特集展示(第3展示室)

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戦国の兜(かぶと)と旗(はた)

2016年8月9日[火]~2016年9月19日[月祝]

戦国時代の末、日本における戦いの身なりは大きく変わりました。

兜は、奇抜(きばつ)な形に仕立て、個性的な飾(かざ)りを付けた「変わり兜」が、はやりました。武士は集団の中で目立つために、どのような飾りをつけたのでしょうか。巨大なムカデや蝶などをつけた兜など十点を展示しますので、戦国武将はどんな兜をつけたのか、ぜひ見にきてください。

 

鉄一枚張南蛮鎖兜(てついちまいばりなんばんくさりかぶと)
国立歴史民俗博物館蔵

 

 

落合左平次道次背旗(おちあいさへいじみちつぐせはた)(表)
東京大学史料編纂(へんさん)所蔵

鎧(よろい)の背(せ)中には、「指物(さしもの)」と言われる旗や飾りをつけるようになりました。左の旗は、「長篠(ながしの)の戦い」にかかわるものです。鳥居強右衛門(とりいすねえもん)という人が磔(はりつけ)にされた姿を、落合左平次道次(おちあいさへいじみちつぐ)という武士が旗にして自分の背中につけました。 カッと見開いた目を見てください。

 

 

鉄六枚張桃形前付臥人蝶兜(てつろくまいばりももなりまえつきふせちょうかぶと)
国立歴史民俗博物館蔵

兜の前立てに蝶(ちょう)が使われています。鉄の羽と優雅(ゆうが)な羽の蝶は、戦場でも目立ったことでしょう。これを着けた武士は、どんな意味をこめたのでしょう。

 

鉄八枚張椎形眼鏡付兜(てつはちまいばりしいなりめがねつきかぶと)
国立歴史民俗博物館蔵

近眼用の眼鏡が付いた兜です。頭にかぶるヘルメットの部分は古いのですが、眼鏡や飾りは、江戸時代の中ごろになってから付けたものです。

 

 


名 称
戦国の兜(かぶと)と旗(はた)
会 場
第3展示室(近世)副室
会 期
2016年8月9日[火]~2016年9月19日[月祝]
開館時間
9時30分~17時00分 (入館は16時30分まで)
休館日
8月22日[月]・29日[月]・9月5日[月]・12日[月]
主 催
国立歴史民俗博物館、東京大学史料編纂所

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