総合研究大学院大学 日本歴史研究専攻
学生
西山 剛(にしやま つよし)
履歴
武蔵大学 人文学部日本文化学科 卒業
神奈川大学大学院 歴史民俗資料学研究科修了
研究テーマ
中近世における四府駕輿丁の展開
研究分野
中世都市社会史
フィールド
主に京都近国
研究のキーワード
キーワード1 四府駕輿丁,駕輿丁
四府駕輿丁とは、左右近衛府・左右兵衛府(四府)に所属し、行幸にあたって、天皇が乗る輿を担いだ集団である。また、この四府駕輿丁だけでなく、中世社会には様々な層に輿担ぎに勤仕する駕輿丁がいた。それらを総合的に分析し、一貫した駕輿丁論の提示を試みる。
キーワード2 祭礼
祇園社・北野社など、各社祭礼は、駕輿丁分析にとって重要である。祭礼の中核である神輿渡御を直接担うのが駕輿丁だからだ。駕輿丁がどのように祭礼と関わるのかを提示するには、祭礼そのものの実態を把握しなければならない。祭礼という側面から当該集団を照射することが必要である。
キーワード3 楽座
天正期に至り、秀吉は京都・大和地域にも楽座を行ったとされるが、全ての座が廃止されたわけではない。四府駕輿丁に所属する座も近世を通じて確認できる。室町末期・織豊期・近世初期という社会の激変期において、四府駕輿丁組織はどのような影響を受け、組織を維持していくのか。また同時に「楽座」とは一体何だったのか、という点について考えたい。
キーワード4 後陽成天皇
織豊期から近世初期にかけて天皇位にあった後陽成天皇は近世禁裏御用商人と深い関わりを持つ。この商人集団は諸役免除特権などを所持して商業を行っているが、この特権が後陽成天皇の治世時に与えられたとする史料が散見されるのだ。四府駕輿丁も例外ではなく、組織のシンボルマークともいえる「菊一文字」を後陽成天皇によって与えられたという伝承を持つ。
織豊期から江戸初期という大きな転換点に在位していた後陽成天皇は四府駕輿丁にとってどのような関わり方をし、どのように位置付けることができるのだろうか。
キーワード5 絵画資料
各種祭礼図、洛中洛外図などの屏風絵や扇面絵、各種絵巻には天皇の乗る輿や神輿と共に駕輿丁が描かれている。それら図像も上記の総合的な駕輿丁論提示のためには重要な資料となる。図像の蒐集と共に比較・分析作業を行う。
研究業績等
その他の業績
「中世後期における四府駕輿丁の展開ー左近衛府駕輿丁猪熊座の成立をめぐってー」(2005年度 史学会大会 研究発表)
その他、関心のある分野
所属学会:史学会 歴史学研究会
駕輿丁を通して、美術史、民俗学など関連諸分野へ接続しようと試みています。






























