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第63回「民俗学の行方」第62回「激動の長岡京時代」第61回 総合展示リニューアル(近世)に向けて3 「ひとともののながれ・村からみえる『近代』」歴博映像フォーラム2 「AINU Past and Present -映像をめぐる虚と実-」国際博物館の日 第60回 「総合展示リニューアル(近世)に向けて2 『都市の時代』」第59回 「漆の文化と日本の歴史」歴博映像フォーラム1 「現代の葬送儀礼」第58回 「縄文時代のはじまり-愛媛県上黒岩遺跡の研究成果-」

第63回「民俗学の行方」

開催要項

日程 2007年12月1日(土)
時間 10時00分~17時00分
場所 東京大学本郷キャンパス(法文2号館1番大教室)
定員 200名(先着順)
参加費 無料
主催 国立歴史民俗博物館
後援 文化資源学会

開催趣旨

歴史研究の目的はよりよい未来の建設のためにあります。こうした思想を民俗学の創始者柳田國男は繰り返し説いています。国立歴史民俗博物館で行われた共同研究「日本における民俗研究の形成と発展に関する基礎的研究」(2004~2006年度)は民俗学の過去を問うことで改めてこの学問の未来像を考えてみようとしたものでした。今回のフォーラムでは、共同研究の成果報告の一端として、民俗学の今後について、柳田國男の軌跡を創造的に読み直すことと、民俗学の対象認識や方法をめぐる議論を検討することで、一定の見通しを得ようとするものです。

プログラム(内容は変更される場合があります)

10:00~10:20 挨拶 篠原徹(国立歴史民俗博物館)
問題提起 小池淳一(国立歴史民俗博物館)
10:25~10:55 第1部 課題としての柳田國男
報告1 姜竣(城西国際大学)
「未完の「広遠野譚」―1910年前後(明治40年頃)の柳田國男―」)
10:55~11:25 報告2 菊地暁(京都大学)
「敵の敵は味方か?-京大/史学科と柳田/民俗学-」
11:25~11:55 報告3 重信幸彦(北九州市立大学)
「郷土研究と実践のリテラシー」
13:30~14:00 第2部 <民俗>へのまなざし
報告4 川村清志(札幌大学 )
「フォークロリズム その可能性の周辺-民俗学的概念をめぐって-」
14:00~14:30 報告5 和田健(千葉大学)
「「村」のあり方が再構築された1920-30年代/農村更生協会機関誌「農村更生時報」からの考察」
14:30~15:00 報告6 鶴見太郎(早稲田大学)
「方法として見る民俗学者の人生」
15:20~15:40 コメント
佐藤健二(東京大学)
山田慎也(国立歴史民俗博物館)
15:40~17:00 討論

第62回「激動の長岡京時代」

開催要項

日程 2007年11月18日(日)
時間 10時00分~17時00分
場所 東商ホール(東京都千代田区丸の内3-2-2)
定員 580名(先着順)
参加費 無料
主催 国立歴史民俗博物館

開催趣旨

本フォーラムは、企画展示「長岡京遷都-桓武と激動の時代-」で、十分には展開できなかった論点を深化させることを目的としています。特に前半では「桓武朝を考える」と題して、古代史全体の中で桓武朝が如何なる意味を有しているかを広い視野から議論していきます。午後からは、展示場でも設置されている長岡京と平安京のCGを会場で上映し、後半期の古代都城のイメージを目で体感していただくことを試みます。後半では、各論として「転換点としての長岡京遷都」と題して文献史学や考古学などさまざまな切り口からの報告を行い、討論では「征夷」とともに長岡京研究の今日的な意味を考えてみたいと思います。

プログラム(内容は変更される場合があります)

10:00~10:05

開会の挨拶
平川南(国立歴史民俗博物館館長)

10:05~10:25 研究報告1 「長岡京研究の意義」
仁藤敦史 (本館研究部)
10:25~12:00 座談会 「長岡京から平安京へ-光仁・桓武・嵯峨朝の世相-」
永井路子(作家)
朧谷寿 (同志社女子大学)
司会: 山中章 (三重大学)
山田邦和 (同志社女子大学)
12:00~12:50 休憩
12:50~13:10

研究報告2 「バーチャル長岡京・平安京3Dマップ」
河角龍典 (立命館大学)

13:10~13:40

研究報告3 「長岡京から平安京を見る」
網伸也([財]京都市埋蔵文化財研究所)

13:40~14:10

研究報告4 「長岡京発掘最前線-ここまでわかった長岡京-」
中島信親 ([財]向日市埋蔵文化財センター)

