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デジタルで楽しむ歴史資料

2017年3月14日[火]~2017年5月7日[日]

大久保利通とその時代

●みどころ●
「見て」「聞いて」「楽しむ」歴史資料のデジタルワールドにご招待!


ゲーム機やスマートフォンなどを思いうかべてください。こどものみなさんのほうが、おとなよりずっとデジタル技術を使いこなしているかもしれませんね。今回の企画展示は、そんなデジタル技術を使って、歴史の資料をもっと楽しんでみてもらおう、というものです。


博物館では、たくさんの歴史資料がガラスケースの中に展示されています。ほんとうは、ケースなんか無くして、もっと近づいて、小さいものは手に取って、資料のすみずみまでじっくり見られたらとても楽しいですよね。

ところが、資料は、さわらなくても、光を当てるだけで、どんどん傷(いた)んでしまうのです。未来の人々に歴史資料を残していくためには、収蔵庫の中で静かに眠らせておくのが一番なのです。たくさんの人に見てほしい。でも、少しでも傷まないようにしたい・・・博物館のいちばんの悩みです。


あらかじめ、資料の精密な写真をデジタルカメラで撮影(さつえい)しておき、大きな画面にその画像を映し出すと、資料が「大きく」「明るく」表示され、とても「見やすく」なります。また、いくつかの資料の同じところや違(ちが)うところを「見比べる」ときにも便利です。

今ではもう見ることのできない絵や資料が、作られた当時の姿をよみがえらせることも、デジタル技術の得意技です。今回は、江戸時代のお城や京都の町家を3DCG(3次元コンピューターグラフィックス)で再現します。


今回の企画展示では、歴博自慢(じまん)のコレクションがたくさん展示されます。
春休みには約400年前の江戸をえがいた「江戸図屏風(えどずびょうぶ)」。ゴールデンウィークには、約500年前の京都をえがいた「洛中洛外図屏風(らくちゅうらくがいずびょうぶ)歴博甲本(れきはくこうほん)」を展示します。どちらも歴博を代表する超(ちょう)有名資料。教科書にものっていますね。

保存のため1年に4週間しか展示できず、しかも全国の博物館から貸し出しのリクエストが殺到(さっとう)していて、歴博でもなかなかホンモノを見ることができません。この機会にぜひ見にきてください。


実際にデジタルを体験できるコーナーもたくさん用意しました。
江戸時代のすごろくが遊べる「デジタルすごろくゲーム台」や、千葉県のご当地キャラクターたちと記念写真が撮れる「超(ちょう)大型フォトフレーム」。歴史上の有名人になれる「肖像画(しょうぞうが)なりきりコンテンツ」などなど・・・おとなもこどもも楽しめる企画展示になっていますので、家族や友達といっしょに遊びにきてください。


今回の企画展示に合わせて、スマートフォンを使って、キャラクターや自分が動いている映像が小箱の中で浮(う)きあがってみえる工作キット「歴博夜桜幻影箱(れきはくよざくらげんえいばこ)」を販売(はんばい)します。ゴールデンウィークには、キットを組み立てながら、その仕組みがよくわかるワークショップも開催(かいさい)します。
【→詳しくはこちら】


名 称
「デジタルで楽しむ歴史資料」
会 期
2017年3月14日[火]~2017年5月7日[日]
開館時間
9時30分~17時00分 (入館は16時30分まで)
休館日
毎週月曜日(ただし月曜日が休日の場合は次の日)
主 催
国立歴史民俗博物館
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