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第201回観察会 第200回観察会 第199回観察会 第198回観察会 第197回観察会 第196回観察会 第195回観察会 第194回観察会 第193回観察会 第192回観察会 第191回観察会 第190回観察会

第201回 観察会 2015年12月19日(土)

「サザンカの系統保存」

天候に恵まれ、晴れ渡った冬空の下、第201回くらしの植物苑観察会「サザンカの系統保存」が行われました。恵泉女学園大学名誉教授・日本ツバキ協会会長の箱田直紀先生より、野生のサザンカやサザンカ園芸種(花の色変わりや花形の変化した株)、園芸ツバキの解説がありました。その後、くらしの植物苑内へ移動し、質疑応答では参加者の皆さんが積極的に質問し、サザンカの知識を深めていらっしゃいました。

次回は、1月23日(土)当館民俗研究系 柴崎茂光准教授による「山菜利用の変化」です。

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第200回 観察会 2015年11月28日(土)

「参勤交代と菊作りの広がり-八戸藩を事例に-」

快晴で穏やかな陽気のなか、第200回くらしの植物苑観察会「参勤交代と菊作りの広がり-八戸藩を事例に-」が行われました。学習院女子大学 岩淵令治先生より、陸奥国八戸藩の藩士徳武新蔵が参勤交代で江戸で得た知識をふまえて作成した「菊作方覚書」についての解説がありました。その後、くらしの植物苑内へ移動し、実際に菊を栽培しているくらしの植物苑山村主任より菊の栽培方法等の解説がありました。参加された方々は皆さん最後まで熱心に耳を傾けておられました。

次回の観察会は、12月19日(土)恵泉女学園大学 箱田直紀先生による「サザンカの系統保存」です。

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第199回 観察会 2015年10月24日(土)

「染めの色と植物」

おだやかな秋晴れのなか、当館研究部島津助教による「染めの色と植物」が行われました。講演の後は実際に苑内散策し、染めに使われる草花を観察しました。染めものに大変関心をお持ちの方が多く皆さん熱心に質問されていらっしゃいました。

次回は、11月28日(土)学習院女子大学 岩淵令治先生による「参勤交代と菊作りの広がり-八戸藩を事例に-」を行います。

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第198回 観察会 2015年9月26日(土)

「どんぐりを食べる」

くもり空、時より小雨のぱらつく天候でしたが、たくさんの方にお越しいただき第198回くらしの植物苑観察会「どんぐりを食べる」が行われました。千葉県立中央博物館・島立理子先生より、渋抜きをせずにそのまま食べられるスダジイ(シイ)、マテバシイのお話やスペイン・イタリア・韓国でのどんぐり食の解説がありました。実際に韓国で販売されている商品を持参されての解説もあり、「どんぐり」が身近なものでもあるため、参加者の方も大変興味深く聞いていらっしゃいました。

次回の観察会は10月24日(土)当館情報資料研究系の島津美子助教による「染めの色と植物」です。

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第197回 観察会 2015年8月22日(土)

「朝顔の系統保存の歴史」

晴れ渡った夏空の下、第197回くらしの植物苑観察会が行われました。古典菊の販売も行われた事もあり、開苑前からたくさんのお客様が植物苑前に並んでおられました。九州大学大学院の仁田坂英二先生が、変化朝顔の系統保存の歴史を先人のエピソードや先生の経験談を交えて解説されました。また、様々な変異について、遺伝子の構造にふれながらの解説もありました。後半は、苑内に展示されている様々なアサガオについて、実際の鉢を見ながらの解説がありました。暑い中、観察会終了後も、たくさんのお客様が展示されている変化朝顔をご覧になり、観察を楽しんでおられました。

次回の9月26日(土)の観察会は千葉県立中央博物館の島立理子先生による「どんぐりを食べる」です。

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第196回 観察会 2015年7月25日(土)

「ウリとヒョウタンの文化史」

35度の猛暑の中、東京大学大学院の辻誠一郎先生による観察会が開催されました。ウリやヒョウタンにスポットをあてた観察会はしばらくぶりということで満を持しての講義でした。ウリ(メロン)やヒョウタンは約一万年前の遺跡からもヘタと種が出てくるように、古代社会にとっては一般的な食べ物であり、祭祀儀礼にも使われ、古く人と関わり多様化して現代へと伝わってきました。後半は苑内散策を交えながらの解説でしたが、回を重ねた参加者の方も多く、思い思いに暑さ対策を工夫されているようでした。

