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第5回 国立歴史民俗博物館国際シンポジウム2002

古代東アジアにおける倭と加耶の交流

The 5th REKIHAKU International Symposium 13 Mar.-16 2002 - Pamphlet2002年3月13日(水)〜3月16日(土) 於・国立歴史民俗博物館

The 5th REKIHAKU International Symposium 13 Mar.-16 2002

The Interaciton between Wa and Gaya in Ancient Eastern Asia
National Museum of Japanese History Sakura JAPAN
3月13日(水) 9:00〜17:10
加耶の鉄と倭国
3月14日(木) 9:00〜20:00
騎馬戦用の武器と馬具の受容
3月15日(金) 9:00〜17:10
考古資料からみた加耶と倭
3月16日(土) 9:00〜17:00
加耶と倭の交流とその歴史的意義

■プログラム詳細 PROGRAM
■参加者満席となり受け付けは締め切りました

シンポジウムの目的・内容

日本列島に国家が形成され、文明化が進行する3 〜7世紀において、倭国が最も深い関係をもったのは、朝鮮半島南部の加耶を中心とする地域であった。弥生時代から古墳時代の前半期において日本列島で用いられた鉄資源の主たる供給地は加耶であり、また5世紀以降急速に流入した騎馬文化、鉄器生産技術、製陶技術などは直接的にはいずれもこの地域からもたらされたものである。最近韓国では、加耶地域の考古学的調査研究が著しく進展した。また日本においても、古墳時代の鉄器、馬具、初期須恵器などに関する基礎的研究が著しく前進し、加耶との交流や影響関係の具体相を編年的に比較検討することが可能になってきた。

このシンポジウムはこうした現状をふまえて、日本、韓国、さらに加耶の騎馬文化の源流でもある中国の研究者が一同に会して、3〜7世紀の東アジア世界の中での加耶を中心とする朝鮮半島と倭国との交流関係を、騎馬文化、鉄資源、鉄器およびその生産技術、陶質土器とその生産技術、彼我の国際関係などについて具体的に追求しようとするものである。それはとりもなおさず、日本列島の文明化の実態を明らかにすることに他ならない。

学術的意義

日本列島が本格的に中国や朝鮮半島の先進的な技術や文化を受容し、その文明化を進めるようになるのは、古墳時代中葉の5世紀からである。騎馬文化、新式の武器などの進んだ鉄器生産技術、須恵器の生産技術などから、さらに学術や思想などが滔々と流入してくる。また多くの渡来人が来るのもこの時期以降である。こうして日本列島は3世紀足らずの短い期間に東アジアの文明世界の仲間入りを果たし、日本列島独自の古代文化を生み出し古代国家を完成するのである。

こうした5世紀以降の日本列島の文明化の契機に関しては、かつて騎馬民族の征服などで説明されてきたが、なぜこの時期から倭国が急速に文明化を達成させるのかは、必ずしも明確にされていない。このシンポジウムは、こうした日本における古代文化形成の外的要因を、韓国、中国の考古学・歴史学の研究者とともに追求し、古代東アジア世界における日本古代文化の特質を明らかにしようとするものである。



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