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開催概要

開催概要

伝統の桜草
開催期間2017年4月11日(火)~2017年5月7日(日)

くらしの植物苑では、2002年より「伝統の桜草」と題して、桜草の展示を行ってきました。

「伝統の桜草」とは、江戸時代中頃以降、園芸家によって野生種の中から変わった花が探し出され、多くの品種が作り出されてきた一連の桜草をさします。花の色は紅色から白色、花の形も平弁からつかみ弁までと様々です。こうした多様な花色・花形の桜草を展示するとともに、2003年に寄贈された桜草花壇によって伝統的な観賞方法を再現するなど、展示方法にも工夫をします。

また、今年度は「桜草と遊楽」をテーマとして、『江戸名所花暦』やその後に刊行された花暦、浮世絵を用いて、江戸の町人が桜草を求めて遊楽をしていた様相を紹介します。また、桜草の名所としてよく知られている尾久の原をはじめ、千住や下谷、巣鴨の植木屋で知られていたその他の名所の地域的特徴についてパネルで紹介します。併せて、2007年に収集した近年作出の八重咲きの品種や2010年に収集した野生系の品種、2013年から2015年にかけて収集した現代の新花も展示します。

開催期間 2017年4月11日(火)~2017年5月7日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
料金

個人(高校生以上) 100円
団体(20名以上) 50円
※中学生以下は無料
※障がい者手帳所持者は手帳提示により、介助者とともに入苑料無料
※毎週土曜日は高校生は入苑無料
※歴博本館の総合展示・企画展示は別途料金がかかります

開苑時間 9時30分~16時30分 (入苑は16時まで)
休苑日 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
※5月1日(月)は開苑します
主催 国立歴史民俗博物館

展示構成

展示する桜草はおもに鉢植えで、1鉢に4芽、各品種2鉢ずつ用意し、桜草花壇、東屋周囲、ハウス2棟、よしず展示場で展示を行います。桜草花壇には、江戸時代に作出された品種の桜草を展示します。また、近年作出の八重咲きの品種、野生系の品種、現代の新花のコーナーを設けて展示します。それらのほかに、プランターなどに植えて東屋周囲に展示します。東屋内では、江戸の町人が桜草を求めて遊楽をしていた様相を花暦や浮世絵を使って解説したパネルを展示いたします。また、本館エントランス前には、植物苑のご紹介もかねて、プランターに植えた桜草を展示します。

 ●出展品種  計 約400品種
 ●出展鉢数  約700鉢

獅子頭 駒止 蛇の目傘
1) 桜草花壇1 2) 桜草花壇2 3) ビニールハウス展示風景
光源氏 北斗星 落葉衣
4) 東屋展示風景 5) 絵鑑 6) 駅路の鈴
光源氏 北斗星 落葉衣
7) 錦ヶ原 8) 白兎 9) 北斗星
光源氏 北斗星 落葉衣
10) 明烏 11) 浜千景(八重) 12) 舞紅葉(八重)

関連の催し

桜草 有償頒布のご案内

日時

4月11日(火) 9:30~10:30
4月12日(水)~5月7日(日) 9:30~13:30
4月29日(土・祝) 9:30~15:00

場所 くらしの植物苑
価格

1ポット(3.5号)・・・310円~510円 (園芸品種・野生品種)
1プラ鉢(4.5号)・・・1,080円 (園芸品種・野生品種)
1ポット(3.5号)・・・1,080円 (八重咲き品種)
※頒布数2,100ポット予定
※数量に限りがあります。品切れの節はご容赦ください。
※別途、入苑料が必要となります。

くらしの植物苑観察会 第217回 「ゲノムから見たサクラソウ園芸品種の歴史」

日時 4月29日(土・祝)13:30~15:30
場所 くらしの植物苑
講師 大澤 良(筑波大学)
備考 事前申し込み不要
くらしの植物苑関係の刊行物のお問い合わせ
財団法人 歴史民俗博物館振興会
電話:043-486-8011(9時30分から17時00分まで)、Fax:043-486-8008
E-mail:shop@rekishin.or.jp