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No.17 1999年 7月20日

毎月第4土曜日13:30 ~
くらしの植物苑観察会
7月は24日

★7月24日の観察会のテーマ:『伝統の朝顔』

朝顔のはなし② アサガオの葉

 わたしたちがよく知っているアサガオは,先が三つに裂けた丸みのある葉をつけています。ところが,江戸時代にさかんに育成された「変化朝顔」と呼ばれる アサガオは,これがアサガオ?と思うような変化に富んだ葉をつけます。花はもちろんのこと,葉の色・模様・形・質などを楽しむことができるのがアサガオの 特徴でもあります。

 生き物には,代々さまざまな性質をずっと受けついでいる遺伝子があります。一つの遺伝子で一つの形質があらわれたり,一つの遺伝子がいくつもの形質にか かわるためにいろいろな性質があらわれたりします。それを多面現象といっています。とくにアサガオでは多面現象がよく見られます。何組もの遺伝子の組み合 わせによって,複雑で変化に富んだ葉や花がつくられるのです。たとえば,柳葉と笹葉のかけあわせで糸柳葉があらわれます。大輪型のアサガオには葉の形とと もに花の直径を大きくする州浜(すはま)遺伝子がはいっています。どのような性質があらわれるかは,種子が発芽し,子葉(双葉)があらわれたときに,その 形である程度わかります。発芽が遅く,少しちぢれていたり変な形をしているものが出物と呼ばれる変化に富んだアサガオになります。

 葉の色や形から,遺伝子の組み合わせと,江戸時代のロマンチシズムを楽しんでみてください。