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第3展示室(近世)特集展示 「もの」からみる近世
『紀州徳川家伝来の楽器-琵琶-』

開催要項

開催期間 2010年4月27日(火)~6月20日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 第3展示室(近世)副室
料金 一般420(350)円
高校生・大学生250(200)円
中学生以下無料
(  )内は20名以上の団体
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。
開館時間 9時30分~17時00分
(入館は16時30分まで)
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、5月6日
主催 国立歴史民俗博物館

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、当館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。

当館では4月27日より、平成22年度第3展示室特集展示「もの」からみる近世『紀州徳川家伝来の楽器-琵琶-』を開催します。当館が所蔵する紀州徳川家伝来楽器コレクションは、主として紀州藩の第十代藩主徳川治宝(はるとみ)(1771~1852)によって収集されたものと伝えられます。意欲的な文化政策を推進したことで有名な治宝は、のちの伝えによれば、特別に勅許を得て黄金五万両を投じ、国内外、古今の楽器を集めたといいます。

今回はその中から琵琶を選び、楽器はもちろんのこと附属品を含め一堂に展示を行います。

つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。

敬具

趣旨

当館が所蔵する紀州徳川家伝来楽器コレクション(159件)は、主として紀州藩の第十代藩主徳川治宝(とくがわはるとみ・1771~1852)によって収集されたものと伝えられます。雅楽の楽器を中心に、吹きもの(管楽器)・弾きもの(弦楽器)・打ちもの(打楽器)など各種の楽器や、楽譜、調律具、収納袋や箱など附属品、さらに楽器にまつわる情報を記した附属文書から構成されており、楽器史や音楽史上きわめて重要な資料とみなされてきました。

今回の特集展示では、本コレクションの中から、琵琶をとりあげ、附属品や附属文書とともに展示します。コレクション中の琵琶は23面に及びますが、この中には、天武6年(677)の作と伝えられる琵琶を初めとする各時代の琵琶や、平家琵琶として用いられたもの、きわめて小型のもの、明清楽の流行を受けて収集されたと推測される中国の琵琶など貴重な遺例が含まれます。これらを展示することにより、一般にはあまり馴染みのない古楽器への理解をうながすとともに、高度な工芸技術や、江戸後期の大名家を中心とした文化の一端を紹介したいと思います。

なお、本資料は日本古楽器の最大級のコレクションとして広く知られており、平成15年度に刊行した『国立歴史民俗博物館資料図録3 紀州徳川家伝来楽器コレクション』、平成16年度からは、「れきはくデータベース」において、その豊富な資料情報を公開しています。今後の特集展示において、順次、展示・公開をおこない、その全貌を紹介する予定です。

みどころ

  • 藩主自身が収集した楽器です。
    このコレクションの特徴は、他の大名家の伝来品と異なり、藩主徳川治宝が一代で築きあげたという点にあります。楽器や附属文書を通じて、コレクター治宝が、どのように楽器を収集し、愛蔵したかがわかります。
  • 楽器および附属品の美術工芸品的魅力を堪能していただけます。
    楽器や附属品の美しさを鑑賞することは、収集の楽しみの一端でもあったのでしょう。箱・袋などの収納具をはじめとする附属品の多くは、治宝が楽器を入手した後に特別にあつらえたものです。今回の展示では、木工・染織・撥面の絵画など、江戸時代の美術工芸技術をご覧いただけます。

主な展示物(予定)

紀州徳川家伝来楽器コレクション(H-46)より

  • 琵琶(銘「白鳳(はくほう)」) 1面 天武6年(677)  銘 在田坊作
  • 琵琶(銘「箕面(みのお)」) 1面 江戸時代 保延4年(1138)銘 内記作
  • 琵琶(銘「美女(びじょ)」) 1面 江戸時代  文和2年(1842)銘 政尊・三井伊織作
  • 琵琶(銘「筑夫島(ちくぶじま)」) 1面 室町時代
  • 琵琶(銘「武蔵野(むさしの)」) 1面 慶長14年(1609)銘 雑賀新右衛門作
  • 琵琶(銘「小車(おぐるま)」)  1面
  • 琵琶(銘「花月(かげつ)」) 1面 江戸時代 一尾伊織作 徳川治宝画
  • 『琵琶譜(びわふ)』 1帖 寛政4年(1792)徳川治宝奥書
  • 『琵琶の譜(糸竹秘抄(しちわひしょう))』 1帖 天保5年(1834)
  • 『三五要録(さんごようろく)』 12冊
  • 琵琶撥

