開催要項

日程 2013年11月17日(日)、20日(水)~24日(日)
場所 歴博講堂
定員 各日260名(先着順)
※事前申し込みは不要です。
※定員を超えた場合ご入場できないことがあります。予めご了承ください。
参加費 無料
主催 国立歴史民俗博物館
共催 財団法人 宮本記念財団、神奈川大学日本常民文化研究所、公益財団法人 渋沢栄一記念財団 渋沢史料館、渋沢敬三記念事業実行委員会、一般社団法人 日本映像民俗学の会
協力 歴博友の会

開催趣旨

映画を用いた民俗研究の先駆者として、渋沢敬三と宮本馨太郎に焦点をあて、民俗研究における映画制作、活用の意義について考えます。11月17日(日)の開幕講演会では、渋沢と宮本、アチックミューゼアムの映画制作の時代背景やそれぞれの関係性について深い理解が得られる4つの講演が予定されています。20日(水)から24日(日)は5つのテーマで、計22作品を専門家の解説を交えて上映するほか、関連する講演、シンポジウムなども予定されています。

プログラム(内容は変更される場合があります)

〈映像祭〉開幕講演会

11月17日(日)10:30~16:30 (開場10:00)
司会:内田順子(本館研究部)

10:30 開会にあたって
10:35 副館長挨拶 大久保純一
10:45 講演1 「渋沢敬三のアチックミューゼアムと宮本馨太郎の仕事」 宮本瑞夫(宮本記念財団)
12:00 休憩
13:00 講演2 「渋沢敬三から見る動く映像」
岡田一男(下中記念財団/東京シネマ新社)
14:00 講演3 「宮本馨太郎 昭和初期における郷土映画の構想」
北村皆雄(ヴィジュアルフォークロア)
15:00 講演4 「渋沢敬三と宮本馨太郎は、映像をどう理解し、利用しようとしたのか」
原田健一(新潟大学)
16:00 質疑

特集1:うみ・やま・かわの民俗

11月20日(水)13:00~16:30(開場12:30)
司会:青木隆浩(本館研究部)

13:00 ごあいさつ
13:05 「八丈島の記録」(宮本:10分、1931年頃)
解説:林 薫(八丈町教育委員会)
13:35 「霞ヶ浦のほとり」(宮本:3分、1931年頃か)
「霞ヶ浦にて」(宮本:10分、1935年)
解説:榎陽介(福島県立博物館)
14:05 「昔時の運輸制度 伊那街道の中馬」(渋沢:18分、1931年)
解説:櫻井弘人(飯田市美術博物館)
14:45 「谷浜桑取谷」(渋沢:19分、1935年)
解説:真野俊和(元筑波大学教授)
15:35 「片品川に沿うて」(宮本:15分、1930年)
解説:内田順子
16:05 「奥利根の流れ」(宮本:14分、1930年)
解説:内田順子

特集2:くらしと行事

11月21日(木)13:00~16:10(開場12:30)
司会:川村清志(本館研究部)

13:00 ごあいさつ
13:05 「珍しい深田の田植」(宮本:3分、1936年)
「白萩村アワラ田植」(渋沢:8分、1936年)
「あわら田の田植え」(宮本:23分、1962年)
解説:西谷大(本館研究部)
14:05 「越後竹沢村と三面風景」(宮本:12分、1935年)
「古志郡竹沢村牛角突」(渋沢:12分、1935年)
解説:山田直巳(成城大学)
15:10 「渡辺小勝氏イタヤ細工」(渋沢:10分、1934年)
解説:成田敏(元青森県立郷土館学芸員)
15:40 「うちはの出来るまで」(宮本:12分、1930年)
解説:内田順子

特集3:パイワン・オロッコ・ギリヤーク

11月22日(金)13:00~16:00(開場12:30)
司会:内田順子

13:00 ごあいさつ
13:05 「パイワン族の採訪記録」(渋沢:47分、1937年)
解説:笠原政治(横浜国立大学名誉教授)
15:00 「オロッコ・ギリヤークの生活」(宮本:18分、1938年)
解説:大塚和義(大阪学院大学)

特集4:花祭

11月23日(土)10:30~16:00(開場10:00)
司会:内田順子

10:30 趣旨説明
10:40 「花祭(綱町邸)」(渋沢:18分、1930~1937年頃)
「花祭(三河北設楽郡)」(渋沢:13分、1929~1934年頃)
「花祭をたづねて」(宮本:12分、1930年)
解説:小林光一郎(神奈川大学日本常民文化研究所)
12:00 休憩
13:00 「下粟代の花祭」(宮本:41分、1962年)
解説:宮本瑞夫
14:00 「映像から読む花祭り」(北村皆雄編集、30分)
解説:北村皆雄
15:00 講演「今、花祭の全記録に挑む―花祭の継承における映像記録の意義-」
佐々木重洋(名古屋大学)
15:50 質疑

特集5:1930年代の蔚山・多島海の民俗

11月24日(日)10:30~16:30(開場10:00)
司会:朝倉敏夫(国立民族学博物館)
総合司会:内田順子

10:30 趣旨説明
10:35 「朝鮮」(宮本:14分、1936年)
解説:李文雄(ソウル大学名誉教授)
11:10 「多島海探訪記」(渋沢:27分、1936年)
解説:崔 吉城(広島大学名誉教授・東亜大学教授)・高 光敏(島嶼文化研究院)
進行:北村皆雄
12:00 休憩
13:00 シンポジウム
13:05 講演1 「アチックミューゼアムのウルサンでの活動と現代」李文雄(ソウル大学名誉教授)
13:45 「多島海残照-1980年代-」(北村皆雄編集:15分)
解説:北村皆雄
14:05 講演2 「多島海の現代」高 光敏
15:00 講演3 「記録と記憶」崔 吉城
15:40 総合討論

お問い合わせ先

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国立歴史民俗博物館 広報サービス室 広報・普及係
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