異界万華鏡—あの世・妖怪・占い—

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8月16日 第4部「異界を遊ぶ」の怪?

おかげさまで盛況のうちに「異界万華鏡」展も折り返し地点を通過いたしました。
さて、まさに前半最後の日(企画展スタートから21日目)に第4部「異界を遊ぶ」に異変が・・・

第4部「異界を遊ぶ」では写し絵、聴く怪談(CD)、絵本・紙芝居、双六・江戸独楽、からくり的に加えて、マンガのコーナーもあるのですが、そのマンガコーナーから「死神の招待状 妖怪ワンダーランド6 水木しげる 筑摩書房」がいなくなってしまいました。巷で見かけた方は是非、「異界を遊ぶ」内マンガコーナーの棚、あるいは歴博総合受付まで案内してあげてください。

書名:死神の招待状 妖怪ワンダーランド6 水木しげる 筑摩書房
特徴:文庫版 淡い水色
    背表紙に「72」の背番号あり
    反対側には「国立歴史民俗博物館」のスタンプあり

(情報資料研究部 小瀬戸恵美)

8月13日

13日からお盆です。かつてはお盆になるとお寺に地獄絵が掛けられお参りの人々がそれを見たといいます。
地獄絵といえば昨日12日NHKの新日曜美術館で異界万華鏡が取り上げられました。なかでも河鍋暁斎「地獄変相図」は詳しく放映されたのをご存じですか。
これは顔に白布を掛けた臨終の場面から奪衣婆の衣服のはぎ取りの場面、火車、獄卒、閻魔の裁き、釜ゆで、地蔵の救済まで螺旋状に描かれています。全体に透明感を帯び他界の様子を醸し出している一方で、閻魔や獄卒は迫力があり、3×4メートルの大作です。会期終了の9月2日まで展示されていますので、ぜひごらんください。

(民俗研究部 山田慎也)

7月23日 歴博フォーラム終わりましたの巻

みなさんからたくさんのご応募をいただいた歴博フォーラムは、20日金曜日、盛会のうちに終了しました。京極先生、小松先生ともかなり踏み込んだお話に満足した人も多かったと思います。
京極先生が展示をご覧になって、「妖怪だけに展示を限定すると逆に焦点が散漫になるが、今回の展示は幽霊ならあの世のコーナーに、まじないなら占いのコーナーにと、展示の流れがわかりやすい」とおっしゃっていました。
今回残念ながらフォーラムにいらっしゃれなかった人も、異界に焦点を当てたこの展示はぜひ見に来てください。

(民俗研究部 山田慎也)

7月21日 民俗学へのお誘い

展示がはじまって、1週間になろうとしていますが、連日すごい人出です。多くの人に民俗学の成果にふれていただけてうれしいです。

ところで、民俗学の展示は、この企画展以外にも、常設展示の第4展示室「日本人の民俗世界」にもありますので、ぜひご覧下さい。

また、民俗学の研究がどのようなものかは、歴博ホームページの研究者総覧のページなどを見ていただければ、民俗学者の研究成果の紹介があります。

(民俗研究部 島村恭則:今回の展示では、とくに、第3部「ウラを読む」の構想を担当)

7月17日 おみくじはひけないのの巻

展示場でおみくじは、ひけないの? というご質問がたくさん寄せられています。
展示場そのものにはないのですが、ミュージアムショップで辻占菓子(展示されているのと同じ物)が売られており、辻占菓子の中に、辻占おみくじがはいっていますので、これでおみくじが引けるということになります。 ぜひひいてみてください。

(民俗研究部 島村恭則)

7月14日

やっと、展示資料も並べ終え、造作物も設置しおえました。 「第3部 ウラを読む」で、最後に並べたのは、おみくじのいろいろです。 100円入れると出てくるおみくじ機械も展示していますが、その横に、おみくじを大吉から凶まで全て並べました。 ふつうは、自分が選んだおみくじしか目にしないと思いますが、ここでは、一つのおみくじ機械の中に入っているすべてのおみくじを広げて並べてみました。 大吉、中吉、小吉、吉、凶という5種類があります。 これで、おみくじの機械の中味がすべてわかるということになります。

それから、第3部の「ウラを読む」には、いくつかの大型模型が展示されます。安倍晴明が疫病神(魔物)を退治しようと祈っている場面の模型や、大阪生駒山の占い師のお店(お堂)も展示されます。いずれも、ほぼ等身大、実物大です。迫力があります。

また、風水のしくみがひと目でわかる「平安京・風水模型」というのもあります。スイッチをおすと、風水のしくみがわかるようになっています。 風水ブームの昨今ですが、風水とはそもそも何なのか、この展示を見て、図録も読めば、よーくわかります。

(民俗研究部 島村恭則)

7月13日

午前12時前に帰宅できることが、ずいぶん少なくなりました。睡眠不足と疲労と不安を抱えたからだに、早過ぎる夏の到来が、追い打ちをかけるようです。
とはいえ、展示資料がならべられるにつれ、日々表情を変えてゆく展示室を見るのは楽しいものです。それまでの文脈から切り離され、思いがけないものと隣り合わせになって、饒舌になったり口ごもったりしているように見える資料の数々。これらの配列から、展示を見に来て下さった方々は、どのような意味をつくりだしていくのだろうかと、想像をめぐらせています。

(民俗研究部 内田順子)

7月10日

この企画展の第2部、妖怪変化の時空では、たくさんの妖怪の絵巻が展示されます。でもスペースの関係で、全てを広げて展示するわけにはいきません。そこで、コンピュータに絵巻を取り込み、隅から隅まで自在に見ることができるシステムを用意しました。愛称は、電子カラクリ絵巻。
下の図は、その一つ「百鬼夜行絵巻」。

 
「百鬼夜行絵巻」(本館蔵)
(他に、「大石兵六物語絵巻」「化物づくし(化物絵巻、新版化物づくし)」を用意しています)

残念ながら、データ量が多いため、インターネットでは、雰囲気をお伝えできません。是非、歴博へおいで頂き、じっくりとご覧下さい。楽しい仕掛けを用意しています。

(情報資料研究部 安達文夫)

7月4日

皆様、こんにちは。暑い日々が続きますね。今日の最高予想気温は35度。
展示スタートまで残すところ二週間をきってしまいましたが、今日から、歴博の企画展示「異界万華鏡-あの世・妖怪・占い」(2001年7月17日(火)~9月2日(日))に関する出来事を皆様にお知らせする「異界万華鏡ニュース」を随時、発信していきたいと思っています。展示する作品・資料も紹介していきたいと思っておりますので、よろしくお付き合いくださいませ。

さて、今日の異界万華鏡関連出来事は・・・
今日(7月4日)は、展示担当者達の一部では第4部の目玉商品と目される"からくりまと"が搬入されました。

からくりまと(的がすべて閉まっている状態です) 弓でねらって的に矢をあてると・・・
妖怪が飛び出してきます

これは、一種の射的で的に矢が当たると、お化けがとびでてくるというものです。江戸時代には実際にあったものの現存しておらず、絵から復元されました。復元者を不眠症にまでしたという力作。ぜひ、体験してみて下さい。

(情報資料研究部 小瀬戸恵美)