開催概要

「江戸図屏風」の最新事情
開催期間2004年9月6日~2005年1月23日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 れきはくプロムナード
開催期間 2004年9月6日~2005年1月23日

「江戸図屏風」は、徳川三代将軍家光の事績を中心に、寛永期の江戸の繁栄とその近郊の様子とを描いた本 館所蔵の屏風です。その図柄は、教科書をはじめさまざまなところでよく用いられています。
本屏風は、平成13・14(2001・2002)年度におこなわれた本格的な修理によって、二つの意味でよみがえりました。
ひとつは、今までは隠れていた画面の隅々に至るまで最大限に表出したこと、資料内部についての正確な知見を得たことなどによって、その資料性を一段と高 めることができました。
もう一つは、今までは不確かであった制作年代について、「寛永期」であることがほぼ確定できたことです。制作年代の確定は、炭素14年代測定研究の成果 ですが、「江戸図屏風」の研究に新たな第一歩を示したことになります。
ここでは、これら江戸図屏風の最新事情を紹介したいと思います。

神田筋違橋

修理によって人が増えました

修理前

修理後