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くらしの植物苑 特別企画 『伝統の朝顔』

花樹草花蒔絵螺鈿洋櫃

(国立歴史民俗博物館所蔵)

桃山時代、ポルトガルとの交易を通じてヨーロッパ向けに輸出されたいわゆる南蛮漆器のひとつである。描かれたモティーフは日本の伝統的な植物ばかりであるが、蒲鉾形の形態や余白の少ない文様構成に、輸出品ならではの特徴がみられる。これらの漆器の背面には、蔦や葛など蔓草が描かれることが多い。この櫃は後世に蝶番の金具を取り払ってしまったものだが、本来裏側であった部分に、やはり蔓を伸ばす朝顔が描かれている。