじよの三吉

(歌川国芳 当館蔵)

天保13年4月、江戸・河原崎座「恋女房染分手綱」の舞台を歌川国芳が描いた役者絵。水口の宿場で、東国の大名家に輿入れする幼い姫君の旅宿に呼び入れられた馬子の三吉は、姫君に道中双六の遊び方を教えて、褒美の菓子を貰う。

 

このリリースに関するお問い合せ
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報係 横尾・島田・三谷

〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地
TEL 043-486-0123(代)/6488(直)  FAX 043-486-4482
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