第25回歴博フォーラム開催要項
- 名 称 第25回歴博フォーラム「再発見・八重山の村」
- 日 時 平成9年6月1日(日) 午前9時50分〜午後4時30分
- 場 所 石垣市民会館中ホール(沖縄県石垣市)
- 主 催 国立歴史民俗博物館・(財)歴史民俗博物館振興会
- 共 催 竹富町教育委員会・石垣市教育委員会
- 後 援 沖縄県教育委員会
- 開催主旨
特定研究「列島内緒文化の相互交流」の「奄美・沖縄の文化とその展開」八重山研究班は,三年間の研究のひとつの柱として八重山の廃村調査をおこない,波照間・竹富両島における測量図を数箇所について作成してきた.その結果,八重山の村落形態の変遷について,これまで曖昧であった諸問題について,ある程度の見通しを得ることができるようになった.その詳細は近々歴博の研究報告に取りまとめる予定であるが,これとは別に,廃村に対する高い関心からかねて地元においても独自の調査・研究が蓄積されてきた.
そこで,これを機会に,関係者が一同に会して八重山の村落形態に関わる諸々の問題について論じ,かつ,その研究の意義をひろく訴えようとするものである.
八重山の廃村は,石垣囲いという他には類をみない特徴のために,中世以来よくその外形が保存されており,この地域の人々の生活文化史の実証的研究にとって貴重な価値を持つものである.また,現在の生活においても重要な意味と役割を与えられている,という点からも,島における文化の連続・継承ないしは変容を考える場合に無視しえないものでもある.
しかし,近年,道路工事・牧草地の整備など,種々の開発行為にともなって破壊が急速に進行しつつあり,これに対して,質量ともに十分な記録化の推進や保護・保存の必要性が高まっている.
本フォーラムでは,こうした点を考慮に入れつつ,今回の研究によって得られた成果をもとに島の生活変容の一端を明らかにするとともに,この地域の村落に関わる多角的な議論を進めて,島の文化的特質の形成・発展の過程を示すことにしたい.さらに,これらを通して廃村の持つ意義を改めて確認し,その調査・保存の推進を喚起したいと考える.
- 開催内容
9:50〜 9:55 開会挨拶 竹富町教育委員会代表 9:55〜10:00 挨拶 比嘉政夫(国立歴史民俗博物館代表) 10:00〜10:40 報告1 「八重山の村と社会」
比嘉政夫(国立歴史民俗博物館)10:40〜11:20 報告2 「中世八重山の村と遺跡」
小野正敏(国立歴史民俗博物館)
金武正紀(那覇市教育委員会)11:20〜12:00 報告3 「発掘された八重山の中世遺跡」
阿利直治・下地 傑(石垣市教育委員会)【 12:00〜13:00 休 憩 】 13:00〜13:40 報告4 「絵図と地図から復元した石垣の村」
松村順一(石垣市史編集室)13:40〜14:20 報告5 「宮古の村落」
下地和弘(城辺町教育委員会)14:20〜15:00 報告6 「沖縄の空間意識と村」
赤嶺政信(琉球大学法文学部)【 15:00〜15:10 休 憩 】 15:10〜16:25 討論 司 会:朝岡康二(国立歴史民俗博物館)
仲盛 敦(竹富町教育委員会)
パネラー:比嘉政夫・小野正敏
金武正紀・阿利直治
下地 傑・松村順一
下地和弘・赤嶺政信16:25〜16:30 閉会挨拶 石垣市教育委員会代表