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学生研究活動情報

荻野 夏木(おぎの なつき)

履歴
早稲田大学大学院 文学研究科史学(日本史)専攻修士課程修了

研究テーマ
病をめぐる心性と行動-疱瘡・麻疹・コレラを中心に

研究分野
民衆思想史、民俗学

フィールド
近世後期~明治初期 東京都多摩地域

研究のキーワード

キーワード1 「近代」と俗信

 近代という合理的価値観が第一と喧伝された時代において、占いやまじないといった俗信が、「愚か」「時代遅れ」と評価されながらも、人々の生活の中では根強く行われていたことの意味を考えたい。

キーワード2 病

 病は、生活の中で人々が第一に直面する危機である。「文明」的な医療技術では対処しきれない病が発生した際、人々はその危機をどのように解釈し、対処の方法を編み出し、そして伝承するのか。医療と俗信の間に明確な線が引けない場合があったことを念頭におきながら、考察する。

キーワード3 見えないものへの想像力

 病も含め、直接目には見えないもののあり方、法則、それらを包括する世界観を、人々が自らの生活とどのように結びつけ、思い描いていたのか。絵画や説話による具現化、風習のなかに見られる交渉の方法といった切り口から、検討する。また、その想像力が現実の社会にどのように反映されていたのかを考えたい。

研究業績等

その他の業績

「近代における民衆の「不可視の世界」―明治期を中心に-」(2008年度日本風俗史学会修士論文報告会発表・歴史学研究会修士論文報告会発表・東アジア怪異学会例会発表)

その他、関心のある分野

文化人類学