これは、私が1998年5月から1999年3月までの10ヶ月間、在外研究員としてロンドン近郊の貸し室に住んでいた間に書きためた身辺雑記です。異文化の世界に暮らしていると色々と面白いことに気がつきますので、それこそつれづれなるままに、また英語生活のストレスからのがれるために、日本語の文章を綴っては日本の知人に送信していました。
ですから、全く私的な物ではありますが、大げさに言えば一つの文化比較として、関心のある方にはそれなりに面白いかもしれません。副産物ではあっても、留学の成果には違いないので、少しだけ手直しをして、これも公開することにいたしました。
「イギリスでは」などとえらそうなことを書いていますが、もちろん私の経験したごく狭い範囲でのことです。しかしまた、イギリスというのは、日本ほど均質化された社会ではないので、どんなところに身を置いて生活したかによって、体験や印象が大きく異なると思います。いままで書かれた方の物をよんでも、「イギリス人は」というのを、たとえば「上流階級では」などと言い換えた方がいいのではないか、と思うこともあります。個人の体験の数だけイギリスがある、ということかもしれません。
お楽しみいただければ幸いです。
目次:
<1>1998年5月12日〜10月21日
<2>1998年11月2日〜1999年1月11日
<3>1999年1月21日〜3月7日