標高474mの東山連峰の主峰。鹿ヶ谷(ししがたに)の東に位置し、手前には大文字山がある。平安時代には三井寺の別院如意寺があったとされ、本図に描かれた滝は、如意寺の西門の傍らにあったと伝えられる如意滝か。鹿ヶ谷事件で有名な、平家打倒の謀議が行われた俊寛の山荘はこの辺にあったという。