くらしの植物苑特別企画

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伝統(でんとう)の古典菊(こてんぎく)

2014年11月5日[水]~2014年11月30日[日]

伝統の古典菊

江戸菊 荏原紫玉(えどぎく えばらしぎょく)
咲き始めると花びらの形がかわっていきます。

この花を、みなさんは見たことがありますか。これは、歴博で育てている江戸時代の菊のひとつです。

菊は、もともと日本列島にはえていた花ではありません。奈良時代ころに中国から伝わりましたが、その後、平安・鎌倉(かまくら)時代には天皇や貴族・武士たちに人気のある花になりました。

江戸(えど)時代にはいると、町人たちも趣味で菊づくりを始めました。いろいろ品種を改良して、花びらの形や色などをくふうするようになりました。菊を植えた鉢(はち)をならべて鑑賞(かんしょう)し合ったり、菊人形にしたりして、お客に見せたりするようにもなりました。

このような菊を古典菊とよんでいます。今年も、歴博で育てている約100種類の古典菊をつぎつぎに咲かせてお見せします。

 
肥後菊 松の雪
(ひごぎく まつのゆき)
花びらが重ならないで、花びらの間がすいています。
丁子菊 元禄丸
(ちょうじぎく げんろくまる)
花の中心がもり上がって咲きます。
 
伊勢菊 高砂
(いせぎく たかさご)
花びらがたれ下がっています。
嵯峨菊 嵯峨の泉
(さがぎく さがのいずみ)
花びらの先が筆先のようにとがっています。京都の大覚寺でつくりつづけられてきました。
   
あずま屋
まわりに菊がならべられています。中で資料を見たり、休んだりすることもできます。

名称
伝統(でんとう)の古典菊(こてんぎく)
開催期間
2014年11月5日[水]~2014年11月30日[日]
会 場
国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
開苑時間
9時30分~16時30分(入苑は16時00分まで)
休苑日
11月10日[月]、17日[月]、25日[火]
主 催
国立歴史民俗博物館
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