[11月16日 更新]
展示の品種の中では咲くのが遅い肥後菊が咲いてきました。一重咲きですっきりしています。肥後菊は背丈や花の大きさによって、大菊(後菊)、中菊(中菊)、小菊(前菊)に分けてられています。例えば大菊として松風、中菊として窓の月、小菊として御所車などがあります。また、花の開き方も松風は捻れから開いていき、窓の月や御所車は写真から分かるように、捻れることがなく花が開きます。色々の花の開き方をみるのも楽しいものです。
[11月9日 更新]
古典菊の中でも古い伝統を受け継ぐ、嵯峨菊・伊勢菊が満開になってきました。
嵯峨菊は、苑では支柱が1本のほうき仕立てにしています。花弁はまっすぐで、上を向いて開いています。花弁先端のさじ弁の部分が細いものや、平べったいものがあります。また最初はよれていた花弁が満開になると筆先のようになります。
伊勢菊は嵯峨菊が基本になったといわれます。嵯峨菊が上をむいて筆状になるのと対象的に、花弁は長く、縮れて垂れ下がるのが特徴です。
前回紹介した江戸菊が次から次へと咲きはじめてきました。奥州菊は盛りを迎えました。
肥後菊は花に色がついてきたので開花し始めると思います。展示期間の11月26日を過ぎても御覧いただけます。
[11月2日 更新]
江戸菊が咲き始めてきました。開花時期の違いによって花がこんなにも咲乱れるのかということを御覧下さい。写真はすべて江戸菊の“新秋の紅“です。
[10月26日 更新] 伝統の「古典菊」展示始まる
10月24日に伝統の古典菊展がオープンしました。嵯峨菊・伊勢菊・肥後菊・江戸菊の古典菊を始め、奥州菊・丁子菊・玉菊が勢揃いしました。まだ咲き始めですが、しばらくすると色とりどりの古典菊を御覧いただけると思います。
奥州菊が咲き始めています。奥州菊は青森県八戸で品種改良された菊で、掴み咲き、走り弁の強さなど、独特の花をみせてくれます。
[10月5日 更新]
昨年咲いた古典菊と、10月5日現在の温室の様子です。