展示室のうらがわ

博物館の中で展示室は、スポットライトのあたる表ステージ。
そのうらがわには、展示をささえるたくさんの仕事と仕組みがあります。物が博物館にやってきて、収蔵庫(しゅうぞうこ)に保存(ほぞん)されたり、展示室でお客様に見ていただいたりするためには、どのような仕事や部屋があるのかしょうかいします。

大きな入口 トラックがそのまま入る大きな出入口があります。これは人のためではなく「物」のための出入口。博物館に保存(ほぞん)する資料や標本などを出し入れするのに使います。
くんじょう 博物館にやってきた資料を収蔵庫(しゅうぞうこ)や展示室に入れる前に「くんじょう」します。くんじょうとは、資料にくっついて来た害虫をとりのぞくための処置(しょち)のことです。
エレベーター 物のための出入口があるように、物のためのエレベーターもあります。船や家の模型(もけい)など、大きな資料も運ぶことができます。
収蔵庫(しゅうぞうこ) れきはくの展示室に展示されている資料の数はおよそ8,500点。これは保存(ほぞん)されているわずか25分の1です。残りの約22万点の資料は、収蔵庫(しゅうぞうこ)の中で、研究や展示に使われる出番を待っています。
調査室 保存(ほぞん)されている資料をじっくりみるための部屋。展覧会の前にこまかいチェックをしたり、研究のために観察したりします。たたみがしいてあります。
考古整理室 バラバラで発見された土器を組み立てたり、出土品をスケッチして資料カードをつくったりします。
映像(えいぞう)資料保存(ほぞん)室 博物館で保存(ほぞん)しているのは資料だけではありません。ビデオやDVD、写真フィルムなど映像や音の記録もあります。
図書室 調査研究に必要なのが文献(ぶんけん)資料。本や雑誌(ざっし)だけでなく、調査の報告書や研究論文、全国の博物館の図録などもあります。
このページのトップへ

「れきはくとは」へ戻る