企画展示

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くらしの植物苑 特別企画 『伝統の朝顔』

一節切(ひとよぎり)
 銘「紫鸞」(紀州徳川家伝来)および袋

(国立歴史民俗博物館所蔵)

紀州徳川家十代治寶(はるとみ 1770-1853)によって蒐集された雅楽器のひとつ。一節切は尺八の一種で、節をひとつ含むことからこの名がある。丸に「是」字の焼印から原是斎(はらぜさい 1580-1669)の作と知られるが、銘は極めによれば近衛家煕(このえいえひろ 1667-1736)筆という。金蒔絵と鎹留めによる補修は、この笛の由緒をうかがわせる。袋のひとつは、ビロード地にアップリケと刺繍で朝顔(裏は網干に千鳥)を表した愛らしいもので、治寶の時代に調えられたものであろう。