など約20点

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関連イベント

ギャラリートーク

日時 2010年5月15日(土)13時30分~(40分程度)
解説

日高 薫(情報資料研究系)

展示解説会のご案内

日時 4月27日(火)13時30分~
会場

本館第3展示室 副室

※一般の方もご参加いただけます。

展示についてのお問い合わせ電話番号

ハローダイヤル:03-5777-8600 (8時00分から22時00分まで)

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催事のご案内

歴博講演会

歴博講堂にて開催、14時00分~16時00分、入場無料、当日先着順に受付、定員260名

第317回 「環境変動と縄文時代の始まり」

日程 5月8日(土)
講師 工藤 雄一郎(当館考古研究系)

第318回 「歌川派版木からみる錦絵の色と技術」

日程 6月12日(土)
講師 小瀬戸 恵美(当館情報資料研究系)

歴博探検

午前11時00分~午後12時30分、小学校高学年~中学生対象 (保護者の方も参加できます)、ガイダンスルームにて開催、要事前申込、参加費無料、定員20名

「茶わんのひみつ」

日程 5月8日(土)
講師 小野 正敏

くらしの植物苑観察会

くらしの植物苑にて開催、13時30分から、事前申込不要、要入苑料

第133回観察会 「江戸の花 桜草」

日程 4月24日(土)
講師 鳥居 恒夫(江戸園芸研究家)

第134回観察会 「美術にみる夏草」

日程 5月22日(土)
講師 日高 薫(当館情報資料研究系)

第135回観察会 「農事にかかわる植物たち」

日程 6月26日(土)
講師 辻 誠一郎(東京大学大学院)

次回の企画展示・くらしの植物苑特別企画

【企画展示】「アジアの境界を越えて」7月13日(火)-9月12日(日)

入館料 一般830(560)円/高校生・大学生450(250)円
( )内は20名以上の団体、小中学生無料
※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。

歴史の流れの中で、アジア世界にはいくつもの「境界」を見出すことができます。視点によって、さまざまな境界が浮かび上がってきます。境界を、いかに描くことができるのか。境界を越える時に何が生じるのか。古代と近現代という二つの舞台から、歴史のなかの「境界」を眺めてみたいと思います。

【くらしの植物苑特別企画】「伝統の朝顔」8月3日(火)~8月29日(日)

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「和宮ゆかりの雛かざり」広報用素材の提供について

ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。


【ご注意】

  • 本図版の使用は、「平成22年度第3展示室特集展示『紀州徳川家伝来の楽器-琵琶-』」の広報に関するものに限ります。
  • 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
  • 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを400ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
  • ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。

以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。

和宮ゆかりの雛かざり

琵琶 銘「花月(かげつ)」   琵琶 銘「白鳳(はくほう)」

1) 琵琶 銘「花月(かげつ)」

江戸時代初期(当館蔵)
文政2(1819)年、江戸の琵琶職人から11両で古い琵琶を入手した藩主治宝は、撥面に自ら夜桜の図を揮毫しました。

 

2) 琵琶 銘「白鳳(はくほう)」

天武6年(677)(当館蔵)
槽内に銘があり、天武6年(677)の作といわれます。嵯峨天皇(786-842)が兵庫の鶴(かく)林寺(りんじ)に寄進したとの伝承をもつ由緒正しい琵琶。

琵琶 銘「筑夫島(ちくぶじま)」   琵琶 銘「武蔵野(むさしの)」

3) 琵琶 銘「筑夫島(ちくぶじま)」

室町時代(当館蔵)
治宝の父、八代藩主徳川重倫(しげのり)(1746-1829)から譲り受けた琵琶。撥面に金雲たなびく竹生島の風景が描かれる。

 

4) 琵琶 銘「武蔵野(むさしの)」

慶長14年(1609)(当館蔵)
通常よりやや小型の琵琶で、雑賀新右衛門が作ったとの銘がある。第5柱を付けた痕跡があり、平家琵琶として使われたらしい。

 

このリリースに関するお問い合せ
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報係 横尾・島田・三谷

〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地
TEL 043-486-0123(代)/6488(直)  FAX 043-486-4482
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp

※内容は変更する場合があります。ご了承ください。