くらしの植物苑観察会

毎月第4土曜日13:30 ~ 15:30

変幻の花 アジサイ

  • 公開日:1999年6月26日

アジサイは昔から七変化とかナナバケとか呼ばれて、昔からあまり庭などに植えら れなかった花木でした。

最近アジサイの名所が各地に出来ておりますが、この名所も戦後になって、観光名 所として発達してきました。日本のアジサイは、独自の種がありまして、特に多湿の 日本列島に自生種ヤマアジサイ・ガクアジサイから数多くの品種が出現しております。 現在アジサイ祭などでは、ガクアジサイ系が多く見られます。

市販されているアジサイは西洋アジサイ種が主で、この種類はオランダ、イギリス 等からのプランツハンターによって、ヤマアジサイなどがヨーロッパに渡り改良され て、日本に里帰りしてきた種類です。漢字では紫陽花ですが、アジサイと読むのは、 アジはアツで集まること、サイのサは真、イは藍のイで青い花が集まって手鞠のよう に咲くことから名付けられたと言われています。

アジサイは咲き始めは白く、次いで碧紫色となり、すこしずつ色が変化し、最後に は紫褐色となって終わります。花言葉としては「移り気」「冷淡」といわれています。 このように花が変化するのはフラボン系の物質が変化するためです。しかし、アジサ イの花を観察しますと、たくさんの花の中に変化する花と変化しない花とがあります。 アジサイの中でもアマチャは4月8日の潅仏会(釈迦の誕生日)にお寺で用いられま した。アマチャには葉に甘みがあり成分はフイロズチンといわれています。アジサイ の花は民間薬としては、花を陰干しにして貯蔵し風邪をひいた時に煎じて飲む解熱剤 として用いられました。

アジサイの作り方は日本産の植物なので、特別な作り方はないですが、アジサイは 水を大変に好みますので水を切らさないよう注意します。アジサイは 1年枝には花芽 をつけません。それから伸びた 2年枝に花芽をつけます。花芽は 10月に分化します。 アジサイは、土の酸度が酸性に傾くと青色が、アルカリ側に傾くと赤色が強く発現し ます。赤系には石灰を、青系には過燐酸石灰を与えます。