14:10~14:40 研究報告5 「『延暦帝の時代』の列島社会-長岡京の内と外-」
三上喜孝 (山形大学)
14:40~15:10

研究報告6 「馬からみた長岡京時代」
吉川真司 (京都大学大学院)

15:10~15:40 研究報告7 「神仏習合と神仏分離」
榎村寛之 (斎宮歴史博物館)
15:45~16:55 総合討論
司会: 清水みき (花園大学)
仁藤敦史
16:55~17:00 閉会の挨拶

第61回 総合展示リニューアル(近世)に向けて3
「ひとともののながれ・村からみえる『近代』」

開催要項

日程 2007年10月20日(土)
時間 13時00分~16時30分
場所 国立歴史民俗博物館講堂
定員 260名(先着順)
参加費 無料
主催 国立歴史民俗博物館

開催趣旨

今回のフォーラムは、来年3月に第3展示室がリニューアルオープンするのを前に、あらかじめ後半の展示構成案をお知らせする場です。「ひとともののながれ」では、物の流れについて、江戸時代に大きく発達した海運を中心に展示をします。人の流れについては、町からも村からも人びとが旅に出かけるようになることをふまえて、その旅の様子を示します。「村からみえる近代」では、18世紀後半以降、各地で生糸や木綿などの商品生産が進み、村の生産や生活が大きく変化する様子を描きます。

江戸時代は、都市が大きく発達しますが、海運を中心に、都市で必要な物資を生産地から輸送するしくみが全国的に確立したことがその背景にあります。18世紀を通して、輸入に頼っていた生糸の自給が進み、各地でそれぞれの条件に合わせた商品生産が展開するにつれ、遠隔地間の商品流通も進みます。都市から村へ文化が広がるだけでなく、地域間でも商品の流れと重なるように人や文化の交流が進みます。村でも、人びとが旅に出かけたり、自ら芝居を上演して楽しむようになります。

今回のフォーラムでは、後半の二つのテーマに即しながら、映像もご覧いただきつつ、近世社会についてのイメージをより豊かなものにしていただけるように工夫しました。

プログラム(内容は変更される場合があります)

基調講演 水本邦彦(京都府立大学) 「近世社会の再発見-新しい展示構成案をめぐって-」
コメント

山本光正(当館歴史研究系) 「庶民の旅」
白井哲哉(さいたま文学館) 「村絵図からみた村の姿」
神田由築(お茶の水女子大学大学院) 「小豆島農村歌舞伎の映像を制作して」

主旨説明

久留島浩(当館歴史研究系)

司会

青山宏夫(当館歴史研究系)

歴博映像フォーラム2 「AINU Past and Present -映像をめぐる虚と実-」

開催要項

日程 2007年9月15日(土)
時間 11時00分~18時00分
場所 新宿明治安田生命ホール
定員 320名(先着順)
参加費 無料
主催 国立歴史民俗博物館

開催趣旨

1895年にリュミエール兄弟によって映画が誕生してから約2年後、日本でも映画による記録が始まります。この最初の「記録映画」の時代から、アイヌ民族はすでにキャメラを向けられる対象として選ばれていました。しかし、ドキュメンタリー映画の誕生の位置に置かれるリュミエール映画にも、「演出」が施されていたことはよく知られています。このフォーラムでは、アイヌ民族がどのように「演出」されてきたのかを考えることを通して、記録映画の背景にあるアイヌ民族への眼差しの問題点を検討します。この問題への意識によって、映画を見るひとつの視点を、別の視点へと開くことを試みます。

プログラム(内容は変更される場合があります)

11:00 ごあいさつ
11:10 特別講演 「絵画の中のアイヌの世界」
佐々木利和(国立民族学博物館)
11:50 参考上映 リュミエール映画「日本の光景」より
12:00 参考上映とコメント 萱野志朗(萱野茂・二風谷アイヌ資料館)
「トノトカムイ 酒の神様」(20分 1992年 監督・撮影:萱野志朗 編集:片山龍峯)
下中教育映像助成事業(1992年度)佳作作品
作品概要
トノト(酒、どぶろく等)は、かつてのアイヌ民族の儀式には欠かすことのできない大切なものであったが、現在では濁り酒などが簡単に購入できるため、儀式ごとにトノトを醸すことは稀である。この作品では、トノトを醸す技術を記録すると共に、チセ(家)が完成した時のチセノミ(新築祝い)の記録を通じて、酒の神様が儀式の中で果たす役割を描いている。
12:40 休憩
13:40 歴博民俗研究映像の上映とコメント 内田順子(国立歴史民俗博物館)
「AINU Past and Present―マンローのフィルムから見えてくるもの―」
(102分 2006年 監督:内田順子・鈴木由紀 制作:内田順子・岡田一男)
作品概要
歴博は、スコットランド出身の医師ニール・ゴードン・マンローが昭和5年に撮影したとされる、アイヌ民族の熊送り儀礼に関するフィルムを保管している。マンローが残した映画フィルム・写真・手紙のほか、マンローの死後、これらのフィルムに関わった人々の証言を手がかりに、このフィルムが歩んできた歴史を調べ、その成果をひとつの作品にまとめた。作者の手を離れたフィルムが、文脈に応じて様々な意味を与えられるという、映画にとって本質的な問題を扱う作品である。残された映像にどのような取り組みが必要なのか、映像を資料として保存・活用しようとする側からの、ひとつの提案としての作品でもある。
15:40 休憩
16:00 参考上映 リュミエール作品「日本の光景」より
16:30 座談会 「映像をめぐる虚と実」
今福龍太(東京外国語大学)
貝澤耕一(平取アイヌ文化保存会)
司会 内田順子

