特集展示(第3展示室)

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江戸図屏風(えどずびょうぶ)と行列

2014年8月5日[火]~2014年9月15日[月・祝]

「この絵、どこかで見たことがあるな」という人が多いと思います。小学校6年生の教科書にのっている江戸城の絵です。じつはこの絵、歴博にある「江戸図屏風」という絵の一部分です。今回の特集展示では、この「江戸図屏風」の実物を展示します。 なんと、歴博では7年ぶりの実物の公開です。これだけでも見る価値ありです。 (実物を展示する日は、8月5日(火)~17日(日)です。)

戦国時代と比べるとわかるように、江戸時代は戦争のない「徳川の平和」の時代でした。この時代に、大名・朝鮮通信使・琉球王国の使節などが行列をつくって国内を歩くようになります。なぜ人々が行列をつくって歩くようになったのでしょうか。そして、なぜそれを絵にえがくようになったのでしょうか。そんなことをいっしょに考えていく展示です。

江戸時代の行列といえば、まず思いうかぶのは大名の参勤交代ですね。 これは、今の愛媛県・松山藩の参勤交代の行列をくわしくかいた絵です。ふくそうや持ち物がちがう武士たちが行列をつくって歩いています。いったい何人くらいの人たちが行列をつくって歩いていたのでしょうか。

 
これは、朝鮮国王からの使い(朝鮮通信使)の行列が、江戸の町を歩いて江戸城の正門から中に入っていく場面をえがいています。朝鮮通信使の一行は、これから将軍家光に会って国王の手紙をわたすのです。これは、「江戸図屏風」にかかれた一場面です。
これは、将軍徳川家茂(しょうぐん とくがわいえもち)が京都に向かう行列をかいた浮世絵(錦絵)です。この旅行は江戸の町人たちの話題になったので、浮世絵師がその行列のようすを絵にかいて売りだしました。大井川には橋をかけていなかったので、人にかつがれて行列がわたっています。

名 称
江戸図屏風(えどずびょうぶ)と行列
会 場
第3展示室(近世)副室
会 期
2014年8月5日[火]~2014年9月15日[月・祝]
開館時間
9時30分~17時00分 (入館は16時30分まで)
休館日
8月18日[月]・25日[月]・9月1日[月]・8日[月]
主 催
国立歴史民俗博物館

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