次回は8月22日(土) 九州大学大学院 仁田坂英二先生による「朝顔の系統保存の歴史」です。

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第195回 観察会 2015年6月27日(土)

「穀物と出あった縄文・弥生人」

蒸し暑い天候でしたが、たくさんの方にお越しいただきました。当館考古研究系の藤尾慎一郎先生から穀物と出あった縄文・弥生人について資料をもとに解説がありました。解説終了後、参加された方は苑内にあるキビ、アワなど解説があった植物を自由に見学し、知識を深めていらっしゃいました。

次回の観察会は7月25日(土)東京大学大学院辻誠一郎先生による「ウリとヒョウタンの文化史」です。

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第194回 観察会 2015年5月23日(土)

「酒銘にみる植物」

風薫る5月、まさに新緑の心地よい風が東屋に吹き渡る中、第195回くらしの植物苑観察会「酒銘にみる植物」が行われました。当館研究部の青木隆浩先生より、明治に酒造技術の向上と共に植物と清酒の関係が薄らいで行ってしまうまで、どのように清酒と植物とが関わってきたかを解説していただきました。身近な「お酒」がテーマということもあり、参加者の方も大変興味深く聞いていらっしゃいました。

次回の観察会は6月27日(土)当館研究部考古研究系の藤尾慎一郎教授による「穀物と出あった縄文・弥生人」です。

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くらしの植物苑開苑20周年記念「特別観察会」 2015年4月30日(木)

くらしの植物苑開苑20周年を記念して、植物苑の活動内容をパネルや映像で紹介するとともに、現在植栽されている植物の解説を行いました。

解説:辻 誠一郎(東京大学)、岩淵 令治(学習院女子大学)、青木 隆浩(当館民俗研究系)

第193回 観察会 2015年4月25日(土)

「日本の桜草栽培史」

初夏を感じさせる爽やかな陽気の中で、第193回くらしの植物苑観察会「日本の桜草栽培史」が行われました。浪華さくらそう会の山原茂先生が、室町時代中期からの桜草の栽培史について解説されました。先生の経験に基づいた桜草の栽培方法についてのお話もあり、参加者の方は熱心に聴いておられました。講義の後は展示されている桜草を観察しながら、それぞれの品種についての解説を聴きました。

次回の観察会は5月23日(土)当館研究部民俗研究系の青木隆浩准教授による「酒銘にみる植物」です。

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第192回 観察会 2015年3月28日(土)

「くらしのなかの信仰と植物」

天候に恵まれ、暖かい陽気の中での植物苑観察会でした。当館研究部の吉村郊子先生より、人と植物の多様な関係(衣食住等)から「くらし」と「信仰」という側面を取り上げ、人々が日々の暮らしの中で営み育んできた信仰と植物に関わる海外の事例が紹介されました。

次回の観察会は4月25日(土)浪華さくらそう会の山原茂先生による「日本の桜草栽培史」です。

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第191回 観察会 2015年2月28日(土)

「くらしの中に息づく植物」

暖かい陽射しが春を感じさせる中、第191回くらしの植物宛観察会「くらしの中に息づく植物」が行われました。千葉県立中央博物館の天野誠先生より、指物、刳り物、曲げ物の器材を見ながら、木材の器材としての利用について解説していただきました。その後苑内を散策し、樹種の違いによって木材がどの様にくらしの中で使い分けられているのか解説を聴きました。

次回の観察会は3月28日(土)当館研究部歴史研究系の吉村郊子助教による「くらしのなかの信仰と植物」です。

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第190回 観察会 2015年1月24日(土)

「気仙沼尾形家の年中行事と植物」

今回は本館総合展示第4室でも展示されています、宮城県気仙沼市小々汐地区の尾形家の年中行事で用いられていた植物を中心に、民俗信仰と植物との関わりや行事儀礼における食べ物としてや道具としての利用について、当館民俗研究系川村清志准教授が実際の展示写真等と共に解説しました。日差しのない寒空の下での観察会でしたが参加者の方はそれぞれに防寒対策に工夫をされながら最後まで熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

次回の観察会は2月28日(土)千葉県立中央博物館 天野 誠先生による「くらしの中に息づく植物」です。

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