※歴博映像フォーラム2 スケジュールの一部変更について

出席予定の先生で、1名欠席が生じましたので、下記のとおり進行内容を一部変更いたしました。

リュミエール映画「日本の光景」の抜粋上映のあと、以下2作品を追加上映いたします。上映後、座談会にうつります。座談会の出演者は、上記プログラムのとおりです。
セリグ・ポリスコープ社「滅び行くアイヌ」(1912年公開)
ベンジャミン・ブロツキー「Beautiful Japan」(1918-19)より抜粋

国際博物館の日
第60回 「総合展示リニューアル(近世)に向けて2 『都市の時代』」

開催要項

日程 2007年5月19日(土)
時間 13時00分~17時00分
場所 国立歴史民俗博物館講堂
定員 260名(先着順)
参加費 無料
主催 国立歴史民俗博物館

開催趣旨

江戸時代は、近代以前の日本の中で、最も都市が発達した「都市の時代」でした。領主が政治・経済の集中をめざして計画的につくった城下町は、多くが現代日本の都市の母体となっています。

2008年3月にリニューアルオープンする歴博の総合展示第三展示室では、とくに世界でも有数の人口・規模をほこり、最大の城下町であった江戸をとりあげ、江戸時代の都市の社会と文化を展示する予定です。今回のフォーラムでは、この展示内容を紹介し、都市社会のしくみと、都市で花開いた文化をさまざまな視角から明らかにしたいと思います。

プログラム(内容は変更される場合があります)

13:00~13:05 開会のあいさつ 平川南(本館館長)
13:05~13:15 主旨説明 岩淵令治(本館歴史研究系准教授)
13:15~14:15 基調講演 「近世都市社会の構造-展示案をめぐって-」
吉田 伸之(東京大学大学院教授)
14:15~16:15 コメント1 「建築史からみた江戸」 金行信輔(広島大学助教)
コメント2 「考古学からみた江戸」 谷川章雄(早稲田大学教授)
コメント3 「商人史料からみた江戸」 西坂靖(専修大学教授)
コメント4 「服飾史からみた江戸」 澤田和人(本館情報資料研究系助教)
16:15~16:30 休憩
16:30~17:00 パネルディスカッション(司会:久留島浩
パネラー:岩淵、吉田、金行、谷川、西坂、澤田)

第59回 「漆の文化と日本の歴史」

開催要項

日程 2007年3月24日(土)
時間 10時30分~16時30分
場所

東商ホール (東京都千代田区丸の内3-2-2)
(地下鉄三田線 日比谷駅より徒歩2分(B7出口)/地下鉄千代田線 二重橋前駅より徒歩2分(B7出口)/地下鉄日比谷線 日比谷駅より徒歩3分(B7出口)/地下鉄有楽町線 有楽町駅より徒歩3分(B7出口)/地下鉄丸の内線 東京駅より徒歩10分/JR有楽町駅より徒歩5分/JR東京駅 丸の内南口より徒歩10分/JR京葉線東京駅より徒歩5分)

定員 580名(先着順)
参加費 無料
主催 国立歴史民俗博物館

開催趣旨

日本の漆文化は、9千年以上前に始まります。中国よりも2千年以上古いことになります。したがって、発生期の漆技術は中国から渡来したものと考えることはできません。漆資料の持っているさまざまな情報をうまく引き出すことができれば、それは9千年にわたる日本の歴史を語ることにつながります。本日は、それらの作業をとおしてみえてきた新たな歴史像を紹介したいと思います。

プログラム(内容は変更される場合があります)

