| 博士論文のテーマ |
東日本の古墳時代における渡来系集団の活動と社会変化
|
キーワード1
朝鮮半島系渡来人 | 東日本における古墳時代の朝鮮半島系渡来人は、馬匹、窯業、鍛冶など諸生産の技術媒体として存在している。彼らは畿内中央の政権と各地首長層との関係を通じて東日本諸地位から域に定着し、地域社会の生産力の向上に大きな役割を果たした。 |
キーワード2
馬匹生産 | 馬匹生産技術は日本列島への伝播後まもなく東日本へも移入されている。幼年馬の骨格、朝鮮半島系土器、積石塚などの共伴事例から、渡来人の関与が明らかな古墳時代の馬匹生産技術の定着は、のちの古代牧の設置へと連なる契機となっている。 |
キーワード3
窯業生産 | 朝鮮半島系渡来人は東日本の埴輪生産にも応用される場合があった。5世紀の埴輪に散見する「格子タタキ」と呼ばれる表面押圧技法は、伝統的な埴輪製作技法と異なり、陶質土器,軟質土器など朝鮮半島の土器製作技術に起源する。 |
キーワード4
積石塚 | 積石塚は朝鮮半島系渡来集団の有力者を埋葬したと考えられる墳墓形式である。東日本では5世紀に出現し、6世紀まで継続するが、この間に平面企画の転換や埴輪の採用など、日本列島的古墳への傾斜を深めてゆく。渡来集団が列島社会のなかへ同化してゆく過程が見てとれる。 |