ファミリープログラム


れきはくをかこうよ作品展

2023年8月5日[土]に、国立歴史民俗博物館の第1展示室の展示物を写生する「れきはくをかこうよ」を開催しました。小学生など計13人の方が参加してくれました。それぞれ好きな展示物を選び、絵を描きました。描いてみると、気がついたことや新たな発見があったようですね。たくさんの色をつかって描いた絵や細かいところまでていねいに時間をかけて描いた絵など、どれも力作ぞろいでした。

日   時
2023年8月5日[土] 13:00~16:00
場   所
本館第1展示室
画   材
色鉛筆・鉛筆・画用紙
歴博の先生
考古研究系 高田貫太先生

みんなの作品紹介

● 第1展示室 ●

画像をクリックすると別のウィンドウが開いて大きく見られます。

らじょう門 平野 杏
感想
やねを前にそるようにかくのがむずかしかった。やねの下の山みたいなところがむずかしかった。門のところの点をくふうした。
歴博の先生から
おおきくてそりあがるやねがとてもじょうずにえがけているとおもいます。ひとつひとつのまどや、柱、門、かいだん、門などの色づかいもみごとで、リアルではくりょくのある絵ができあがりました。展示ではらじょう門をライトアップしていて、あさ、ひる、ゆうがたのふうけいをあらわしています。門のまわりにいた人やどうぶつもてんじしているので、ぜひこの絵にかきくわえてみてくださいね。
作品(2)

昔の時代のたて穴じゅうきょ(じょう文時代) 森内 大翔
感想
・わらみたいなところのかきかたを工夫した。
・木の実を木につけた。
歴博の先生から
「わらみたいなところ」(わら、かや、よしなどのしゅるいがあります)のかきかたが、とてもていねいで、ふんいきがよくひょうげんされているとおもいます。とくに、やねの一番上にある丸太(むなぎ)とのとりつけかたをよく観察しているのが、わかります。じゅうきょのまわりの木々(クリなど)も描かれているので、とうじの自然もそうぞうできますね。
作品(3)

ぼくの土ぐう 森内 大和
感想
・もようをよくみてかいた。
・かおがむずかしかった。
・2色をつかいわけた。
歴博の先生から
「ぼくの土ぐう」という題名から、気に入ってかいてくれたんだなあ、とわかります。土ぐうのもよう、かお、そして手ざわり感が、このいちまいの絵に、みごとにひょうげんされていますね。日本れっとうのかくちでしゅつ土した土ぐうを、いっかしょで見学できるのは、れきはくのとくちょうです。ほかの土ぐうもぜひ描いてみてくださいね。
作品(4)

銅鐸(三遠式) 小林 佑輔
感想
もようがこまかくてかくのが大変だった。
歴博の先生から
三遠式銅鐸(さんえんしきどうたく)のかっこよさが、かたちやもようを正確にえがいてくれたおかげで、一枚の絵にあますところなく表現されているとおもいました。まわりの三角形のもようは、鋸歯文(きょしもん)といって、「じゃあくなものからまもってくれる」もようです。となりにてんじしてあった近畿式銅鐸(きんきしきどうたく)とちがいや同じところを、かんさつしてくれるとうれしいです。
作品(5)

羅城門 高木 悠菜
感想

・こまかいところがたいへんだった。
・色づかいがむずかしかった。
・楽しかった。

歴博の先生から
色づかいが秀逸(しゅういつ:とてもすぐれていること)で、羅城門の荘厳(そうごん:大きくてきらびやかで、おごそかな)なふんいきが、とてもよくかけていると思います。とくに格子窓(こうしまど)の緑色が、はえていて、絵がキリっとしていますね。門のあたりには、動物や人のもけいも展示されているので、それも描き加えると、いっそう、門の大きさがきわだつと思います。
作品(6)

いろんなどき 中島 歩人
感想
よく見てかきました。ちょっとむずかしかったけど、む中になっていました。
歴博の先生から
土ぐうと土きが大集合した、はくりょくある絵になっています。色あいもとてもすてきで、む中になって、よく見て描いてくれたことがよくわかります。日本列島の各地でしゅつどしているいろいろな土ぐうをいっかしょで見学できるのは、れきはくのとくちょうです。ほかの土ぐうもぜひ描いてみてくださいね。
作品(7)

アザラシ 芹川 つつみ
感想
いろいろなところがあったけど目、顔、体がむずかしかったです。
歴博の先生から
ゴマフアザラシのかわいらしさと、すこしのさみしさが、とてもじょうずにかけているとおもいます。ちょっとかわいそうだけど、ほっかいどうなど北のちいきでは、アザラシは、とてもきちょうなたべものでした。アザラシが、すんでいた海のようすをまわりにかいてくれたおかげで、むかしもいまも、ひとびとは、たいせつないのちをわけてもらって、くらしているんだなあ、とかんじることができました。
作品(8)

金銅製龍頭 髙嶋 夢美
感想
正直すべてが難しかったです。つくりや模様のようなもの全部複雑で、しかも金ピカなので黒白で表現するのは困難なことだと痛感しました。工夫したところは特にありませんが、光沢を描くのは楽しかったです。課題は光沢の表現だと思います。もっと良く伝わりやすいように描けるように頑張ります。
歴博の先生から
金銅製龍頭の精緻な文様、光沢を、短時間でこれだけ表現できるとは!!と大変おどろきました。陰影のつけかたが抜群ですね。歴博の子供向けパンフレットに使わせてもらいたい、と本気で考えました。これからも、さまざまな歴史資料を絵画で表現してみてくださいね。黒白表現にこだわったようですが、個人的には彩色にもチャレンジしてほしいです。
作品(9)

古代からいるタイ 上田 潤世
感想
・うろこをがんばってかきました。
・できるだけ本物にちかづけました。
・口をかくときたのしかったです。
・ヒレをかくときたいへんでした。
歴博の先生から
じょうもん時代から、いままで、タイは、日本列島にくらす人びとのたいせつなたべものでした。タイのくち、め、ひれ、うろこがとてもリアルに、描けていると思います。タイがてんじされているところは、じょうもん時代にいろいろなどうぶつやしょくぶつをたべものにしていたことをしってもらうてんじです。ぜひ、ほかのたべものをタイの絵のまわりに描いてもらえたらなあ、とねがっています。
作品(9)

ハート形どぐう・土面・じょうもん土き 斉藤 美羽
感想
むずかしかったところはかげです。かげの色をひょうげんするのがむずかしかったです。
歴博の先生から
どぐうや土きのこまかなもようが、とてもリアルにえがけているとおもいます。かげをつけたことで、ていねいにつくられたどうぐだったことが、よくわかります。じょうもんじだいには、人のかおをあらわしたおまつりのどうぐが、たくさんつくられました。れきはくでほかにもさがしてみてほしいです。
作品(9)

きんいん W・H
感想
へびのもようがむずかしかった。
歴博の先生から
ヘビがとぐろをまいているようすを、とてもこまかくえがいていますね。色も「きんいん」のふんいきにあわせて、ぬってくれました。いまから、2000ねんまえに、ちゅうごくの王様からもらったものです。福岡市立博物館(ふくおかしりつはくぶつかん)で、ぜひ、ほんものをみてほしいです。
作品(9)

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