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第76回 歴博フォーラム 「声・音・身体の文化をめぐる地域性と国際性」歴博映像フォーラム5 「平成の酒造り」第75回 「アジアの境界を越えて」第74回 「新春トラの巻」

第76回 歴博フォーラム 「声・音・身体の文化をめぐる地域性と国際性」

開催要項

日程 2010年10月30日(土)
時間 10時30分~17時00分
場所 早稲田大学小野記念講堂
(東京都新宿区西早稲田1-6-1 小野梓記念館(27号館)B2F)
定員 180名(先着順)
参加費 無料
主催 国立歴史民俗博物館
共催 早稲田大学文化推進部・日本口承文芸学会

開催趣旨

大学共同利用機関である国立歴史民俗博物館が早稲田大学と連携して、研究と、これを活かした民俗展示新構築に向けて、研究者・大学生・大学院生、及び一般向けのフォーラムを開催します。以下のテーマについての、各分野の専門の研究者の発表・報告とともに、歴博が研究映像として制作してきた祭礼・芸能等の、関連の民俗文化関係の映像の上映をあわせて行います。

プログラム(内容は変更される場合があります)

10:30~10:40 あいさつ
国立歴史民俗博物館 安田 常雄 副館長
早稲田大学 瀬戸 直彦 文化推進部長
10:40~11:55 映像上映1 「黒島民俗誌-島譜のなかの神々」
 映像解説 篠原 徹 (滋賀県立琵琶湖博物館長)
11:55~12:15 趣旨説明 松尾 恒一 (国立歴史民俗博物館 民俗研究系)
12:15~13:10 休憩
13:10~13:35 東アジア世界の中での沖縄の民俗
司会:松尾 恒一
映像上映2 「西表島 稲の祭り-豊年祭 節祭(シチ)」
映像解説 松尾 恒一
13:35~14:20 基調講演 「東アジア世界における八重山地方の民俗」
石垣 博孝 (石垣市文化財審議委員)
14:20~14:55 発表1 「石垣島の女性宗教者と地域の現在
 澤井 真代 (法政大学沖縄文化研究所研究員)
14:55~15:15 休憩
15:15~16:15 声・音・ことばを“見せる”こと―歌謡・口承文芸の保存と展示―
 司会:小池 淳一 (国立歴史民俗博物館 民俗研究系)
発表2 「口承の展示、身体の展示」
 高塚 さより (江東区深川江戸資料館)
発表3 「映像記録の可能性 - 研究・展示・交流 -」
 内田 順子 (国立歴史民俗博物館 民俗研究系)
16:20~16:50 総合討論
司会:松尾 恒一
パネラー:石垣 博孝・高塚 さより・澤井 真代・内田 順子
コメンテーター:寄川 和彦 (石垣市立八重山博物館 学芸員)
16:50~17:00 総括・閉会のあいさつ 小池 淳一

歴博映像フォーラム5 「平成の酒造り」

開催要項

日程 2010年9月4日(土)
時間 11時00分~17時30分
場所 新宿明治安田生命ホール
定員 320名(先着順)
参加費 無料
主催 国立歴史民俗博物館

開催趣旨

関東地方の清酒製造業では、酒造りの一切を従来越後杜氏や南部杜氏といった出稼ぎの蔵人集団に任せていましたが、1990年代中頃から彼らの数が急激に減ってきたため、自社で通年雇用の労働者を養成するか、あるいは経営者家族の一部が自ら酒を造るなどの対応を迫られるに至りました。そして、現在では越後杜氏が関東地方にほとんどいなくなり、南部と地元の混成か、あるいは地元の労働力だけで酒造りを行うようになっています。今回のフォーラムでは、「下野杜氏」という新たな認証制度を設け、地元労働力の育成に取り組んでいる栃木県酒造業の現在を記録した民俗研究映像「平成の酒造り」を中心として、酒造技術と労働力編成の変遷について考えます。

プログラム

11:00~11:10

開会の挨拶 館長

趣旨説明 青木隆浩(本館研究部民俗研究系)

11:10~12:40 上映1 「平成の酒造り 製造編」
12:40~13:30 休憩(昼食)
13:30~14:00 休憩
14:25~15:00

報告1 「杜氏労働の歴史的特性」

宮地英敏(九州大学附属図書館付設記録資料館・准教授)

