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2007年10月29日2007年10月18日2007年10月11日2007年10月4日

2007年10月29日

阿房宮(食用キク) (キク科キク属)
食用のキクとして、東北地方で栽培されている黄色の小菊です。花肉が厚く、香りが高く葉ざわりがよいので生花のまま、または干し菊として出荷されています。
白竜丸(丁子菊)
丁子菊は関西地方で栽培される菊の1つで、花の形がフトモモ科のチョウジノキに似ていることから付けられました。
ツワブキ (キク科ツワブキ属)
海岸付近に生育する多年草で、長い柄がある常緑の葉を根生します。庭にも良く育つので古くから栽培され園芸品種も多いです。子供の頃にあぶった葉をあて、患部にあてうみ出しをしました。

トベラ (トベラ科トベラ属)
温暖な海岸に普通に生える雌雄異株の常緑低木です。節分にこの枝を門にさして、魔よけにしたそうです。硬い球形の果実が3つに割れ、熟した粘った赤色の種子がみえます。

カマツカ (バラ科カマツカ属)
山に生える落葉低木で葉の形や毛の状態など変異が多いです。果柄には、いぼ状の皮目があります。材は硬く、鎌の柄やハンマーの柄に使用されます。

ホトトギス (ユリ科ホトトギス属)
白地に紫色の斑点のある花をつける多年草です。花弁の内側の基部には黄色の斑紋があり、外花被片は内花被片より幅が広いです。花柱は3裂して平に開き、さらに浅く2裂します。独特の花をつけます。
あけぼの大豆 (マメ科マメ属)
山梨県のあけぼの地区で栽培されている十六寸とも呼ばれる白い大豆です。晩生の大豆に実が入ってきました。主に枝豆や味噌、豆腐に用いられます。

2007年10月18日

カツラ (カツラ科カツラ属)
日本の温帯地域の渓谷を構成する樹木で、日本の準固有種です。雌雄異株で、花には花弁もがくもありません。黄葉した葉には甘い独特な香りがあり、抹香に用いました。甘いシロップのような香りが苑内に漂っています。
シナノガキ (カキノキ科カキノキ属)
西アジアからヒマラヤ、中国原産で、果実は1.5cmと小さく、未熟の果実から渋を取るために栽培されています。柿渋は番傘の防水などに用いられました。苑内には、栽培品種のシセントキワガキ(写真下)もあります。
ザクロ (ザクロ科ザクロ属)
食用、観賞用に栽培される小高木で、枝わかれや刺があります。ザクロは家に植えると吉とする場合と凶とする場合の両方のいわれがあります。果実は球形で先端には6裂したがくが残存します。最近は生食以外に飲料としても販売されています。
ハヤトウリ (ウリ科ハヤトウリ属)
メキシコ原産のウリで、果実は倒卵形で中には1個の大きな種子があります。雌雄異花で、雄花にホソヒラタハナアブがとまっていました(写真上)。雌花(写真下)は枝のつけ根につきます。例年より花の咲くのが1ヶ月以上遅く、やっと咲き出しました。果実は漬け物、炒め物などにされます。
ムベ (アケビ科ムベ属)
日本原産の大きな果実をつける常緑のつる性木本です。果実は紅紫色に熟しますが、アケビのようには開きません。果実は種子が多いですが、甘いので食用にされます。果実や種子は駆虫薬などにも利用されます。
試し蒔きの朝顔が咲いています
2006年に採取した、変化朝顔の試し蒔きをしています。ほとんどの鉢でつぼみがつき、花が咲くのを待つばかりです。写真は采咲の花です。

2007年10月11日

フジバカマ (キク科ヒヨドリバナ属)
草地に生える多年草で、秋の七草の1つです。以前はかなり野生のものが見られましたが、今はほとんど見られません。葉は生乾きのときは桜餅の桜の葉と同じクマリンの香りがします。花は頭花で、すべて両性の筒状花が集まったものです。2裂して長く伸びた花柱が目立ちます。
シャクチリソバ (タデ科ソバ属)
中国やヒマラヤに分布する多年草のソバです。日本では作物としては栽培されていません。

キンモクセイ (モクセイ科モクセイ属)
中国原産の常緑小高木で、庭によく植えられています。秋に、散形状に芳香をはなつ黄色の花を束生につけます。どこからか香りがして捜した方は多いのではないでしょうか。雌雄異株ですが、日本には雄株しか入っていません。
サワフタギ (ハイノキ科ハイノキ属)
山地や谷地に多い湿ったところを好む落葉低木です。花は5月にご紹介しましたが白い花をつけます。今は藍色に熟した果実がみられます。別名をニシゴリといい、木灰を紫根染めの媒染剤としました。苑内にはムラサキもご覧いただけます。

2007年10月4日

アケビ (アケビ科アケビ属)
山野に生える、つる性の落葉木本です。小葉は5枚、花は雌雄異花で4月12日の「今週のみごろ」で見られます。熟すると果実が開くことからこの名があるといわれています。この木は2001年にオランダのライデン大学付属植物園から寄贈されたもので、今年初めて果実がつきました。
コブナグサ (イネ科コブナグサ属)
田の縁や草原に生える1年草です。葉の形が小さなフナの形に見えることからその名があります。八丈島ではカリヤスとよびます。黄八丈は本種の煎じた汁とツバキの灰で発色させ絹を染色したものです。
チャ (ツバキ科ツバキ属)
幼葉を摘んで加工し、お茶・紅茶などとして利用します。通常は2変種に分類され、寒さに強く、背たけが余り高くなく、葉が小さくて丸く緑茶に適する中国種と、寒さに弱く、高木になり紅茶に適するアッサム種があります。12月4日からは、この仲間の『冬の華・サザンカ』展が開催されます。
ヒガンバナ (ヒガンバナ科ヒガンバナ属)
本来9月ころに花を咲かせますが、苑内の花はやっと咲き始めたばかりです。花が咲くときにはまだ葉はありません。日本のヒガンバナは3倍体なので種子はつきません。鱗茎はでんぷんと毒性があります。
シロバナヒガンバナ (ヒガンバナ科ヒガンバナ属)
白い花を咲かせ、花被はヒガンバナほどは外側に反り返りません。葉もやや幅が広いです。ヒガンバナとショウキズイセンとの交雑と考えられています。