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No.32 2000年 4月29日

くらしの植物苑だより

◆くらしの植物苑観察会◆
毎月第4土曜日(13:30 〜 )
4月のみ29日(みどりの日)




ゼラニウム  フウロソウ科ペラルゴニウム属(テンジクアオイ属)

 ゼラニウムとは、Pelargonium zonale(ペラルゴニウム・ゾナーレ)という種(しゅ)を基本とする園芸品種の大きなグループです。

 日本では、古くは葉変葵(ようへんあおい)と呼ばれ、時に変わり葉、五色葉、錦葉と称しています。錦の名がついた品種が多く見られます。原産地は南アフリカで、1690年頃イギリスに渡り、その後改良が加えられて、1820年頃には数多くの品種がつくり出されていました。

 日本へは江戸時代の末期にオランダから渡来したとされています。その後、横浜植木商会によって明治23年頃輸入されました。和名で命名された変わり葉の品種にとくに人気が高く、明治末期には大流行しました。投機の対象にまで扱われるほどでしたが、大正時代にやや衰退しました。昭和に入って再び流行しましたが、昭和12年後は、戦争などによって多くの品種が失われました。近年、ガーデニングブームによって、多くの品種が普及するようになってきました。

 この『ゼラニウム展』の主役は、変わり葉ゼラニウムです。葉色が変化するゼラニウムを総称して変わり葉ゼラニウムと呼んでいます。英名では、ファンシーリーブド・ゼラニウム。葉色によって、次のようなグループに大別されます。

ごしきば
五色葉系
緑色と、白・黄・黒褐・赤色などが輪紋状や覆輪状に組み合わさった
複雑な色彩の斑入り葉
ふくりんば
覆輪葉系
緑色地に、葉縁が白く縁どられた覆輪の斑入り葉
なかふ
中斑系
緑色地に、中央部に黄や黄白色の斑入り葉種
しぼ
絞り葉系
緑色と黄色が絞り模様となる
りんもんば
輪紋葉系
黄緑色地に、黒褐色の輪模様を現す
くろば
黒葉系
葉が黒紫色
きば
黄葉系
葉が黄緑色無地



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