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ドイツと日本を結ぶもの-日独修好(にちどくしゅうこう)150年の歴史-

2015年7月7日[火]~2015年9月6日[日]

ドイツと日本を結ぶもの

ドイツといったら、みなさんは何を思いうかべますか。きっと、ゆうめいなサッカーや高級車、音楽の授業でならった作曲家でしょう。でも、それだけではありません。

実は、日本とドイツの交流の歴史は江戸時代の終わりころから続いています。その中には私たちがあまり知らなかった交流の歴史があります。150年にわたる交流の歴史をこの企画展(きかくてん)でふりかえってみませんか。

 

-江戸時代の終わりころ 日本に「プロイセン」の使節団(しせつだん)がやってきた!
江戸時代の終わりころ、ドイツ語を話す地域で力のある王国プロイセンの使節団がやってきて、修好通商条約(※)を結びました。使節団の目から見た当時の日本や日本人から見た当時のプロイセン人を描いた絵が残されています。当時の人たちはお互いの国をどのように見ていたのでしょうか。

 

※修好通商条約(しゅうこうつうしょうじょうやく)…国と国がおたがいになかよく交流したり、ぼうえきしたりするとりきめ。

 

 

江戸幕府(えどばくふ)がヨーロッパにはけんした使節団がけいけんしたドイツ
プロイセンをおとずれた日本の使節団は、ベルリンの宮殿(きゅうでん)でプロイセンの国王に会いました。この絵は日本人使節団がドイツ人と顔を合わせた時のようすを描いたものです。おたがいにどう思ったのでしょう。

 

 

ドイツにおけるジャポニズム
19世紀の終わりころのドイツで、ジャポニズムが流行しました。ジャポニズムというのは、ヨーロッパではやった「日本を楽しんだり、日本の美しさ・おもしろみを鑑賞(かんしょう)したり、自分たちの生活や美術にとり入れたりする」ことです。ミュンヘンでは演劇(えんげき)「ミカド」が上演されました。この絵は、その登場人物の紙でできたミニチュアです。ドイツ人は、この絵を切り離して遊びました。

 

 

 

宮古島(みやこじま)は日本とドイツを結ぶ友好(ゆうこう)の島となりました
明治の初め、沖縄の南にある宮古島の沖の方でドイツの船が岩に乗り上げて動けなくなりました。その時、宮古島の人々が、乗組員を助け出して、けがや病気になった人の手当てをしました。このことに心を打たれたドイツ皇帝は、島に記念碑(きねんひ)を作りました。これはその記念碑を写し取ったものです。

 


企画展の間おこなっているイベント

■ドイツを読む―グリム童話の世界-
グリム童話やドイツの児童文学、絵本、ドイツを紹介する本をおいています。

場 所
図書室

■ドイツと遊ぶ―テディベアとドイツのおもちゃ―
ドイツのおもちゃを展示しています。
また、テディベアに触れたり、石の積木で遊んだりできます。

場 所
たいけんれきはく

名 称
「ドイツと日本を結ぶもの-日独修好(にちどくしゅうこう)150年の歴史-」
会 期
2015年7月7日[火]~2015年9月6日[日]
開館時間
9時30分~17時00分 (入館は16時30分まで)
休館日
毎週月曜日(ただし月曜日が休日の場合は次の日)
※8月10日(月)は開館します
主 催
国立歴史民俗博物館
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