学生の研究活動
学生研究活動情報
磯部 孝明(いそべ たかあき)
履歴
立正大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了
研究テーマ
近代の地域社会像
研究分野
郵便史、近世近代移行期における地域社会のあり方を探る
フィールド
埼玉県ほか
博士論文のテーマ
明治期の郵便局と地域社会
キーワード1 明治時代明治維新によって日本の政治体制は大きく変化した。しかし、内閣制度や憲法ができるのはもう少し先の話であり、中央集権国家の確立には紆余曲折があった。また、人々の意識がそう簡単に変わるはずはなく、政府の思い描く国家像と、地域の人々が思い描く国家像にはズレが生じていた。そういった時代を研究対象とし、また江戸時代のことも深く知りたいと考えている。
キーワード2 郵便局官営の郵便制度ができるのは明治4年であり、その翌年にはほぼ全国で郵便局が開局している。しかし多くの場合、新たに郵便局の施設を作り上げたわけではなく、宿場の問屋や村の名主が自宅で業務を請け負っていたのである。そうした請け負う人々の心理や家の経営との関係など、業務実態をあきらかにすることは、明治期の郵便局のあり方を示すことになろう。
キーワード3 地域社会江戸時代の村の中で、用水や入会など一つの村で解決できない問題については、複数の村で話し合い共同して問題に取り組んだ。そうした村々のまとまりは、明治期以降どのように変化していくのだろうか。また、郵便局の配達地域は村々のまとまりと関係があるのだろうか。郵便局を設置することは、地域社会にとってどのような意味があるのだろうか。こうした村側の視点も大切である。
キーワード4 前島密日本の郵便制度は、前島密がイギリスの郵便制度にならって作り上げたものである。前島は、郵便局の全国展開、郵便物の全国料金均一制度、貯金・為替業務の開始など政策を展開した人物であり、その功績は非常に大きい。郵便史を研究する上では欠かせない人物である。
キーワード5 地方史料郵便局は宿場の問屋や村の名主が業務を請け負って成り立っていたため、局の業務実態を探るためには地方史料の発掘が欠かせない。全体的な統計データはとれても実態解明が進んでいないのは、まさに史料が不足しているからである。近代史研究にも地方史料は必須なのである。
研究業績等
その他、関心のある分野関東近世史研究会、風俗史学会、郵便史研究会、立正史学会