10:30~10:40 総合司会 井原今朝男(本館研究部・研究総主幹)
開会の挨拶 平川南館長(本館館長)
10:40~11:30 報告1 永嶋正春(本館研究部)
「漆から見た縄文・弥生時代」
11:30~12:20 報告2 四柳嘉章(漆器文化財科学研究所 所長)
「古代・中世の漆と歴史」
12:20~13:20 昼食 休憩
13:20~14:10 報告3 北野信彦(くらしき作陽大学食文化学部) 「近世漆と日本の社会」
14:10~15:00 報告4 日高薫(本館研究部)
「漆から見た日本と西洋」
15:00~15:10 休憩
15:10~16:20 討論(司会:永嶋)
パネリスト 上記報告者4名および平川館長
(討論は、平川館長による漆紙文書の紹介から始めます。)
16:20~16:30 閉会の挨拶 永嶋正春・井原今朝男

歴博映像フォーラム1 「現代の葬送儀礼」

開催要項

日程 2007年2月3日(土)
時間 10時~16時30分
場所 津田ホール(東京都渋谷区千駄ヶ谷)
(JR千駄ヶ谷駅/都営大江戸線国立競技場駅A4出口)
定員 470名
参加費 無料
主催 国立歴史民俗博物館

開催趣旨

現在、地域社会や家族観の変容、消費経済の進展などにより、死を迎える環境は大きく変化している。こうした動態について、平成16年度制作の民俗研究映像「現代の葬送儀礼」として記録した。このフォーラムでは、映像を広く公開するだけでなく、そのテーマとなっている現代の葬送儀礼の様相について研究者の討論を交えて考察するものである。

プログラム(内容は変更される場合があります)

10:00~10:05 あいさつ 国立歴史民俗博物館館長 平川南
10:05~10:30 「『現代の葬送儀礼』の制作目的」
山田慎也(国立歴史民俗博物館)
10:30~11:15 「地域社会の変容と葬祭業」上映
11:15~11:45 報告1 「社会の変化と葬祭業の展開」
村上興匡(東京大学大学院)
13:00~13:45 「村落における公共施設での葬儀」上映
13:45~14:15 報告2 「ハカナイハナシ-葬送儀礼における墓の位相について」
土居浩(ものつくり大学)
14:30~15:15 「葬儀用品問屋と情報」上映
15:30~16:30 討論
司会 小池淳一(国立歴史民俗博物館)

第58回 「縄文時代のはじまり-愛媛県上黒岩遺跡の研究成果-」

開催要項

日程 2007年1月20日(土)
時間 10時~16時30分
場所 国立歴史民俗博物館講堂
定員 260名(先着順)
参加費 無料
主催 国立歴史民俗博物館

開催趣旨

平成16-18年度に行われた国立歴史民俗博物館共同研究「上黒岩岩陰遺跡の研究」に参加してきた館内外の研究者により、旧石器時代から新石器時代への移行期である、縄文草創期・早期の考古学研究の最新状況を紹介します。なお、同時期に行う「れきはくプロムナード」『縄文時代のはじまり-愛媛県上黒岩遺跡の研究成果-』も併せてご覧ください。

れきはくプロムナードの詳細はこちら

プログラム(内容は変更される場合があります)

10:00~10:05 開会の挨拶 平川南館長(国立歴史民俗博物館)
10:05~10:45 報告1
「中部ヨーロッパにおける旧石器時代から中石器時代への移行」
小野昭(首都大学東京)
10:45~11:25 報告2
「縄文時代開始期と同じ頃の西アジア-旧石器時代から新石器時代への移行-」
西秋良宏(東京大学総合研究博物館)
11:25~12:00 報告3
「上黒岩のヴィーナス」
春成秀爾(国立歴史民俗博物館)
12:00~13:00 昼食
13:00~13:30 報告4
「岩陰・洞窟遺跡調査の意義」
阿部祥人(慶應義塾大学)
13:30~13:50 報告5
「隆線文土器からみた縄文時代のはじまり」
小林謙一(国立歴史民俗博物館)
13:50~14:10 報告6
「押型文土器にみる縄文文化成立期の様相」
兵頭勲((財)愛媛県埋蔵文化財調査センター)
14:10~14:30 報告7
「有茎尖頭器にみる縄文草創期の世界」
綿貫俊一(大分県教育庁埋蔵文化財センター)
14:30~14:50 報告8
「上黒岩遺跡における生業活動」
姉崎智子(群馬県立自然史博物館)
14:50~15:00 休憩
15:00~15:30 報告9
「上黒岩遺跡の縄文早期人骨」「幼児頭蓋骨の復元」
中橋孝博(九州大学大学院比較社会文化研究院)
岡崎健治(九州大学大学院)
15:30~16:30 質疑応答
総合司会 永嶋正春(国立歴史民俗博物館)