くらしの植物苑観察会

毎月第4土曜日(13:30 ~ )

8月 26日(土)第 29回くらしの植物苑観察会 
「朝顔を楽しむ」 
講師:北井義秀(園芸研究家)

伝統の朝顔3 朝顔の育て方

  • 公開日:2000年7月22日

くらしの植物苑での育て方について紹介いたします。

  1. 種まきの時期
    第 1回は5月上旬に、第 2回は5月中旬に、第3回は6月上旬に、3回に分けて種まきをします。
  2. まき床の用土
    川砂6+バーミキュライト4の比率で配合した用土を、市販の育苗箱に深さ7㎝程度入れます。 1箱あたり 100粒の種をまきます。
  3. 播種(はしゅ)
    種の芽切りをし、一夜水に漬けてから播種します。ただし、発芽を促進する処理をした市販の種は、芽切りをしたり水につけると播種したのち腐敗しますので注 意します。
    当苑では、出物系統3 2、正木系統60、東京・京都・肥後などの大輪系 25の、合計 1 17系統を栽培しています。
  4. 移植
    発芽後、出物と親木などを選別して、9㎝の硬質ポリポットに鉢上げします。軽石小粒(パミス)5+腐葉土4+くん炭 1に、肥料分としてマグアンプK(化成 肥料)を用土 1lあたり0.3㎏を配合して植えつけます。
  5. 本鉢上げ
    出物系統・正木系統は、菊鉢(素焼き)5号鉢(5寸)に、大輪系は丹波の7号に鉢上げします。本鉢の用土は小鉢用土と同じく、軽石(パミス)5+腐葉土 4+くん炭 1に、肥料分としてマグアンプK(化成肥料)を用土 1lあたり0.5㎏を配合します。本鉢に植える際、鉢底に排水層として軽石大粒を敷いて植え つけます。本鉢の用土には、元肥として、マグアンプを施肥しておりますが、植え付けの際に鉢の両脇に固形乾燥油粕(小指大)3個程度置き肥します。当苑で は、鉢数が多いので、小鉢時に水肥としてハイポネックスや花工場などの液肥 2~3回追い肥します。ベテランの方は3日ごとに追肥をして株を充実させます。 水やりは、朝方にたっぷり与え、夕方は徒長をさけるため控えめに与えます。置き場所は、遮光率30%程度の被覆した場所がよく、花持ちがよくなります。

朝顔の育て方は図録『伝統の朝顔Ⅱ芽生えから開花まで』に収められています。ミュージアム・ショップにて950円で販売 しています。朝顔の概要を知りたい方には、ミュージアム・ショップでは「変化朝顔の世界」を特集した『園芸通信』7月号も 200円で販売しています。