プレスリリース

過去のプレスリリース

くらしの植物苑特別企画 「伝統の古典菊」

開催要項

開催期間 2009年11月3日(火・祝)~11月29日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
料金 個人(高校生以上) 100円
団体(20名以上) 50円
※小中学生は入苑無料
※毎週土曜日は高校生は入苑無料
開苑時間 9時30分~16時30分 (入苑は16時まで)
休苑日

11月9日(月)・16日(月)・24日(火)

主催 国立歴史民俗博物館

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、当館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。
このたび、当館くらしの植物苑におきまして、毎秋恒例の「伝統の古典菊」展を開催いたします。

菊は、日本を代表する伝統的な園芸植物の一つです。なかでも、嵯峨菊や伊勢菊、肥後菊、江戸菊といった古典菊は、花が独特の形に改良されているだけでなく、栽培方法や観賞法にも様々な工夫が施されてきました。当館は、植物苑を持っている国内唯一の歴史系博物館としての役割から、歴史資料として、また文化遺産としても重要な、これらの古典菊を1999年から収集・栽培しております。

このたびの特別企画では、およそ100品種の様々な古典菊を展示するとともに、古典菊の育て方と楽しみ方を写真パネルで紹介します。さらに、江戸菊が多様に変化していく様子も見ていただく予定です。ぜひともご来苑ください。

趣旨

菊は、日本在来の植物ではありませんが、わが国を代表する園芸植物のひとつです。平安時代の宮廷ですでに菊花の宴が流行していることから、律令文化とともに中国からもたらされたと考えられています。

平安・鎌倉時代からは、日本独自の美意識により、支配者層の中で独特の花が作り出されました。筆先のような花弁をもつ「嵯峨菊」は京都の大覚寺で門外不出とされ、花弁の垂れ下がった「伊勢菊」は伊勢の国司や伊勢神宮との関わりで栽培され、宴に、美術工芸品に、不老不死のシンボルに特権的な地位を築いていきました。それが、近世中頃以降になると大衆化し、変化に富む園芸種の菊花壇や、菊細工の見世物が流行したと言われています。それらの流行を支えたのが、花弁のまばらな「肥後菊」と花弁が咲き始めてから変化していく「江戸菊」です。これらに花の中心が盛り上がって咲く「丁字菊」を加えた伝統的な中輪種は、「古典菊」と呼ばれています。

くらしの植物苑ではこのような「古典菊」を1999年から収集・展示してきました。今年度は特別企画「季節の伝統植物」の統一テーマとして「育て方と楽しみ方」を掲げておりますが、「古典菊」の特別企画では育て方の歴史をたどるため、菊の栽培書をいくつかの系統に分けたパネルを作成します。また、「楽しみ方」の一例として、伝統的な包み方に基づいた花束の作り方を紹介します。

展示構成

くらしの植物苑で収集・寄贈され、栽培・育種した古典菊(嵯峨菊10品種、伊勢菊10品種、肥後菊30品種、江戸菊33品種、丁字菊10品種)と、江戸菊や肥後菊と同じく近世中頃から作られている奥州菊を7号もしくは9号鉢に植栽し、苑内の東屋周辺、ハウス、よしず展示場に展示します。また、古典菊の特徴をまとめた解説パネルや、「育て方と楽しみ方」のテーマに即した菊の栽培書や包み方に関するパネルを展示します。

展示についてのお問い合わせ電話番号

ハローダイヤル:03-5777-8600 (8時00分から22時00分まで)

展示解説会のご案内

日時 11月5日(木) 受付:13時00分~13時30分開始
会場 くらしの植物苑 東屋周辺

当展示プロジェクト委員による展示解説を行います。

詳細につきましては別途お送りする「展示解説会のご案内」をご覧いただくか、下記「このリリースに関するお問い合わせ」までお問合せください。

期間中の植物苑催事のご案内

くらしの植物苑観察会

(くらしの植物苑東屋にて開催、事前申し込み不要、要入苑料)

第128回「菊の栽培書」

日時 11月28日(土) 13時30分~
講師 平野 恵 氏(明治大学兼任講師)

古典菊の有償頒布のご案内

日時 10月24日(土)、11月3日、11月5日(木) 9時30分~12時30分
場所 くらしの植物苑東屋
価格 1鉢1000円~(当苑で栽培している古典菊)
* お一人様あたりの鉢数を制限させていただく場合があります。
* 数量に限りがあります。品切れの際にはご容赦ください。
* 別途、入苑料が必要となります。

関連図録等

『季節の伝統植物』 800円

※くらしの植物苑関係の刊行物のお問い合わせは(財)歴史民俗博物館振興会へ。
電話043-486-8011 Fax:043-486-8008 E-mail:shop@rekishin.or.jp

このページの上部へ

次回の企画展示・ミニ企画展示等

企画展示

「縄文はいつから!?-1万5千年前になにがおこったのか-」

日程 10月14日(水)~2010年1月24日(日)

ミニ企画展示

「金箔と刺繍のきらめき-慶長小袖~野村コレクションより~」

日程 9月15日(火)~12月13日(日)

総合展示(第2展示室)

「重要文化財 洛中洛外図屏風甲本公開」

日程 10月31日(水)~11月15日(日)

このページの上部へ

「伝統の古典菊」広報用素材の提供について

ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。


【ご注意】

  • 本図版の使用は、「平成21年度くらしの植物苑特別企画『伝統の古典菊』」広報に関するものに限ります。
  • 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
  • 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを200ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
  • ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。

以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。

伝統の古典菊

1) 嵯峨菊

 

1)_1 流

 

1)_2 香

2) 伊勢菊

 

2)_1 雪山

 

2)_2 陽春

3) 肥後菊

 

3)_1 黄山の秋

 

3)_2 紅不動

4) 江戸菊

 

4)_1 下谷錦秋

 

4)_2 下谷花川戸

5) 奥州菊

 

5)_1 愛国殿

 

5)_2 星月夜

6) 丁子菊

 

6)_1 希望丸

 

6)_2 白竜丸

※内容は変更する場合があります。ご了承ください。

このリリースに関するお問い合せ
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報係 横尾・島田・中村

〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地
TEL 043-486-0123(代)  FAX 043-486-4482
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp