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平成13年度企画展示 なにが分かるか、社寺境内図

長崎・諏訪神社遊楽図屏風(歴博蔵)
開催要項
| 開催期間 | 平成13年10月2日(火)~12月9日(日) |
|---|---|
| 会場 | 国立歴史民俗博物館 第1・2企画展示室 |
| 入館料 | 常設展と同じ |
| 休館日 | 毎週月曜休館(ただし10月8日は開館、翌9日は休館) |
| 主催 | 国立歴史民俗博物館 |
展示の主旨
近世以前に作られた神社・寺院の境内絵図は、当時の社寺に関するすでに失われた情報を数多く包含していて、建築史・宗教史はもとより広く社会文化史を知る上にたいへん重要な資料となります。
歴博では平成11年度に博物館資料調査として、従来あまり顧みられることのなかった社寺境内図(とくに近世のもの)を取り上げ、全国的な調査を行いました。
今回の企画展示はその調査結果をふまえて、社寺境内図から何が分かるのかその資料性を追求しようとするものです。具体的には、明治に廃される以前の神仏習合時代の建物と配置、神・仏への信仰と参詣の形態、社寺の立地環境などを社寺境内図から読み取り、当時の人々にとって社寺とは何であったのか、それが現代へどうつながっているのかを探ってみることとします。
展示構成
- 描かれ続けた八幡宇佐宮
中世から近代にかけて描かれた宇佐八幡宮関連の数多い絵図をとおして、社寺絵図の制作目的や種類・形態を探る。 - 描かれた聖域−古代みちのくの名刹慧日寺−
中世の慧日寺絵図について、描かれた範囲、内容の信憑性等を、歴史地理学・考古学の研究成果をもとに解き明かす。 - 屏風に描かれた社寺(1)
屏風では有名社寺がどのように描かれているのか、幕末の名所図会などとも比べてみる。
- 社殿再興のもくろみ (1)日吉社 (2)備後一宮
社殿の復興をもくろんで制作された絵図について、その資料性を追求する。
- 社殿の変遷−近世の三嶋大社−
近世の各時期の絵図6枚について、それぞれの造営内容を検討する。
- 神と仏の習合(1)−春日社と興福寺−
春日社寺曼荼羅をとおして、春日社と興福寺の習合関係を見る。
神と仏の習合(2)−薬師寺と鎮守社−
薬師寺と鎮守休岡八幡宮の関係を、江戸時代初期の2枚の絵図(現状と復原)で見る。
- 神社に建てられた仏塔
神社では、神仏習合によって仏塔がどのように建てられ、神仏分離の際にはいかにして残されたのか、絵図をもとに考える。
- 神仏習合の社殿−北野天満宮−
近世の北野天満宮社殿の景観を、絵図その他の資料により復原する。
- 屏風に描かれた社寺(2)
洛中洛外図などの都市図屏風類では、社寺がどのようにとらえられているか、をみる。
- 門前の賑い−社寺の年中行事−
祭礼等で賑う門前の様子を、浅草寺を中心にみる。あわせて、現代の社寺参詣へのつながりを探る。
- 村のなかの社や寺
地方の村にはどのような社や寺があったのか。また、どのように信仰されてきたのか、を村絵図をとおして探る。
- 霊山の参詣−立山曼荼羅−
古来霊山として信仰されてきた立山について、近世から近代にいたる参詣のあり方を曼荼羅をとおしてみる。あわせて、現代の登山へのつながりを考える。
- 霊廟のある境内−将軍徳川家と大名細川家−
絵図をもとに、かつての霊廟の景観を復原する。
主な展示予定資料

春日社寺曼荼羅
(奈良国立博物館蔵)
- 宇佐宮応永絵図(室町時代、宇佐神宮)
- 慧日寺永正古図(鎌倉時代、慧日寺)
- 慧日寺周辺地形模型(製作)
- 諏訪社遊楽図屏風(江戸時代、個人)
- 四天王寺住吉社図屏風(江戸時代、サントリー美術館)
- 山王秘密曼荼羅(室町時代、延暦寺・日吉社)
- 吉備津神社古図(江戸時代か、吉備津神社)
- 三嶋大社境内図(江戸時代、三嶋大社)
- 春日社寺曼荼羅(鎌倉〜室町時代、奈良博・大阪市美)
- 新海三社神社古図(江戸時代、新海三社神社)
- 花岡八幡宮祭礼絵馬(江戸時代、花岡八幡宮)
- 北野天満宮境内復原模型(製作)
- 洛中洛外図屏風(江戸時代、歴博)
- 尾道安永図屏風(江戸時代、浄土寺)
- 立山曼荼羅(江戸時代、立山博物館)
- 阿波郡絵図(江戸時代、個人)
- 阿波川田村絵図(江戸時代、個人)
- 東叡山寛永寺絵図(江戸時代、東博)
- 寛永寺境内復原C.G.(製作)





