14:00~14:30

報告2 「甲州勝沼におけるぶどう生産とワイン醸造の展開」

湯澤規子(筑波大学大学院生命環境科学研究科・助教)

14:30~15:30

講演「栃木の酒造りと次世代酒造技術者育成への取り組み」

岡本竹己(栃木県産業技術センター食品技術部・特別研究員)

15:30~15:40 休憩
15:40~17:10

上映2 「平成の酒造り 継承・革新編」

17:10~17:30 討論 司会:青木隆浩
  閉会の挨拶

第75回 「アジアの境界を越えて」

開催要項

日程 2010年7月24日(土)
時間 13時00分~17時00分
場所 新宿明治安田生命ホール
定員 320名(先着順)
参加費 無料
主催 国立歴史民俗博物館

開催趣旨

境界を越えること、それは未知の世界との出会いです。人類の歴史は、こうした境界を越える営みの積み重ねであるといえるでしょう。中国大陸を中心とした東アジアでは、歴史の流れの中にいくつもの「境界」を見出すことができます。境界とは、一様なものではなく、時代や視点・立場によって姿や形を変えます。さまざまな「境界」を眺めることは、「グローバル」な現代を理解し、その明日を考える上で有効であると思います。

 境界をどのように見出すことができるのか。

 境界を越えるとき何が生じるのか。

この二つの視点から、アジアの古代と近現代にみえる境界を眺めてみたいと思います。

また、このフォーラムでは、企画展示「アジアの境界を越えて」をご紹介するとともに、そのエッセンスをお伝えする予定です。

プログラム

13:00~13:05 開会の挨拶 平川 南(国立歴史民俗博物館長)
13:05~13:20

「アジアの境界を越えて」趣旨説明

上野 祥史(国立歴史民俗博物館考古研究系准教授)

13:20~13:50

「5世紀東アジア世界の境界―朝鮮半島の場合―」

吉井 秀夫(京都大学大学院文学研究科准教授)

13:50~14:20

「渡来の実態―境界を越えた人・もの・技術―」

高久 健二(専修大学文学部教授)

14:20~14:50

「王権の天下観―自己主張する世界―」

仁藤 敦史(国立歴史民俗博物館歴史研究系教授)

14:50~15:00 休 憩
15:00~15:30

「中国王朝と北方の民」

佐々木 史郎(国立民族学博物館民族社会研究部教授)

15:30~16:00 「南へ越境した民―国家のはざまで― 」
塚田 誠之(国立民族学博物館先端人類科学研究部教授)
16:00~16:10

休 憩

16:10~16:40

「アジアの境界―展示資料の紹介―」

上野 祥史

16:20~16:50 総合討論 
司会:小池淳一
16:40~16:50 閉会の挨拶

第74回 「新春トラの巻」

開催要項

日程 2010年1月16日(土)
時間 13時00分~17時00分
場所 ヤクルトホール
(東京都港区東新橋1-1-19)
定員 530名(先着順)
参加費 無料
主催 国立歴史民俗博物館

開催趣旨

年末年始は、十二支になじみの深い季節です。今年の干支は寅・虎・トラ。みなさんはトラに対してどんなイメージがあるでしょうか。他の十二支の動物たちと同じく、トラも歴史の流れの中で、さまざまな姿を見せてくれます。いろいろなトラをご用意して、みなさんをお待ちしております。

プログラム

13:00~13:10 開会の挨拶 平川 南(国立歴史民俗博物館長)
13:10~13:35 報告1 「人生とトラ」 山田 慎也 (民俗研究系)
13:35~14:00 報告2 「トラの昔話と芸能」 小池 淳一 (民俗研究系)
14:00~14:15 休憩
14:15~14:40 報告3 「トラを描く」 日高 薫 (情報資料研究系)
14:40~15:05 報告4 「寅年のトラ」 大久保 純一 (情報資料研究系)
15:05~15:30 報告5 「江戸のトラ」 岩淵 令治 (歴史研究系)
15:30~15:45 休憩
15:45~16:10 報告6 「“虎の威を借る”中世武士」 高橋 一樹 (歴史研究系)
16:10~16:35 報告7 「中国古代のトラ」 上野 祥史 (考古研究系)
16:35~16:55 質疑応答 該当者
16:55~17:00 閉会の挨拶