トリカブト属は林床や草原に生える多年草です。左右対称の花で、2枚の下萼片、2枚の側萼片、1枚の頂萼片があります。頂萼片がカブト状になります。この属は変異がおおきいです。根は漢名で鳥頭(うず)、または附子(ぶす、ぶし)といい、重要な薬用植物の1つです。
植物苑には、白ワタ・青ワタ・茶ワタの3品種があります。種子を覆っている毛の色が白・青・茶とあるのです。写真は白ワタの果実です。球形の先の尖った裂果が3~5室に分かれ、その中に6~9個の種子があります。種子は白色の長い綿毛と、短い地毛とに覆われています。今は花と果実の両方がみられます。
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