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開催要項展示の紹介

開催要項

近世の武家社会
開催期間1994年9月13日(火)~11月6日(日)
日程 1994年9月13日(火)~11月6日(日)
うち、毎月曜日(9/19、26、10/3、11、17、24、31)は休館日
時間 午前9時30分~午後4時30分(入館は4時まで)
主催 国立歴史民俗博物館

展示の紹介

武士と呼ばれる人々は中世にもいたが、戦国時代を経た近世の武士はいくつかの点でそれまでの武士と異なり、独特の武家社会を形成している。また近世では武士が政治支配を独占していることから、武家社会の特質を明らかにすることは近世という時代を理解するうえでも大切である。

そこで今回の展示では国立歴史民俗博物館が所蔵する武家関係資料から近世武家社会の特質を明らかにすることとしたが、特に石見亀井家文書と旗本本多家資料を中心に展示する。石見亀井家文書には秀吉が織田家の一部将であった時代から「天下人」に至るまでの間の文書が残されていることから、紙の大きさ、紙質、署判の位置等の視覚的変化から統一政権の成立過程を跡付けてみることができる。また本多家資料は旗本の家に残されたという点で貴重な資料群であり、旗本の視点から近世武家社会を描いてみることとした。

主な展示資料

越前島津家文書(重要文化財)、石見亀井家文書、旗本本多家文書、 対馬番家文書、徳川歴代将軍御内書、尾張屋版江戸切絵図、 御大名出世双六、対馬島元禄国絵図(写)、織田信長楽市令制札(複製品)、 元亀の起請文(水木家文書)。

1. 羽柴秀吉書状(石見亀井家文書)

2. 豊臣秀吉朱印状(石見亀井家文書)

3. 御大名出世双六

4. 先祖書(旗本本多家資料)

1. は天正9年(1581、秀吉 45 歳)の、2. は文禄2年(1593、秀吉 57歳)の秀吉発給文書。大きさ、様式とも大きく変化している。それは近代武家権力の確立過程でもあった。