くらしの植物苑だより
◆くらしの植物苑観察会◆| 「木とくらし1 江戸時代の木材の利用」 |
| 講師:辻 誠一郎(国立歴史民俗博物館) |
| 6月24日(土)第27回くらしの植物苑観察会 |
〔変わり葉ゼラニウム〕
園芸上ゼラニウムとよばれる種類は、分類上はペラルゴーニウム属です。ペラルゴーニウム(テンジクアオイ)属には約250種程あります。そのほとんどが南アフリカに広く分布しています。ヨーロッパを経て江戸時代に渡来しました。この属には4グループがあります。今回の展示では特にペラルゴーニウム・ゾーナーレ(モンテンジクアオイ=紋天竺葵)を取り上げました。葉に美しい斑紋をもっています。「斑入葉ゼラニウム」は、葉の斑紋が白、黄、茶褐色色のほか、赤、桃、紫色と多彩な色合いとなって美しい。斑入葉品種は、19世紀中・後期にビクトリア王朝時代に流行がありまして、我が国においても明治末期から大正時代にかけて数多くの品種が導入されました。初期は海外からの種類に和名を付けて販売しておりましたが、各地で改良が進み日本人好みの色彩物が多数発売され、一部の人が投機適に走り、この期をさかいに栽培熱も減少し、戦争期を経て優良品種も減少し、現在においては愛好家により100種程度が保存されているに過ぎません。変わり葉系統には、黒雲竜系→錦栄山、玉錦、錦山など、紫雲竜系→岩戸の舞、栄冠、宝山、京都系→羽衣、桃山、平安錦、御室など、これらの種類により各種図柄が作られます。
栽培と管理 |
|
|
|
|
| National Museum of Japanese History, All rights reserved. http://www.rekihaku.ac.jp |
|