葉牡丹

くらしの植物苑季節展示 
開催期間:平成 1 2年11月21日(火)~12月24日(日)

アブラナ科に属し、見たとおりのキャベツの仲間。正月に玄関や床の間に飾る植物として、古くから用いられてきたが、今日では特に、冬枯れ時の数少ない色彩素材として公共の花壇などに欠かせない材料となった。原産地とされる西ヨーロッパでは早くから野菜として栽培されていた。中国でも、唐の時代(7~ 10世紀)に栽培されていたという説があるが、日本にはオランダから入ったとみられる。貝原益軒の「大和本草」(1709)でハボタンの名が初めて使われた。岩崎潅園の「本草図譜」(1828)には「甘藍葉牡丹」として、「形はボタンに似て、夏季は葉が緑色であるが、冬期になると紫色に変わる」とあり。これが現代のハボタンである。

系統(品種)

本格的な品種改良がはじまったのは明治の中期以降で、中心になったのは冬期の積雪が少ない太平洋側の地方だった。

東京丸葉系(江戸葉牡丹) 江戸時代からの古い系統で、やや草丈が高く、外葉はキャベツに似ている。
名古屋ちりめん系 葉に細かなちぢみがあり、華やかで、特に関西で好まれる。
大阪丸葉系 葉縁にウェーブがある。東京・名古屋系の中間型で、色彩が鮮やか。
さんご系 京菜との雑種で、切れ込みの深い葉と鑑賞期間の長いのがこの系統の特色である。

葉牡丹品種リスト

No. 品種名 特性
1 初夢 東京丸葉系高性
2 晴姿 東京白中心桃
3 瀬戸の日の出 東京白中心桃
4 瀬戸の舞姫 東京紅色
5 紅すずめ 名古屋系小濃紅
6 白すずめ 名古屋系矮性白色
7 紅かもめ 名古屋系早生赤色
8 白かもめ 名古屋系早生白色
9 紅ちどり 名古屋系晩生紅色
10 つぐみ 大阪丸葉系桃色
11 改良紅はと 大阪丸葉系濃紅色
12 白はと 大阪丸葉系早生白色
13 紅かんざし 切葉系高性紅
14 白かんざし 切葉系高性白
15 紅くじゃく 切葉系高性紅
16 白くじゃく 切葉系高性白
17 紅さんご 切葉系高性紅
18 白さんご 切葉系高性白
19 ピーチドレス 名古屋系
20 スノードレス 名古屋系
21 紅衣 名古屋系小型
22 雪衣 名古屋系小型
23 紅の浜 名古屋系中型
24 雪の浜 名古屋系中型
25 名古屋系中型
26 紅の華 大阪丸葉系高性
27 雪の華 大阪丸葉系小型
28 紅錦 大阪丸葉系中型
29 雪錦 大阪丸葉系丸葉
30 紅つづみ 東京丸葉系中型
31 桃つづみ 東京丸葉系中型
32 白つづみ 東京丸葉系中型
33 パラマント 切葉系
34 紅鶴 高性丸葉系
35 白鶴 高性丸葉系
 

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